貯金ゼロから年350万円貯まった人の「赤字家計が黒字化する2ステップ」

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

「2020年こそ、お金を貯めたい!」と思いませんか?今回は、「貯金をしているつもりでも、つい崩してしまい、なかなか貯まらない」「気がついたら、赤字家計になっていた」と悩んでいる人に、とっておきのテクを紹介します!

実は、たった2つのことをやるだけで、無理なく赤字家計から脱出して、きちんと貯金ができるようになる秘密があるのです。

そこで、「貯金ゼロから年350万円貯まる」ようになった@simplehome.8さんに、貯まるようになったステップ2つ、

  • 1、「貯めたいお金」と「使えるお金」を見える化すること
  • 2、年間でかかる「特別費」を書き出すこと  

について、教えてもらいました!

●教えてくれた人は@simplehome.8さん
30代前半のフルタイムで働くワーママ。30代後半の夫、保育園に通う息子と3人家族。「出産を機に、家計管理に真剣に取り組むようになり、貯金ゼロから年350万円貯まる家計になりました」。著書に『えまの家計簿 貯めグセがつく お金レッスン』(KADOKAWA)。

貯まる家計とは「赤字を防ぐ」家計のこと

「まずは『貯めたいお金』と『使えるお金』を見える化することで、わが家の『貯まる方程式』を作りました!そのうえで、1年間でかかる出費=「#年間特別出費」を書き出して、貯めたいお金を取り崩さずにすむよう「いつ、いくら必要か」という計画を立てます。年間でかかる特別出費は、赤字の大きな原因になるので、この作業はとても大切なのです」

年100万円貯めるのも、夢の1000万円貯めるのも、すべては「年間計画」から!
2020年こそ「貯まる#年間計画」を立ててみてください。

【赤字を防ぐ家計の作り方】STEP1「使えるお金・貯めるお金」を見える化する

いちばん最初にやることは、

  • 「年収(手取り)」
  • 「目標の貯金額」
  • 「使えるお金」の3つを書き出すことです。

「年収(手取り)」-「目標の貯金額」=「使えるお金」

まずは1年間の収入(手取り)から、『貯めるお金=目標の貯金額』を引くと、一年間で『使えるお金』が見えてきます。これを12で割れば、毎月使える予算が明確に!この予算を徹底キープすることで、自然と貯まる仕組みができあがります。

1年間の収入は前年を参考に、ざっくりとした金額でもOK!夫婦共働きなら、世帯収入を書き出します。ボーナスがある場合や、お子さんがいる場合の児童手当もここに含まれます。

目標の貯蓄額は、「収入の2割」が目安!

「目標の貯金額は、『年収(額面)の2割~3割』が一般的といわれているので、目安にするのもいいかもしれません。ただ家庭ごとに事情がちがうので、正解はありません。ただ最初から背伸びをした金額だと、続けるのが苦しくなるので、無理のない金額=『少し頑張れば、達成できそうな金額』を設定するのがポイントです」。

「毎月『使えるお金』は、1カ月の生活費ということ。わが家は約30万円が予算です。そこから固定費をひき、のこった7万5000円が『やりくりするお金』。費目がたくさんあると、続けられないので、最大限シンプルに『食費・日用品費』、『その他やりくり費』としました」。

【人気記事】貯金ゼロから年100万円達成!成功者の家計簿術はこちら!

【赤字を防ぐ家計の作り方】STEP2 年間でかかる特別出費を書き出す

年間でかかる「特別出費」とは、家族イベントや旅行、税金の支払いなど、毎月ではないけど「特例としてかかるお金」のこと。「一年のうち、いつ、いくら使うか」を明確にしておくと、大きな出費で貯蓄が崩れる心配がありません。

「まずは形にこだわらず、思いつくままに書き出してみるのが◎。月ごとにわけて考えると、イベントが想定しやすくなります。さっそく、わが家で一覧化した『年間特別出費』リストを公開!被服費や美容院代は、あえて特別出費に入れて、お小遣いを最低限の金額にすることでムダ使い防止に。ぜひ参考にしてみてください」。

年間でかかる「特別出費」リスト(上半期1~6月)

【1月】
セールでは、家族3人分の服をまとめて購入。トレンドに流されない、定番のものをチョイスします。

【2月】
毎年2月にバスツアーを設定。千葉までいちご狩りに行きます。GWの飛行機代は、早割で安くお得にゲット。

【3月】―

【4月】
コンタクトは1年分をまとめて購入。

【5月】
GWのレジャー費は少し高めに設定しておくと、予算が崩れず心から楽しめます。

【6月】
高額支出の固定資産税は、特別出費最大のポイント!忘れないよう備えます。

年間でかかる「特別出費」リスト(下半期7~12月)

【7月】
自分の美容院代は、2~3カ月に1回と決めて、前髪はセルフカットに。

【8月】     セールで買い足す家族の洋服代も確保。

【9月】―  

【10月】    家族3人分のインフルエンザ予防接種代。家族が次々インフルエンザになると、家計が大きく乱れるので、予防しておきます!  

【11月】―  

【12月】    夫の誕生日代は、プレゼントと食事代こみで予算をキープ。実家の帰省手土産代も、しっかり準備しておきます。

赤字家計の最大の原因は、年間でかかる「特別出費」にあり!

じつは家計が赤字になる原因は、年に数回、大きな出費が想定されるこの「年間特別出費」にあります。

「食費や日用品費といった毎月のやりくりは、先月とも比較しやすいので大きく乱れることがなく、意外とコントロールしやすい費目。でも、年間特別出費は1回で使う金額が大きいので、想定していないと、家計が大きく狂ってしまいます」。

せっかく貯蓄しても、年間特別出費で使ってしまい、じつは貯まっていなかった!という人も多いはず。この『年間特別出費』のコントロールこそが、貯まる家計の秘密であり、家計管理の最大のポイントなのです!

「貯めるお金」が「使えるお金」を上回ってしまった人は、格安スマホや電力会社の乗り換えなど、固定費を削減するのがおすすめ。貯められる金額が大きくアップします。

赤字を防ぐ「黒字家計の作り方」まとめ

いかがでしたか?「書くだけ節約術」ともいえる、このたった2つのステップで、貯まる家計は簡単に作れます。貯金は、節約=生活を切り詰めるといった苦しそうなイメージがありますが、じつは『夢をかなえるため』にすること。

「わが家では、『年間特別出費の一覧リスト』を『夢プランシート』と呼んでいます。この夢プランを達成するために、どこを見直せばいいかを考えてやりくりをするのが、楽しく続けるコツなのです」。

「貯金ゼロから年350万円貯まる」ようになった@simplehome.8さんの貯蓄テクをもっと詳しく読みたい人は、人気のインスタ&ブログ投稿をまとめた 書籍『えまの家計簿 貯めグセがつく お金レッスン』(KADOKAWA)をチェックしてください。

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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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