キャンドルを使って炎を楽しむ「北欧の暮らし」を取り入れてみよう

  • 2023年06月27日更新

緯度が高く北極圏に近い北欧では、冬の間の日照時間がとても短く、また太陽が厚い雲に覆われていることが多いので、昼でも夜のような暗い日々が続きます。そんな陰鬱な長い冬を居心地良く過ごすため、花を飾るように、北欧では部屋にキャンドルを飾り火を灯します。

今年の冬はそんな北欧のお家のように、お部屋の片隅に灯りを楽しむコーナーを設けてみてはいかがでしょう?

癒し効果があると言われる「1/fゆらぎ」を持ち、眺めているだけで不思議にゆったりとした気分になってくる炎のゆらめきと温もり。あたたかな炎を感じながら、のんびりとくつろぐ時間は冬の夜ならではの至福のひとときです。

リラックスタイムの演出には欠かせないキャンドルの灯り

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キャンドルの使用が多い北欧の国々の中でも、一人あたりのキャンドル消費量が世界一多いキャンドル大国がフィンランド。

冬の夜はたっぷり時間をかけて、フルーツやチーズなどのおつまみと飲み物を片手に、友人や家族とのおしゃべりを楽しみます。そして、そんな楽しい時間の演出に欠かせないのがキャンドルの灯り。

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リビングのコーナーになじむよう食卓とコーディネートされたキャンドルとキャンドルホルダー。

キャンドルコーディネイトも組み込んだリビングセッティングとは、さすがキャンドル大国フィンランドならではの上級者ワザですよね。

窓から漏れる優しい灯り

キャンドル1

家の形をしたティーライトハウスの魅力は窓から漏れる優しい灯り。

このような光の透過性が高い土を使ったハウスなら、家全体がぼんやりと明るくなり、ティーライトひとつを灯しただけで、なんとも言えないほっこりとした心地よさが生まれます。

色とりどりの灯りを楽しむ

キャンドル2

炎の色はひとつと思いがちですが、このように色ガラスのキャンドルホルダー越しに眺めてみると、炎の色もさまざまであることがわかります。その日の気分によって、好きな香りのアロマキャンドルを好きな色のキャンドルホルダーにセットして火を灯す。そして揺らめく炎の灯りを楽しみながら、お気に入りの音楽に耳を傾ける……。

一日の疲れを癒す最高のリラックスタイムをキャンドルの灯りは演出してくれます。

ガラス越しの灯りを楽しむ

キャンドル3

他のガラス製品を引き立たせてくれる効果もあるガラスのキャンドルホルダー。ガラス越しやガラスに反射した炎の揺らめきは、そのまま眺めるのとはまた違った、面白い表情を見せてくれます。

周りを照らすならテーパーキャンドル

キャンドル4

また、電灯を消しての純粋なキャンドルナイトを楽しむなら、ティーキャンドルは灯りが小さいので、テーパーキャンドルの併用がおすすめ。

炎が大きくて明るいテーパーキャンドルは、周りをぼんやりとムーディーに照らしてくれるので、ロマンチックなディナータイムの演出にはピッタリです。また、停電の時などにも灯りとして充分使えますので、キャンドルホルダーと合わせて備蓄しておくと便利です。

暖もとれるエタノール暖炉

キャンドル5

人への癒し効果があるとされる 「1/fゆらぎ」を持つ炎の揺らめき。眺めているとなんだかゆったりとして、優しい気持ちになってくるから不思議です。そんな癒し効果がある炎をもっと感じたい、キャンドルの小さな炎では物足りない!という方におすすめしたいのが、近頃じわじわ人気上昇中の卓上暖炉。

エタノールなどの空気を汚さない燃料を使うので、煙や煤が出ず、煙突などの設備がなくてもストーブ感覚でお手軽に揺れる炎を楽しめます。各メーカーや代理店などでさまざまな種類を扱っており数万円台のものが主流ですが、1万円台から手に入るものもあります。

家族が寝静まった冬の夜、暖かな炎を感じながらのホットワインに読書。一日頑張った自分へのご褒美タイムです。ただし、 卓上暖炉は燃料を燃やして炎を出しますので視覚的だけでなく実際に周囲も暖かくなります。

キャンドル6

ペットがいる場合は、気持ちがよいのかワンコなどそばに寄ってきますので、いたずらされないように気を付けましょう。

雪にも映えるキャンドルの灯り

キャンドル7

北欧製のガラスキャンドルホルダーは雪とも相性バツグン。雪が積もった日は外に出て、フォトジェニックなショットを狙ってみるのはいかがでしょう?

風のない日はキャンドルの火が消えずに長持ちしますので、雪に反射するインスタ映えする炎の灯りが楽しめますよ。

キャンドル8Photo by Nina Aanensen

このように、小さなかまくらのようなものを作って、中でキャンドルを灯せばガラスの色と炎が雪の壁に反射して、幻想的な世界を作ることができます。

まとめ

太古の昔から人はたき火や囲炉裏、暖炉など、火の周りに集まって団らんの時間を過ごしてきました。癒し効果があると言われる「1/fゆらぎ」を持ち、眺めているだけで人を和やかな気持ちにさせてくれるあたたかなキャンドルの炎。

寒くて暗い日が続く冬は気分も沈みがちになりますが、そんな時こそキャンドルでお部屋を飾って火を灯し、気分を穏やかにアップさせていきましょう。

この記事を書いた人
林ぶんこ

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