【ママたちに聞いた統計結果】幼児期に通わせたい人気の習い事とは
- 2023年06月27日更新
「幼児期の習い事、何をさせればいいかわからない」ママパパ必見
「三つ子の魂百まで」との言葉通り、習い事をさせるなら小さいうちからがいいとの意見も耳にします。
そして、幼児期とはいえ、親に時間がなく、月謝が高いことも多いため無駄にならないよう「ベストな選択をしたい」ママパパもいるのではないでしょうか。
ヨムーノでは今回「現在小学生の子どもを持つ保護者」の方々を対象にアンケートを実施。「人気の習い事」や「習ってよかった」「習わなくてもよかった」習い事など伺いました。ぜひご参考に!
男女全体は「スポーツ」強し!

まずは、男女全体のグラフをご覧ください。
圧倒的に多いのは「運動系」の習い事でした。他は二分するように「芸術系」と「勉強系」にカテゴリーが分かれます。幼児期は体を作る成長期。そこから運動系が一番人気のようですね。
実は、この結果、男女別にすると随分と内容が変わってきます。
女の子は「芸術系」が多い!スポーツだって芸術的
未就学児・女の子習い事グラフ
「未就学児・女の子」のグラフです。芸術系がグッと増えて「運動系」を越えてきました。保護者の方々や女の子本人に「芸術系」の習い事が人気のようです。
特徴的なのが「運動系」の習い事でも、チアダンスやバレエなど「芸術系」カテゴリーにも入りそうなスポーツが選ばれていることです。「女の子自ら習いたいと言い出す」ことも多いそうです。
「習わせてよかった」習い事・女の子編

「美術を習わせましたが、幼児期に自己表現し認められたことが自己肯定感に繋がっている気がします」
「チアダンスは人前に出る度胸がついた」
「体操では技術だけでなく礼儀や頑張る気持ちを育んでもらった」
など、女の子の「心」を成長させたことが人気の理由として挙がっていました。しかし、一方でこんな意見が多く寄せられました。
「習字は、国語や宿題などがスムーズに進められ、字が上手になることでモチベーションも上がったように感じます」
「ピアノは小学校の音楽の授業で自信が持てました」
「公文は勉強に入りやすかったのでよかった」
「チアダンスはリズム感が身に付き、運動会のダンスなど積極的に楽しめて演じられた」
既に小学生になったお子さんをお持ちの保護者の方々は「幼児期からその後」を見て「役立ったから習わせてよかった」と感じることが多いようです。確かに、未就学の間に小学校で学ぶことを先取りできていれば、子どもも授業が分かりやすく楽しくなるかもしれませんね。
女の子は臨機応変!習い事選びの後悔なし

驚きなのが、「幼児期にこれを習う必要はなかった」という声が、女の子の親御さんから一つも挙がらなかったことです。臨機応変な対応が得意な女の子。どの習い事もそつなく楽しむことができるのでしょうか。芸術系が多いというのがポイントかもしれません。
男の子はスポーツと勉強の二刀を目指す?!
未就学児・男の子習い事グラフ
次は「未就学児・男の子」のグラフです。女の子と比較してもわかりやすいのが、半分を「運動系」に占められていること。
そして「勉強系」も女の子の倍ほどの33%にグッと増え、その分「芸術系」が女の子の半分以下という結果に。
男の子には「運動ができて、勉強ができる子に育ってほしい」という理想を持つママパパが多いのかもしれませんね。
習ってよかった習い事・男の子編

「水泳は、進級制なので頑張って乗り越えられた時に自信がついた」
「体操を習っていましたが、体を動かすことで脳の発達にも関係しているのか言葉や行動面での成長が感じられました」
など、スポーツを通して心や言葉の発達に成長を感じたという親御さんも。しかし「小学校に入ってから役立った」という意見が、女の子より男の子のほうが「切実」でした。
「水泳を習っていましたが、運動が苦手なのでもし習ってなかったら学校の水泳に完全について行けなかったと思います」
「公文で先取りして学んでいなかったら小学3年生くらいでつまずいていたと思う」
「体操を習ったが、小学校の授業の先取りができ、友達にも教えることができて自信につながっている」
「学習塾では毎日の宿題があったので、小学校に入っても抵抗がなくスムーズだった」
やはり、ひとつでもスムーズに「小学校の授業でリードできる」ものがあると競争を好む男の子は自信につながるものなのですね。他にも「水泳は体力が有り余っていたので発散できてよかった」という男の子特有の声もありました。
男の子は「向き不向き」で明暗!

女の子の親御さんからはまったく出なかった「習わせなければよかった」という意見。男の子のママパパからは数多く上がりました。
「サッカーを習わせたが、性格にあわなかったようで続けられなかった」
「本人の意志関係なく空手をやらせてしまったら本人は楽しくなさそうだった」
「一人で着替えができないうちの水泳は必要なかった。小学生からのほうが早く上達すると思う」
「プールの雰囲気に慣れずすぐにやめてしまった。その後夏休みにプールに数回行ったら泳げるようになったので、習うのは小学生になってからでもよかった」
女の子と比べて、運動系に大いに期待を抱いてしまう親御さんも多いのか、子どもの性格や成長とあわない習い事を選んでしまったという後悔の声が多くありました。女の子と比べて男の子の成長は心も体もゆっくり進むといわれています。こういった経験をされるのは仕方ないかもしれませんね。
幼児期「習わせてたかった」ランキング1位は?

あれもこれも本当は習わせたいのが親の本音。しかしやむなく習わせることができなかったけれど、本当は習わせたかった!そんな習い事を聞いてみました。
「小学生になったら算数がスムーズに勉強できたのでは」「計算が早くて役にたったはず」と、男女とも“習わせたかった”第一位は「そろばん」でした。
幼児期に習わせる発想は中々持てないものの、小学1年生になれば、計算のスピード=宿題のスピードになることも多く、その経験からそう感じるママパパが多いようです。
子どもの性格にあった習い事が後悔しない秘訣

幼児期の習い事は「小学生の準備になってよかった」という意見が多かった一方、「幼児期だからこそいっぱい遊ばせてあげたい」「未就学児に習い事は必要ないのでは」と習い事をさせなかった保護者の方もいらっしゃいました。
また、男の子は性格にあわず親子ともども大変な思いをしてやめてしまったという経験談も少なくありませんでした。
親の「こんな子どもに育ってほしい」という理想や夢もありますが、「子どもの性格にあった習い事」を意識して選択するのが、親子ともどもベストなのかもしれませんね。
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