勘違いしてない?「ユニットバス」=「バス・トイレ一緒」じゃない!

  • 2023年06月27日更新

快適な生活を送るためには、風呂やトイレにもこだわりと持つ必要があります。入浴して心身共にリラックス出来ないと疲れが溜まってしまいますし、トイレが使いにくいようでは体調を壊してしまうでしょう。部屋を借りる時には、間取りや賃貸料などだけではなく、風呂やトイレが清潔で使いやすいことも確かめる必要があります。不動産業者の賃貸物件情報には、ユニットバスと書かれた物件もありますが、その内容を正確に理解しているでしょうか。

ユニットバスとは

ユニットバスとは、風呂・トイレ・洗面所などが一体になったもの、と思っていませんか?実はそうではありません。ユニットバスとは、あらかじめ防水性の高い素材で天井・浴槽・床・壁などを作っておき、それらを現場に搬入した後に組み立てる浴室のことです。部屋の間取り図では、頭文字を取ってUBと書かれます。短期間で工事を完了させることが可能となり、コストも安く済ませることができます。防水性に優れていることから、2階建て以上の建築物に多く用いられ、一戸建て・アパート・マンションなど、さまざまな建築物にユニットバスが使われています。多様なタイプのユニットバスが販売されているので、どのような住まいにも合った生活空間を実現することが可能です。設置されたユニットバスは掃除しやすく使いやすいうえに密閉性が高いので外気が入りにくく、寒い時期でも浴室の温度が下がるのを防ぎます。また、パーツが工場で作られるので、工事する人の技術にあまり左右されず、全ての製品が一定の品質を保てることもメリットの1つと言えるでしょう。
風呂・トイレ・洗面所などが一緒になっているものがユニットバスだと勘違いしている人もいますが、ユニットバスは浴室などが一体となっているつなぎ目のないもののことを指すので注意をしましょう。風呂やトイレなどが1箇所にまとまっていても、在来工法で作られたものはユニットバスとは言いません。この点を間違っていると、お部屋探しをしている時に業者と話が噛み合わないことになってしまうので、気を付けるようにしましょう。

2点ユニットと3点ユニット

ユニットバスにも、2点ユニットと3点ユニットの2種類があることも覚えておく必要があります。
2点ユニットは浴室と洗面台が一緒になったもので、3点ユニットは浴室・洗面台・トイレが一緒なっているタイプです。トイレの無いものは2点ユニット、トイレのあるのが3点ユニットとなります。2点ユニットの場合は、浴室とは別の場所にトイレが設置されています。3点ユニットは、他の人が入浴中は洗面台やトイレが使えない状態になりますので、複数人で部屋を借りる場合は注意を要するでしょう。風呂とトイレを別々の人が同時に使わざるをえないようでは、お互い気分良く生活できません。同棲、ルームシェアの場合やトイレをゆっくりと使いたい方は、2点ユニットの賃貸物件を選ぶようにしましょう。
ユニットバスは狭いという印象を受けて敬遠する人もいるようですが、ユニットバスの物件は賃料が安くなる傾向にあります。安い物件を探している人は、あえてユニットバスの物件を選んでみてはいかがでしょう。

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