ティータイムの正しい時間はいつ?

  • 2021年03月22日更新

お仕事の息抜きに、コミュニケーションに‥‥疲れをやわらげ活力を取り戻してくれる「ティータイム」って実はとても大切なものです。紅茶文化の本場イギリスではどのようにティータイムを楽しんでいるのでしょう、そして日本では?

実はたくさんあるティータイムの種類

イギリスでは一日中といえるほど、多くの「ティータイム」が設けられます。その時間帯によりふさわしい種類の紅茶(葉の種類や淹れ方)、付け合せが用意されています。まずはアーリーモーニングティー、寝室で頂く起き抜けの一杯です。朝食前や食べながら飲むのはブレックファーストティー、ブレンド茶葉が多く用いられます。午前11時ころにはビスケットなど薄味なものと頂くモーニングティーがあります。これはティーバッグなどを用い簡単に淹れて供されます。いちばん有名なのがアフタヌーンティーの習慣で午後3~5時の「お茶会」、かつてビクトリア女王の時代、上流階級のセレブ奥様たちが楽しんでいた習慣が由来です。これに対する庶民の習慣がハイティーで、イギリス流の遅い夕食を待つ夕方5時頃の軽食タイムです。そしてアフターディナーティー、就寝前のナイトキャップティー‥‥こうしてみると本当に多いですよね。

日本でのティータイムはいつ?

さすがイギリス、スポーツの合間にティータイムを設ける(=クリケット)ような話もあり、ティータイムを心底愛する紳士・淑女のお国柄が見てとれます。さて我が日本ではそこまでの喫茶習慣はありませんが「3時のおやつ」は広く行われていますね。江戸時代に遡りますと当時は一日二食のみといった食習慣であり、やがてその中間である午後3時ころに小腹を満たすべく間食をとるようになりました。3時を指す古い時間の呼び方が「八つ時」(やつどき)、これが転じて間食イコール「おやつ」と呼ばれるようになったのです。これぞまさに日本のティータイムです。ある企業では「おやつの効能」に目をつけ、社員による食堂での喫茶利用やチョコ・ケーキ等軽食を無料化しました。これにより交流不足が減り血糖値アップで会議の活発化などの目に見える効果を得られたそうです。夕食までもうひと踏ん張りしよう!という活力を与えてくれる癒しの一時、大切にしたいですね。

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ヨムーノ 編集部

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