扇風機の電気代は1ヶ月いくら?つけっぱなしでも数百円の理由
- 2026年07月08日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
暑い季節、扇風機をつけっぱなしにしていると「電気代、けっこうかかっているんじゃない?」とふと不安になりますよね。とくに家事や育児で日中も家にいると、朝から晩まで回しっぱなしという日も珍しくありません。
でも安心してください。扇風機の電気代は1時間あたりわずか0.3〜1.5円ほど。1ヶ月つけっぱなしにしたとしても、数百円程度に収まるケースがほとんどです。
この記事では、1時間・1日・1ヶ月の電気代を早見表でパッと確認できるようにしたうえで、エアコンとの比較や今日からできる節約のコツまで、むずかしい計算が苦手な方にも分かりやすくご紹介します。
どれくらい電気代がかかっているのかを正しく知ることで、これからはムダな心配をせず、安心して涼しく快適な毎日を過ごせるようになりますよ。
扇風機の電気代は1時間・1日・1ヶ月でいくら?早見表
まずは気になる金額から確認しましょう。ご自宅の扇風機がどのタイプでも、だいたいの目安がひと目でわかるように早見表にまとめました。細かい計算は後回しでOKです。
1時間・8時間・24時間・1ヶ月の料金早見表
一般的な扇風機の消費電力(弱〜強でおよそ20〜50W)をもとに、電気料金の目安を31円/kWh(全国平均的な単価)で計算した早見表がこちらです。 省エネタイプのDCモーター扇風機なら消費電力がさらに小さく、弱運転では1時間0.3円を下回ることもあります。使い方にもよりますが、多くのご家庭では1ヶ月数百円という感覚で問題ありません。
1ヶ月つけっぱなしでも数百円で収まる理由
「1ヶ月つけっぱなし」と聞くと高額を想像しがちですが、扇風機はもともと消費電力がとても小さい家電です。エアコンや電子レンジが数百〜千W以上を使うのに対し、扇風機は数十W程度。同じ1時間動かしても、消費する電力に10倍以上の差があります。 たとえば35Wの扇風機を24時間まわし続けても、1日あたり約26円。これを30日続けても約780円です。冷蔵庫のように24時間稼働させる家電と比べても、扇風機の負担はごくわずか。だからこそ「つけっぱなしにしても、思ったより安い」のです。
扇風機の電気代の計算方法(自分の扇風機で計算できる)
早見表はあくまで目安です。ご自宅の扇風機で正確に知りたいときは、シンプルな式にあてはめるだけで計算できます。数字が苦手でも、電卓ひとつで大丈夫です。
消費電力(W)÷1000×時間×料金の計算式
電気代の基本の計算式は次のとおりです。 消費電力(W) ÷ 1000 × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh) = 電気代(円) 「÷1000」はワット(W)をキロワット(kWh)に直すための計算です。電気料金の単価は、契約プランによって違いますが、わからなければ全国平均的な31円/kWhを使えば大きくは外れません。まずはこの式を1回なぞってみると、仕組みがすっと理解できます。
ワット数の調べ方と計算の具体例
消費電力(W)は、扇風機の背面や台座に貼られた仕様シール、または取扱説明書に書かれています。「消費電力 40W」のように記載されているのが目印です。風量によって数値が変わる機種は、強運転時の数字を見ておくと安心です。 では、消費電力40Wの扇風機を1日8時間、30日間使った場合を計算してみましょう。 40 ÷ 1000 = 0.04(kW) 0.04 × 8時間 × 30日 = 9.6(kWh) 9.6 × 31円 = 約298円 1ヶ月使ってもおよそ300円。面倒に感じるかもしれませんが、実際にやってみると1分ほどで終わります。自分の扇風機の数字で計算すると、ぼんやりした不安がはっきりした金額に変わって、ぐっと安心できます。
扇風機とエアコンの電気代を比較|どちらが安い?
「暑いならエアコンをつければいい」と思いつつ、電気代が気になって扇風機で我慢している方も多いはず。実際のところ、両者の電気代にはどれくらい差があるのでしょうか。
扇風機とエアコンの1ヶ月電気代の差
エアコン(冷房)の消費電力は機種や設定温度によりますが、おおよそ400〜600W程度が目安です。仮に500Wのエアコンを1日8時間・30日使うと、電気代は約3,700円になります。一方、35Wの扇風機を同じ条件で使えば約260円。その差は10倍以上です。 もちろん扇風機は空気を冷やすわけではないので、真夏の猛暑日にエアコンの代わりになるわけではありません。ただ、少し涼しい日や朝晩、換気をしたいときなどは扇風機だけで十分過ごせる場面も多く、上手に使い分ければ電気代をしっかり抑えられます。
エアコンと併用すると冷房代も下げられる
実は、扇風機はエアコンと組み合わせて使うのがいちばん賢い方法です。エアコンの冷たい空気は下にたまりやすいため、扇風機で部屋の空気をかき混ぜると、冷気が部屋全体に行き渡ります。 その結果、エアコンの設定温度を1〜2度高めにしても同じくらい涼しく感じられ、冷房の電気代を節約できます。扇風機を1ヶ月動かす数百円のコストで、それを上回るエアコン代の節約につながることも珍しくありません。「電気代がかさむから」と片方だけで我慢するより、併用のほうがトータルでお得になりやすいのです。
DCモーターとACモーターの電気代の違い
扇風機を選ぶときによく目にする「DCモーター」「ACモーター」という言葉。この違いは、電気代にもはっきり表れます。買い替えを検討している方はここをチェックしておきましょう。
消費電力と1ヶ月電気代の比較
ACモーターは昔からある一般的なタイプで、消費電力は30〜50W前後。一方DCモーターは省エネ設計で、弱運転なら5W程度、強運転でも20W前後と、消費電力を大きく抑えられます。 同じ使い方でも、DCモーターならACモーターの半分以下の電気代になることもあります。加えて、DCモーターは風量の調整が細かくでき、静音性が高いので寝室や子ども部屋にも向いています。
古い扇風機は買い替えで元が取れる?
DCモーター機は本体価格がやや高め(1万円前後〜)ですが、電気代の差は1シーズンで数百〜千円ほど。すぐに元が取れるわけではありませんが、長く使えば少しずつ差が縮まります。 買い替えを迷ったら、電気代よりも「静かさ」「風のやわらかさ」「タイマーやリモコンの使いやすさ」で選ぶのがおすすめです。とくに就寝時に使うなら、DCモーターの静かさは価格差以上の快適さをもたらしてくれます。10年以上使っている扇風機は、安全面からも一度点検・買い替えを検討するとよいでしょう。
サーキュレーター・冷風機・ダイソンとの電気代比較
扇風機に似た家電はいくつかあり、それぞれ電気代も用途も少しずつ違います。「どれを買えばいい?」と迷ったときの参考にしてください。
扇風機とサーキュレーターの電気代・用途の違い
サーキュレーターは消費電力20〜40W程度で、電気代は扇風機とほぼ同じ水準です。ただし目的が異なります。扇風機は「人に風を当てて涼む」ための家電、サーキュレーターは「部屋の空気を循環させる」ための家電です。 直線的で強い風を送るサーキュレーターは、エアコンとの併用や部屋干しの乾燥に向いています。一方、やさしい風を広く送る扇風機は涼をとるのにぴったり。どちらか迷ったら、涼しさ重視なら扇風機、空気の循環や洗濯物の乾燥も兼ねたいならサーキュレーターを選ぶと失敗しません。
羽根なし扇風機・冷風機の電気代の目安
ダイソンなどの羽根なし扇風機は、消費電力がおおむね20〜40W程度で、電気代は一般的な扇風機と大きくは変わりません。羽根がないぶんお手入れが簡単で、小さな子どもがいる家庭でも安心して使えるのが魅力です。 一方、水や保冷剤で空気を冷やす「冷風機(冷風扇)」は、送風に加えて水を循環させるため消費電力がやや高く、機種によっては50〜200W程度になることもあります。涼しさは扇風機より上ですが、電気代とのバランスを見て選びましょう。
扇風機の電気代を安く抑える4つの節約術
もともと安い扇風機の電気代ですが、ちょっとした工夫でさらに抑えられます。どれも今日からすぐ試せる簡単なものばかりです。
風量を弱めにしてタイマー・首振りを活用
いちばん手軽なのは、風量を「強」から「中」や「弱」に落とすこと。消費電力が下がるぶん、電気代も直接安くなります。就寝時はタイマーを使えば、寝ている間の無駄な運転をカットできます。首振り機能を使えば、弱い風でも部屋全体に風が行き渡り、快適さを保ちながら節電できます。
エアコンと併用して冷気を循環させる
前述のとおり、扇風機をエアコンと併用して冷気を循環させると、エアコンの設定温度を上げても涼しく過ごせます。扇風機のわずかな電気代で、より大きなエアコン代を節約できる、いちばん効果の高い方法です。
省エネなDCモーター機を選ぶ
これから買い替えるなら、消費電力の少ないDCモーター機がおすすめです。長時間つけっぱなしにすることが多い家庭ほど、省エネ効果を実感しやすくなります。あわせて、契約している電気料金プランを見直すと、家全体の電気代の節約にもつながります。
つけっぱなしは大丈夫?電気代以外に知っておきたい注意点
電気代の心配が減っても、長時間の使用には別の注意点があります。安全に、そして体調を崩さずに使うためのポイントを押さえておきましょう。
就寝時・子ども部屋での安全な使い方
就寝中に扇風機の風を直接、長時間浴び続けると、体が冷えすぎて体調を崩すことがあります。とくに小さな子どもや高齢の方は注意が必要です。首振り機能を使って風を分散させる、タイマーをセットする、直接体に当てず壁に向けて空気を循環させる、といった使い方が安心です。 子ども部屋では、羽根に指を入れないよう目の細かいカバー付きの機種や、羽根なしタイプを選ぶとより安全です。
火災・故障を防ぐお手入れのポイント
長年使った扇風機は、内部にホコリがたまるとモーターが過熱し、まれに発火の原因になることがあります。とくに製造から10年以上経った古い扇風機は注意が必要です。異音や異臭、回転の不調を感じたら使用を控えましょう。 シーズン前後には、羽根やカバーのホコリを拭き取り、風通しのよい場所で保管するのがおすすめです。日ごろのお手入れが、安全で長持ちする使い方につながります。
よくある質問
この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。
扇風機を1ヶ月つけっぱなしにすると電気代はいくらですか?
消費電力35W程度の扇風機を24時間・30日つけっぱなしにした場合、電気代の目安は約780円です。弱運転や省エネなDCモーター機なら、さらに安く数百円程度に収まります。
扇風機とエアコンはどちらが電気代が安いですか?
扇風機のほうが圧倒的に安く、1ヶ月の電気代でエアコンの10分の1程度が目安です。ただし部屋を冷やす力はエアコンが上なので、猛暑日はエアコン、涼しい日は扇風機と使い分けると経済的です。
DCモーターとACモーターではどれくらい電気代が違いますか?
同じ使い方の場合、DCモーターの電気代はACモーターの半分以下になることもあります。たとえば1ヶ月の電気代で、ACモーターが約300円のところ、DCモーターは約110円程度が目安です。
扇風機の電気代の計算方法を教えてください。
「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。消費電力は本体の仕様シールや取扱説明書で確認でき、単価がわからなければ31円/kWhで計算すれば目安がつかめます。
扇風機をつけっぱなしにしても大丈夫ですか?
電気代の面では数百円程度なので大きな問題はありません。ただし、風を長時間直接浴びると体が冷えすぎることや、古い機種はホコリによる過熱に注意が必要です。タイマーや首振り、定期的なお手入れで安全に使いましょう。
まとめ:扇風機の電気代を知って涼しく節約
扇風機の電気代は1時間わずか0.3〜1.5円ほど、1ヶ月つけっぱなしでも数百円程度と、実はとても経済的な家電です。金額を知ってしまえば、暑い日に電気代を気にして我慢する必要はありません。 1ヶ月つけっぱなしでも数百円〜1,000円ほどで、負担はごくわずか 電気代は「消費電力(W)÷1000×時間×単価」で自分でも計算できる エアコンとの併用で、冷房代までまとめて節約できる 買い替えるなら省エネで静かなDCモーター機がおすすめ 就寝時や古い機種の使用は、体の冷えと安全面に注意する まずはお手持ちの扇風機のワット数を確認して、1ヶ月の電気代を計算してみてください。金額がはっきりわかれば、この夏は電気代を気にせず、涼しく快適に過ごせるはずです。