「50人分ドタキャンw」同級生が嫌がらせ→「そんな予約入ってないけど…?」まさかの自爆で地獄の請求!

  • 2025年12月20日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

今回は、「理不尽な言いがかりトラブル」に関するエピソードを、2本まとめてご紹介します。

「50人分ドタキャンw」同級生が嫌がらせ→「そんな予約入ってないけど…?」まさかの自爆で地獄の請求!

「今日の予約、50人分キャンセルで」

そんな一方的な電話が、ある日突然かかってきました。 驚いて予約帳を確認しましたが、どこにもそんな予約は入っていません。

「……そんな予約、うちには入っていませんけど?」

焦りながらそう返した僕に、思いがけない展開が待っていました。

予約をドタキャン?いや、そもそも入ってないけど…

僕は地元で居酒屋を経営しています。繁華街から少し離れた場所で、地元のお客さんに愛されながらこぢんまり営業中。

ある日、夕方の仕込み中に、突然電話が鳴りました。

「今日の夜の50人の予約、キャンセルにして。悪いな!」

名乗りもせず一方的な内容に戸惑いながら、驚いて予約帳を確認しました。けれど、そんな予約はどこにも見当たりません。そもそも、うちの店は最大30席。50人なんて物理的に入りきらないし、そんな予約を受けるはずもありません。

「うちにそんな予約は入ってないけど?」

そう伝えると、電話の相手は一瞬黙り込み、「マジかよ……」とだけ言って電話を切りました。

その直後、気になってSNSをチェックしてみると、ある投稿が目に飛び込んできました。

「居酒屋ぶっ潰し成功w」「ドタキャン50人で焦ってる姿、見たかったわー」

見覚えのある名前とアイコン。そこには、高校時代に同じクラスだった“あいつ”の姿が。

……まさか、さっきの電話の声は――。

だが、その“予約”は、実は――

翌日、再び電話がかかってきました。今度は明らかに声が弱々しく、すがるような様子でした。

「なあ、ちょっと相談があるんだけど……どうしよう……予約入れてたの、別の店だったみたいで……」

間違いない、やっぱり昨日の電話は、あの同級生だった。

聞けば、うちと似た名前の駅の反対側にある高級割烹に、本当に50人分の予約をしていたとのこと。そこは完全予約制で、料理は1人1万円超のコース。しかも、無断キャンセルには非常に厳しく、事前に説明されたキャンセル規定に基づき、実費分のキャンセル料を請求されたそうです。

「あのあと、軽くキャンセルの電話を入れたんだけど……今朝、店から『キャンセル料は50万円です』って電話がきて……払わなきゃ訴えるって……」

そして信じられないことに、こう続けてきました。

「なんとかならないか?お前の店と間違えたって、あの店に説明してくれよ……店主が本気で怖くてさ……」

でも僕は冷静に、こう返しました。 「うちに嫌がらせの電話して、SNSで笑いものにしてたよな?……それで今さら助けてくれって、都合よすぎじゃないか?」

自分でしたことは、自分に返ってくる

数日後、共通の知人から聞いた話では、あの同級生は結局、泣く泣くキャンセル料を支払ったそうです。 軽い気持ちのイタズラが、想像以上の代償となって返ってきたわけです。

その後、SNSのアカウントは削除され、姿を見かけることもなくなりました。 一時の悪ふざけが、結局、自分の首を絞めることになったんでしょう。

飲食店の予約には、仕入れや仕込み、席の準備にスタッフの段取り…… お客様に気持ちよく過ごしていただくための、たくさんの見えない努力が詰まっています。

だからこそ、軽い気持ちのキャンセルや悪意ある行為は、本当にやめてほしい。

これからも僕は、来てくれるお客様のために、誠実に、美味しい料理を届け続けていきたいと思います。

A5肉を「腐ってるから半額にしろw」取引先から無茶なクレーム!脅されて…(泣)→取引停止でまさかの顛末!

僕の勤める会社は、品質にこだわった食肉をレストランに卸す食品卸会社。
その中に、20年以上の長い付き合いがある老舗レストランがありました。

都内の一等地に構える有名店ですが、僕たち社員にとっては「大切なお得意様」というよりも、「厄介な取引先」と言ったほうが正確でした……。

苦しい取引関係とエスカレートする要求

数年前、その店の担当者が新しく変わったことがきっかけでした。
彼女は常に高圧的で、納品のたびに理不尽な言いがかりをつけてきたのです。

「スジが多いってお客さんが言ってるんだけど?」
「おたくの肉、腐ってるわよw」

僕たちはA5ランクの肉を厳選して納めており、品質には絶対の自信がありました。クレームのほとんどは言いがかりに近いものでしたが、彼女は「誠意を見せろ」と強引に値引きや追加納品を迫ってきました。

しかもその言い方がまた人を小馬鹿にしたようで、電話を取った社員が受話器を置く頃には、肩を落としてぐったりしてしまうほど。

それでも「先代からの恩義がある」と歯を食いしばり、僕たちは採算度外視の取引を続けざるを得なかったのです。

「半額にしろ」最後の一線を越えた日

そしてある日、いつものように電話が鳴りました。
受話器を取った瞬間、胸の奥に嫌な予感が走りました。

この日、彼女は苛立ちを隠そうともせず、乱暴な口調でこう言ったのです。
「最近、お客さんの評判悪いのよ!大事な会合も別の店に取られたの!全部あんたの肉のせいよ!」

そして畳みかけるように、信じられない要求を突きつけてきました。
「こんな肉しか出せないなら、今後の納品分はぜんぶ半額!できないなら契約終了ねw」

耳を疑いました。半額にしたら完全な赤字。そんなもの、もはや取引ではなく「搾取」です。
長年の付き合いを言い訳に、ここまで強引になれるものなのか――。

僕の中で、ついに何かがプツリと切れました。
「ご要求には応じられません。ですので――本日をもって契約は終了とさせていただきます」

「は?ちょっと待ちなさいよ!」
慌てる声を振り切り、僕は静かに告げました。
「長らくのご愛顧、ありがとうございました」

契約終了!社内に響いたのは歓声

大口の取引先を、僕の一存で切ってしまった。会社に大きな損害を与えたのではないか。冷静になるほど、冷や汗が背中を伝います。
重たい気持ちのまま社内に戻り、みんなに報告しました。
「みんな……例のレストランとの契約、今日で終わりだ」

一瞬の静寂。誰もが僕を責めるだろうと覚悟した、その時でした。

「え、本当ですか!?」
「やったー!これで解放される!」

一人の声が上がると、堰を切ったように拍手と歓声がオフィスに響き渡ったのです。
社員たちは満面の笑みでハイタッチを交わし、「部長、ナイス判断です!」「これで本当に良いお肉をお届けすることに集中できますね!」と、口々に僕を称えてくれました。

僕はあの歓声を聞いて、はっきりと悟りました。守っているつもりの古い付き合いが、社員たちの誇りと笑顔を奪う”鎖”でしかなかったのだと。

契約終了後、会社の利益率は改善し、社員たちの表情は目に見えて明るくなりました。一方、あのレストランは業者いじめが常態化していたらしく、他の取引先からも見放され、経営が傾いていると風の噂で聞きました。

良い仕事をするためには、取引先の言いなりになるのではなく、お互いを尊重できる対等な関係こそが不可欠なのだと、改めて教えてくれた一件でした。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

この記事を書いた人
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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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