「コップを置いただけなのに…」いきなり壁ドン！→隣人との騒音トラブルが弁護士沙汰に！

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

希望に満ちた新婚生活のはずが、まさかの騒音トラブルに巻き込まれた実体験ストーリーをお届けします。

普通に生活しているだけなのに、隣人から理不尽なクレームが……。でも、きちんと証拠を揃えて対応したら、想像以上の展開が待っていました。

新婚生活スタート！でも隣人が…

結婚して、ようやく見つけたお気に入りの部屋。日当たりも良くて、駅からも近くて、私たち夫婦にとって理想の物件でした。

ところが、入居して1週間ほど経ったある夜のこと。夕食後に、ダイニングの椅子を引いただけで、隣の部屋から「ドンッ！」と壁を蹴る音が。

「え、今の音って……？」

最初は偶然かと思ったのですが、その後もシンクにコップを置いただけ、リビングで少し笑っただけで、すぐに「ドンッ！ドンッ！」と激しい壁蹴りが返ってきます。

どうもこちらが音をたてると隣の人が壁を蹴っているのでは……という結論に至りました。

その音のほうがよっぽどうるさいのに、こちらが普通に生活しているだけなのに、なぜこんな目に遭わなければならないのかーー夫と二人で「これはちょっとおかしいよね」と話し合いました。

壁ドンが続いて数日後、管理会社から電話がかかってきました。
「隣の方から騒音のクレームが入っておりまして…」

内容を聞くと、「深夜まで大声で騒いでいる」「ドタドタと走り回っている」など、まったく身に覚えのないことばかり。私たちは共働きで、帰宅は夜7〜8時ごろ。それから静かに夕食を取って、10時過ぎには就寝しています。走り回るなんてありえません。

管理会社の担当者も困った様子でしたが、「隣の方がかなりお怒りなので、とにかく気をつけてください」とのこと。納得がいきませんでした。

専門業者に依頼して測定してもらった

「このままじゃ、こっちがおかしいみたいじゃないか」
夫の提案で、騒音測定の専門業者に依頼することにしました。

測定当日、業者の方に実際の生活音を測ってもらいました。椅子を引く音、食器を置く音、普通に会話する声、テレビの音量など、日常生活で発生する音を一つ一つ測定。

「これは完全に一般的な生活音の範囲内ですね。むしろ静かなほうです」

測定結果の数値を見せてもらうと、どれも基準値を大きく下回っていました。業者の方からは、「これでクレームが来るのは相手側の問題だと思います」とはっきり言われました。

弁護士から内容証明を送ったら態度が激変

実は夫の親友が弁護士をしており、測定結果を手に相談してみました。

「これは明らかに理不尽なクレームだね。きちんと対応したほうがいい」
友人は、これまでの経緯と測定結果をまとめた書面を作成し、管理会社宛てに内容証明郵便で送ってくれました。

内容は、専門業者による測定の結果、生活音は基準値内であること、隣人からの壁蹴りのほうが騒音であること、今後、根拠のないクレームが続く場合は法的措置を検討することなど。

送付から3日後、管理会社から電話がありました。 「隣の方にお話ししたところ、大変申し訳なかったとおっしゃっています……」

それから数日後、管理会社経由で隣人から丁寧な謝罪文が届きました。

「この度は大変失礼な態度を取ってしまい、申し訳ございませんでした。〇〇様ご夫妻は素晴らしい方々で、私の方こそ気をつけなければと反省しております」

持ち上げるような内容に、正直、戸惑いました。さらに、廊下で会うたびに「この前はすみませんでした……」と小さくなって頭を下げてくるように。

最初は“やっと分かってくれたんだ”と安堵しましたが、あまりにも卑屈な態度に変わったので、今度は私のほうがどう接していいかわからなくなってしまいました。

でも、あの理不尽な壁ドンがぴたりと止まったおかげで、ようやく夫婦二人でゆっくり食事をしたり、笑い合ったりできるようになりました。新婚生活を気兼ねなく楽しめるようになって、本当によかったです。

ただ、実は自分たちが気づかないうちに大きな音を立てていたとしたら、それはそれで改善する必要があったはずです。今回、きちんと測定したからこそ、客観的に自分たちの生活音を判断することができて、それも良かったと思っています。騒音トラブルは、感情的になりがちですが、客観的な証拠を揃えることが大切だと実感しました。

もし同じような理不尽なクレームに悩んでいる方がいたら、泣き寝入りせずに、きちんと対応することをおすすめします。

※AI生成画像を使用しています。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。