【鶏もも買っても、焼かないでーー!】生のままドボン!?「あ〜こうすれば良かったのね」「びっくりするほど奥が深い」最高の食べ方

  • 2025年11月08日公開

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こんにちは。寒くなるとついつい鍋ばかり作ってしまう、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

野菜もお肉も一度に食べられて、何もしたくない日でもサッと用意できるからありがたいですよね。

ただ、いつも市販のスープやポン酢に頼りがちで、正直ちょっとマンネリ化。今回は少ない材料で手軽に作れる鍋料理にチャレンジしてみました。

出汁なし!具材3つだけの絶品鍋

日本テレビ『ヒルナンデス!』で和食料理人・野﨑洋光さんが紹介していた「水から煮るあっさり鍋」を作ります。

野﨑さんは東京・南麻布にある日本料理店「分とく山」の総料理長。

和食の伝統に現代のエッセンスをプラスしたレシピが人気で、テレビや雑誌、講演、料理教室などで大活躍されています。

今回作る鍋は具材が3種類、味付けも醤油とお酒だけというシンプルさ。調味料や食材をあれこれ買わなくていいのが嬉しいですよね。

野﨑洋光さん「水から煮るあっさり鍋」のレシピ

材料(3~4人分/8号鍋)

  • 鶏肉(もも)…300g
  • 長ねぎ…1本
  • 春菊…適量
  • 水…600ml
  • 酒…50ml
  • 醤油…大さじ2

【シメ】

  • 豆腐…1丁
  • 卵…2個

※写真は約半量です。

シメの作り方は、鍋を食べ終わった後に紹介しますね。

作り方①具材を切る

鶏肉はひと口大に、長ねぎと春菊は食べやすい大きさにカットします。

長ねぎは斜め切りにすると、鍋に入れたときの見た目がきれいになりますよ。春菊は5cmくらいの長さに切りました。

作り方②鍋に調味料を入れる

鍋に水と酒、醤油を入れて軽く混ぜます。

味付けはたったこれだけ。いつもは昆布やカツオ出汁を入れているので、物足りなくないかちょっと心配です。

作り方③具材を入れて煮る

鶏肉と長ねぎ、春菊を加えて火にかけ、ゆっくりと加熱しましょう。

野﨑さん流のポイントは具材を水から煮ること。野菜や鶏肉に含まれるうま味成分は40〜60℃で増えるので、水から煮ると食材本来のおいしさを引き出せます。

80℃くらいになったらその温度を保ちながら15分間ほど煮て、具材に火を通したらできあがりです。

鍋の底に小さな泡ができるのが80℃の目安。泡の大きさをチェックしていれば温度計なしでも大丈夫ですよ。

ちなみに私は、葉物野菜はちょっと歯ごたえが残っている方が好きなので、春菊だけは食べる直前に加えました。このあたりはお好みで調整してくださいね!

グツグツと煮ないで具材に火が通ったらすぐに食べましょう。

じんわり染みる、止まらないうまさ

鍋って具材が多ければ多いほど良いと思っていたのですが、完全に思い込みでした。

鶏肉と春菊、長ねぎの3つだけだから、それぞれの味がすごくよくわかります。具材モリモリの楽しい鍋も、シンプルな鍋もどっちもアリ。新しい発見です。

そして、つゆは具材の味が溶け出していて、びっくりするほど奥が深い!塩気はかなり控えめですが、十分満足できます。

ゆっくり火を入れてうま味を引き出すというワザは、ほかの鍋料理でも使えそうです。

豆腐と卵で優しいシメ

具材を思う存分堪能したら、お待ちかねのシメに移りましょう。今回のレシピはうどんでも雑炊でもなく、豆腐と卵。おなかいっぱいでもペロッと食べられます。

つゆを煮立たせたら、豆腐を手で適当な大きさに崩して加えます。包丁やまな板を使わないので、洗い物が増えないのはありがたいですよね。

卵を溶いて回し入れ、半熟状になったらできあがり!味見してみると豆腐の水分でちょっと薄くなってしまったので、塩をひとつまみ足しました。

ひと口食べるとつゆのうま味と豆腐と卵の優しい味が広がります。身体に染みる、ホッとする美味しさでした。

我が家の定番鍋になりました

いつもなら柚子胡椒や七味で味変したくなるところですが、この優しい味を壊したくなくてそのまま完食。

我が家の鍋料理のレパートリーに確実に加わりました!

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

管理栄養士

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