【お願い!炊飯後の「その行為」菌がモリモリ増えるからやめてーー!】"管理栄養士"が警告した理由に→『ずっとやってた...』

  • 2025年09月07日公開

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こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

好きな具材と調味料を入れてスイッチを押すだけで手軽に作れる炊き込みご飯。

工程自体は簡単でも、ご飯がかたかったり、反対にベチャッとしたり、おいしく作るのが意外と難しいですよね。

実は、作り方や保存法を間違えると味が台無しになるだけでなく、食中毒の原因になってしまうことも……!

今回は、炊き込みご飯を作るときに避けたいNG行動を5つご紹介します。

NG①「浸水なし」は失敗のもと!?

時間がないからといって、お米を研いでからすぐに炊飯器のスイッチを押していませんか?

それでうまく炊けているのであればOKですが、もし炊き上がりがイマイチな場合は調味料を入れる前にしっかり浸水させるのがおすすめ。

「お米を研いだ後、水に浸すとふっくらおいしくなる」というのはよく聞く話ですよね。

ところが、この水にしょうゆやお酒、塩などが入っているとお米の吸水が邪魔されて、芯のあるかたいご飯が出来上がってしまうんです。

一般的な炊飯器の「炊き込みご飯モード」は、調味料を入れてもおいしく炊けるように時間をかけて加熱してくれます。

ただ、お米の鮮度や炊飯器の性能によってはかたく炊き上がってしまうことも……。

よりおいしく作りたいなら、お米を研いでから30分以上(冬は1〜2時間)水に浸けると良いですよ。

浸水後はザルにあげて水をよく切り、炊く直前に調味料と具材を加えましょう。

NG②先に混ぜちゃダメ!具材は「のせるだけ」が正解

お米の上に具材をのせたらそのまま炊くのが鉄則!

というのも、お米と水がグツグツと動くことで全体に熱が伝わり、ふっくらおいしいご飯が炊き上がるんです。

先に混ぜてしまうと具材がこの動きを邪魔して、炊きムラの原因に。

のせた後は、表面を平らにならすだけにしておきましょう。

NG③「予約炊飯」で菌がモリモリ増殖

夜にセットして朝炊き上がるように予約するのはとっても危険!

炊き込みご飯はお肉や野菜など、傷みやすい具材を使うことが多いので、数時間常温に置くと菌が増えやすいんです。

「菌が増えたとしても火を通したら死ぬんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、100℃で加熱しても生き残るしぶといヤツもいます。

食中毒を防ぐためにも、予約機能はお米専用と考えておきましょう。

出典:大阪府「食中毒菌は熱に強い?」

NG④「朝まで保温」で危険度アップ!

夜に作った炊き込みご飯を保温して「明日の朝に食べようかな〜」なんてことも絶対NG!

一般的な炊飯器の保温は、菌が繁殖しにくい約60〜75℃に設定されています。でもこれは、あくまで「繁殖しにくい」だけ。

100%安全なわけではないので、長い時間炊飯器に入れっぱなしにすると食中毒を引き起こす原因にも……。

また、調味料の塩分で炊飯器の金属やパッキンが劣化することもあるため、食べない分はすぐに取り出しましょう。

余ったものは1膳ずつラップや保存容器に小分けして、粗熱を取ってから冷凍保存してくださいね。

出典:タイガー魔法瓶株式会社「炊飯器の保温機能の温度は?」

出典:タイガー魔法瓶株式会社「ごはんの保温期間は?」

NG⑤「お弁当の中」は菌の好物3点セット!

せっかく作ったからとお弁当にも入れたくなりますが、これもNG行動のひとつ。炊き込みご飯は具材の水分と栄養があるので、白ご飯より傷みやすいんです。

気温が高い時季のお弁当箱は「栄養+水分+温かさ」という、菌の大好物が勢ぞろい!あっという間に増えてしまいます。

味付きのご飯がいいなら、ふりかけや海苔、梅干しなど水分の少ないものを使いましょう。

もう失敗しない!炊き込みご飯の新ルール

炊き込みご飯は簡単そうに見えて、実は落とし穴がいっぱい。ちょっと間違えると芯が残ったり、食中毒のリスクが高まったりしてしまいます。

NG行動が当てはまっていた人は、次回から意識してみてくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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