【お願い!「そのお湯」でそうめんを茹でないで!】"管理栄養士"が警告した理由に→「ヤバイ」ずっとやってた!?

  • 2025年05月28日公開

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こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

暑い日にぴったりの「そうめん」。ツルッと食べられて、手軽に作れるのが魅力ですよね。

実は、茹で方を間違えるとベタついたりコシがなくなったり、せっかくのおいしさが台無しになることも。

今回は「やってはいけない茹で方」と、意外と知らない「正しい保存法」をご紹介します。

やってはいけない茹で方①「少ないお湯で茹でる」

やってはいけない茹で方のひとつ目は、少ないお湯で茹でること。

パッケージ裏にも「たっぷりのお湯を用意してください」と書かれていることが多いです。

理由は、少ないお湯にそうめんを入れると、お湯の温度が急激に下がるから。そこから再沸騰するまでに時間がかかりますよね。

低い温度で茹でるとコシがなくなり、ふにゃふにゃの食感に。また、麺と麺がくっつく原因にもなります。

そうめん1束に対して水1Ⅼを目安に用意しましょう。

やってはいけない茹で方②「差し水をする」

そうめんを茹でるとき、「差し水をするといいよ」と聞いたことがあるかもしれません。

これは、茹でている途中で少し水を足して、吹きこぼれを防ぐ裏ワザです。

実はこの方法、火力が調整できない薪を使って調理していた時代によく使われていました。今はガスコンロやIHで火加減を調整できるので、差し水をしなくても大丈夫。

むしろ、差し水をするとお湯の温度が下がり、コシがなくなってしまいます。

やってはいけない茹で方③「箸で混ぜすぎる」

そうめんを茹でている途中に、箸で何度もかき混ぜるのはダメ!

混ぜないとくっつきそう……と思うかもしれませんが、実はその逆なんです。

混ぜすぎると表面が傷つき、そこからでんぷんが溶け出します。冷やすとこのでんぷんが糊状になって、麺同士がひとかたまりに。のど越しも悪くなってしまいます。

鍋に入れた直後に軽くほぐす程度でOK。あとは触りすぎないようにしましょう。

やってはいけない茹で方④「流水でサッと洗うだけ」

茹で上がったあと、ササッと流水で流して終わりにしていませんか?

そうめんにはヌメりがあるので、しっかり洗い流すことが大切。

両手を使い、ゴシゴシ揉むように洗いましょう。最後に氷水につけて引き締めると食感が良くなります。

置き場所で差が出る!そうめんのNG保存法

みなさんは、そうめんをどこに保存していますか?

とりあえずシンク下に収納している方もいるかもしれませんが、ちょっと注意が必要です。

というのも、湿気がこもりやすい場所だと、カビや虫が発生してしまうことがあるんです。

そうめんをはじめとする乾麺は高温多湿が苦手。パッケージにも「直射日光が当たらない通気性のよいところで保存しましょう」と書かれていることがほとんどです。

さらにもうひとつ、気をつけたいのが“ニオイ移り”。

お中元でそうめんをいただくことがありますよね。同じタイミングで、石鹸や洗剤、入浴剤などをもらうこともあるはず。

そうめんはニオイを吸いやすいので、香りの強いものと離して保管するのがおすすめです。

「正しい保存法」で美味しさキープ

「今日のお昼はそうめんにしよう!」と張り切って戸棚を開けたら、カビが……。

そんな残念な事態を防ぐために、正しい保存法を覚えておきましょう。

まず、開封後はしっかり密閉できる容器か、チャック付きの袋に入れるのがおすすめです。

乾燥剤を一緒に入れて、冷蔵庫で保存するのも◎。

また、長く保存する場合は、ときどき状態をチェックして、賞味期限内に食べ切りましょう。

出典:揖保乃糸「そうめんの保存方法」

そうめんをもっと美味しく!

少し気をつけるだけで、そうめんの美味しさはグンとアップします。

茹で方のコツは、「たっぷりのお湯で茹でる」「差し水しない」「混ぜすぎない」「よく洗う」の4つ。

どれもすぐ取り入れられることばかりなので、ぜひ試してみてくださいね。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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