韓国ドラマ『京城クリーチャー』面白い?面白くない?率直な感想から見どころまで

  • 2024年10月01日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部韓国ドラマチームです。

Netflixで独占配信されたパク・ソジュン主演韓国ドラマ『京城クリーチャー』。
内容はよくわからないけどパク・ソジュン主演だから絶対見る!見た!という方は多いと思います。

だがしかし!
「えっこんな内容だったの?」「なんか盛り上がりにくい……」と感じた方も多いはず。ここでは、パク・ソジュン主演韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン1全10話を視聴した率直な感想を紹介します。

独占配信だけじゃない!【Netflix配信予定まとめ】韓国ドラマから国内ドラマ・アニメ・映画まで

韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン1全10話( 경성크리처 )

韓国ドラマ『京城クリーチャー』はNetflixから全10話独占配信中です。

1945年の春、京城 (ソウルの旧称) にある謎めいた 病院を舞台に、ある実業家と失踪者を探すスペシャリストが生き残りをかけ、人間の貪欲さによって生まれた怪物に立ち向かう姿を描くサスペンスシリーズです。
制作にあのスタジオドラゴンもかかわっています。

京城の読みは(けいじょう)(キョンソン)

京城(けいじょう)とは大韓民国の首都ソウルの日本の植民地時代の呼称。
朝鮮語読みはキョンソン。

クリーチャー

クリーチャーとは:獣(けもの)、(人に対しての)動物。想像上の生き物、伝説の動物。 被造物、創造物。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン1キャスト

キャスト:パク・ソジュン、ハン・ソヒ、キム・スヒョン

チャン・テサン演じるパク・ソジュンはどんな役割なの?

京城で経営するお店を守るために、日本人の人探しを引き受けるチャン・テサン。
人探しをしているうちに、人体実験用に拉致されたと思われる朝鮮人と遭遇し救出するヒーローになってゆきます。

チェオク演じるハン・ソヒはどんな役割なの?

父親と一緒に満州など広範囲で人探しをしているスペシャリスト。
生き別れた母親を探しに京城にやってきて、チャン・テサンと出会う。

キム・スヒョンはあのキム・スヒョンじゃない

スヒョン(英語名:クローディア・キム)は京都弁で語る日本人女性前田(マエダ)を演じています。

キャスト順でかなり前の方に名前が記載されているので、このドラマのキーパーソン的な存在かも!?

チャン・テサンとチェオクの関係は?

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

チャン・テサンは明子という女性を探す。
チェオクは母親を知っていると思われる日本人画家を探す。

チャン・テサンとチェオクは、お互い人探しをしているので、情報共有含め協力関係を結び、行動を共にすることで二人に恋愛感情が芽生える!?

Netflix Japanは静観の韓国ドラマ『京城クリーチャー』

パク・ソジュン主演作でNetflix独占配信という強烈なセールスコピーがあるにも関わらず、Netflix Japanの公式YouTubeには予告編もティザーもUPされていません。

日本の近隣国で、韓国ドラマ『京城クリーチャー』の動画をUPしているのは、Netflix Korea、Netflix Asiaなど。
もちろん、X(Twitter)の公式アカウント@NetflixJP も韓国ドラマ『京城クリーチャー』はノータッチ。

Netflix Japanは独占配信前から韓国ドラマ『京城クリーチャー』に関してはプロモーションしない姿勢を貫いています。

プロモーションしない理由は韓国ドラマ『京城クリーチャー』を見ればわかる(笑)。
日本の視聴者からツッコミがくるリスクが高いと判断したと思われます。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』ってどんな内容なの?

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

日本軍人が人体実験で作り出した怪物?ゾンビ?と遭遇してしまったパク・ソジュン演じるチャン・テサンとその仲間たち。
追ってくる日本軍人の包囲網をかいくぐりながら、人体実験室(病院)から脱出を図る。

そして、脱出したあの人物が街の中で化け物化してしまい······。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』は面白い?面白くない?

日本と韓国の歴史的背景はさておき、韓国ドラマ『京城クリーチャー』は暴走する化け物と戦いながら建物から脱出を試みるドラマです。

なので、エイリアンとかバイオハザード、韓国ドラマ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』などのSFホラージャンルが好きな人にはおすすめです。

筆者は、SFホラーは苦手で好んで見ません。
パク・ソジュン主演という理由だけで視聴したので、面白いか面白くないかの二者択一なら面白くないという個人の感想になります(笑)。

日本人には慣れない設定かも

韓国ドラマ『京城クリーチャー』は、日本が統治する京城が舞台。
日本軍人は朝鮮人に対して高圧的、暴力をふるうシーンが多々あります。

日本が他国に占領されたとか、捕虜で強制労働を強いられた……というドラマは、あまり日本のお茶の間で放送された記憶がないので、『京城クリーチャー』は他国から見た日本の描き方に戸惑う方は多いかもしれません。

日本が描く戦争モノは、特攻で引き裂かれた愛とか、敗戦濃厚の中で孤軍奮闘するとか、どこと戦争しているかはわかるけど……あまり他国は目立たない設定が多い。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』は、日本軍のせいで、平凡な家族が引き裂かれ、そして好きな人も捕まるという設定です(泣)。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン1見どころ

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

ここ数年で韓国ドラマを100作品以上視聴してきたヨムーノ編集部韓国ドラマチームの感想です。
歴史背景が絡んでいるので、いろんな感想があると思います。

日本から見ると残念なドラマ設定

韓国ドラマの時代設定はともかく、仮想国にせず「日本」「天皇」という言葉(日本語字幕)を採用したドラマだった。また、日本軍人が朝鮮人を使ってクリーチャー(化け物)を作り出すという設定。

Netflix Japanがおとなしくしている理由かもしれません。

このドラマをキッカケにググると視野が広がる

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

いろんなネットニュースを読んでいると、世界からの評判はよいみたい。
ただ、日本の視聴者もそうですが、韓国でも賛否両論あるらしく捉え方は様々。

このドラマ制作の狙いは、日本人がこの韓国ドラマを通じて、当時の日本軍人が朝鮮半島をどう統治していたのか関心をもってもらうことらしい。

日本で学ぶ機会はないかもですが「京城」という地名だったり、韓国からみると「人力車」はあまり良いイメージがなかったり……。
そして、韓国ドラマ『京城クリーチャー』の日本語字幕では一切触れていませんが、細菌兵器の開発を目的とした七三一部隊という旧日本軍の記事もちらほら。

筆者は長崎市出身なので、NHKで放送された「映像の世紀」や、第二次世界大戦、原爆に関するニュース・映像は避けては通れない環境で育ちましたが……「京城」という地名、七三一部隊という存在は、この韓国ドラマ『京城クリーチャー』をキッカケにいろいろググって読ませていただきました。

かなり練習したかもしれない日本語

ドラマの設定上、朝鮮半島に住んでいる日本人役も韓国俳優さんです。
無名のエキストラかと思いきや、いろんなドラマに出ている名脇役の方が日本人を演じています。
この俳優さん日本語しゃべれるの!?と驚くとともに、ちょっと嬉しかったり(笑)。

終始、日本語と韓国語で展開されるドラマです。
日本語のセリフが多く、大変そうにみえます。
なので、演者の口元が映らないシーンも多々あるので、アフレコでカバーしているかもしれません。

ちなみに、パク・ソジュンの日本語トークは韓国ドラマ『キム秘書はいったいなぜ』で披露済みですね。

加藤といえば…帝都物語?

人体実験を指揮する軍人は加藤中佐(演:チェ・ヨンジュン)です。
もう知らない人も多いと思いますが、軍人で加藤といえば「帝都大戦(劇場公開日:1989年)」「帝都物語(荒俣宏の小説)」の加藤保憲。

当時、筆者は中学生くらいだったと思うのですが、嶋田久作さんが演じた加藤保憲がめちゃくちゃ怖かった印象があります。夜トイレにも行けないくらい怖かった……。

軍人の名前に加藤が採用されたのは偶然なのか、意図的なのか……。
※韓国ドラマ『京城クリーチャー』とまったく関係ありません。加藤という名前だけで思い出を語っています。

パク・ソジュン主演という妙手

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

そもそも視聴した理由として挙げられるであろうパク・ソジュン主演作品。
全10話完走できたのもパク・ソジュンのおかげ。という率直な感想です。

コン・ユやヒョンビン主演でも視聴したかもしれませんが、パク・ソジュン主演で制作して日本のNetflixで配信したのは妙手ですね。

韓国ドラマ『キングダム』や韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』の関連作品でもよかったのでは?

▲Netflixシリーズ『キングダム』シーズン1~2独占配信中

韓国ドラマ・映画に登場するゾンビ作品といえば、韓国ドラマ『キングダム』『キングダム: アシンの物語』『アイランド』、韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス』『新感染半島 ファイナル・ステージ』などがあります。

時代の流れ的に韓国ドラマ『京城クリーチャー』は、下記の位置になると思われます。

韓国ドラマ『キングダム: アシンの物語(時代劇)』

韓国ドラマ『キングダム(時代劇)』

韓国ドラマ『京城クリーチャー(戦時下)』

韓国映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(現代)』
韓国映画『新感染半島 ファイナル・ステージ(現代)』
韓国ドラマ『アイランド(現代)』

韓国ドラマ『キングダム』『キングダム: アシンの物語』は時代劇なので、疫病という扱いになっています。『京城クリーチャー』も、日本を絡めずに、疫病の流れを汲んでくれると良かったのになぁ~と思ったり。

ただ、このドラマは日本にむけたメッセージ色が強いので、検討の余地は無かったかも。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン1の視聴率とあらすじ

視聴率

Netflixで配信されたウェブシリーズのため、視聴率はありません。

あらすじ

1945年、京城。植民地時代の陰鬱なソウルで、生き残りをかけて戦う実業家と人捜しの専門家は、人間の貪欲さが生み出した怪物に立ち向かうことになる。

韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン2全7話レビュー

▲Netflixシリーズ「京城クリーチャー」シーズン1~2独占配信中

シーズン1は旧日本陸軍が登場するなど日韓を刺激する内容でしたが、シーズン2は日本国を想起するようなシーンはまったくありません。

ただ……シーズン2第7話冒頭のホジェ(演:パク・ソジュン)のセリフは誰に向けたセリフなのか意味深な印象を受けました。

パク・ソジュン主演おすすめ韓国ドラマ『京城クリーチャー』シーズン2ネタバレ注意な見どころ

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部 韓国ドラマチーム

ステイホーム(stay home)をキッカケに、ヨムーノ編集部の中から抜擢された韓国ドラマチーム(女性2名、男性1名)。実際に全話視聴して、おすすめの韓国ドラマはもちろん、マニアックな視点や見どころをご紹介します。Netflix・U-NEXTはもちろん、ディズニープラスやアマプラ、レミノなど多岐にわたる独占配信をほぼ毎日鑑賞中。独自視点と視聴率を元に「次、なに観る?」の参考になれば嬉しいです。

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