業界初の「技術・おしゃれ・安心」フローリング工場に潜入!セルフビルドの床材選び【千葉県長柄町】

  • 2023年02月22日公開

こんにちは、くふうLive!編集部です。

私たちは、千葉県の中央に位置する長柄町(ながらまち)で、荒廃林の木を伐ってログハウスを作る「女子が森でゼロから家づくりプロジェクト」に、ママ4人の「DIY女子部」を結成して取り組んでいます。

いよいよ内装に着手!現在行っているのは、床の下地作りです。下地が完成したら、実際の床材を貼っていくので、同時に“床材選び”を進めています。

人が安全に過ごせて、おしゃれなお部屋づくりの肝になる床材だから、数ある床材を徹底リサーチ!その中から今回、健康で安全な暮らしづくりを提案するフローリング専門メーカー東洋テックスさんの事務所と工場を伺い、最新のフローリング材の種類と生産工程を学んできました。

家づくりはいよいよ「床貼り」へ

▲リビングの床の下地貼り作業。

 

私たちの活動は、床貼りの工程に入りました。床の歪みや凹み、異音などが起きないよう下地調整をして、床材を貼る準備をしています。

こうして足場ができると、お部屋のイメージがぐっと湧いてきます♪

この土台の上に、床材を貼っていくのですが、床は面積も広いしお部屋の顔になるので、選び方にもいっそう力が入ります。

▲ロフトも下床貼りが終わりました!

 

特に私たちが大切にしているのは、夏も冬も一年中「快適」に「安全」に過ごせること。そして、私たちの家づくりの根幹にある「おしゃれ」さです!

このようなポイントを大切にしていて、性能やデザイン性の高い素敵なフローリング材を作っている会社があると知り、今回東洋テックスさんを訪問。床材を作る工場を見せていただくことになりました。

お伺いしたのは......

香川県高松市の「東洋テックス」さん

東洋テックスは、創業80年のフローリング専門メーカー。快適で安心・安全に、長く住むための技術と合わせ、時代とともに変わる住まいのトレンドを押さえたデザイン性にも力を入れている会社です。

こだわるのは、木の温もりや心地よい触り心地、そしてリアルな木の表情を大切にしたフローリング材。ちょっとした“遊び心”を取り入れたデザイン性の高いフローリング材まで多数揃います。エコ材料を活用したり、製造の際にできた木屑をリサイクル燃料にするなど、SDGsにも取り組んでいる会社です。

今回、事務所と床材を実際に作っている工場を特別に見学させていただきました。

【事務所見学】100種類以上の製品をラインアップしている!

▲事務所で、製品ラインアップを見てきました。豊富なバリエーションに、家づくりのイメージが膨らみます。

 

東洋テックスはフローリングの元となる合板から、塗料の使い分けで表面の光沢や質感の差を作る工程にこだわり、独自のフローリング材を作っています。一例ですが、紹介しますね。

①ベーシックからトレンドまで幅広く揃う「ダイヤモンドフロアー®️」

まずは美しく強い、そして豊富なカラーとバリエーションの「ダイヤモンドフロアー®️」。70種類以上のデザインがあり特殊な強化紙で表面化粧されている床材で、ロングセラーです。

過ごす場所に応じて適切な床が選べるよう、「ダイヤモンドフロアー®️」の中にも多くのシリーズがあります。

例えば「CanvaS」はペット対応商品で床暖房にも対応、水掛かりにも強く、水廻りにオススメ。日常生活はもちろんのことキッチン、脱衣所などの水廻りでも不具合が出にくく安心。 「CanvaS-neo」は、エコ材料を使い、ダイニングやリビングのような広い面積でもリーズナブルに取り入れられるように考えられています。

②天然素材が好きな方に!「ダイナクティブフロアー®️」

さらに、天然素材が好きな方におすすめの「ダイナクティブフロアー®️」。無垢のようなおしゃれなフローリングです。

樹木のリアルな木目と濃淡が美しく、経年変化していく様子も楽しめる天然銘木フローリング。使い込むほどに味わいが増していくのが魅力の一つです。

最近では、グレーを基調にしたスタイルはおしゃれにこだわりたい方に人気なのだとか。

③業界初!グッドデザイン賞も受賞した「Spice the LINEBONE」

そして、業界初!斜めと縦が交錯した美しくてアートなデザインのこちら。

ヘリンボーン調のアートな「Spice the LINEBONE」は、グッドデザイン賞も受賞した大注目の業界初のデザイン。デザイナーやアーティストなどからもお墨付きです。

フローリングの幅には、デザインを美しく見せる黄金比を取り入れ、自然の木目を作り出すための工夫がされているのだそう。

カラフルな建具や壁をあしらったカリフォルニアスタイルの平屋などでよく見られるヘリンボーン調のデザインで、ヴィンテージウッドっぽさが出ます。こうしてみると濃淡で印象が変わりますね。グレイッシュであれば北欧っぽく、ワイルドな色であれば男前インテリアに。

遊び心を忘れない、今っぽくておしゃれなデザインをたくさん知ることができました。

【工場見学】美しさと強さにこだわった“製品づくり”!驚きの2大ポイント

これらの製品を作っている工場に潜入!ものづくりへのこだわりを体感してきました。多くの材木を扱う工場だけあって、広大な敷地。

東南アジアの国々、国内などから、合板の元となる材木が入ってくるのだそう。倉庫内に入ると、植林木、リサイクル材、特殊強化紙など床材の原料となるものがお目見え!

1)一年中安全で心地よく暮らすための「快適」へのこだわり

工場でもっとも驚いたのは、生産工程のなかで行われる厳密な試験と、品質検査です。

①試験場まである!独自の“Wヒーリング塗装”

CanvaSシリーズは、一般的な塗装フローリングに比べ、寝転んでもヒヤッとしない、木肌のようなしっとりとしたフローリングを追求して作られています。冬はヒヤッとせず、夏はサラッとする設計で、Wヒーリング塗装と言うそうです。

じんわりと温かく、程よい熱が保たれるしくみを実験室で体感しました。さらさらした表面は、一方でしっとりとしたさわり心地もありました。また、すべりにくさも考えられていて、ペットを飼っているご家庭にも嬉しいですね。

②生活のしやすさを考えた、なめらかな溝加工

独自の加工で、溝に丸みをつけることで、「衣類やストッキングが引っかかる」「ホコリが溜まる、(粉や液体をこぼした際に)汚れる」といった課題を解決!

日常の困りごとまで細かく考えられているなんて、目からウロコでした。

▲実際に触ってみると一目瞭然!

また、紙パルプ系の特殊な強化紙を使っていて、油はね、タバコの灰が落ちるなどの熱による傷も抑えることができるようになっています。このように生活する上で細やかな設計がされているほか、紙パルプなので環境面でもやさしく、SDGsへの配慮もあるフローリングなのです。

2)ほんの些細な傷も見逃さない!見た目へのこだわりと品質管理

前述した床材の表面加工や溝の状態など、美しく完成しているかどうかは最終的に目視によって検査されています。それまでの製造工程でも、機械がいっぱいチェックしているのに、最後の砦は“人”なんですね。

3人体制、30分に一度の休憩を繰り返し、毎日大変な量の床材を隈なくチェックしています。合板の接着不良はないか、表面に傷がないか、少しでも見た目や動きがおかしいと、担当者はすかさず反応。このような精密な検査の関門を通って、私たちの家に安心の床材が届くのです。

今後も、乞うご期待♪

無垢やフローリングと一口に言っても、多種多様。色とデザイン(シリーズ)の組み合わせで決まるフローリングは、選ぶのが楽しそうですね。

今回の見学で、私たちの暮らしを快適にする工夫がたくさん施されていることもわかりました。実際にお部屋に入った姿を見るのが今から楽しみです。

床材が決定したら、施工の様子をまたレポートしますので、ぜひお楽しみに♪

★東洋テックス公式インスタグラムはこちら

商品提供/撮影協力:東洋テックス
※2022年10月19日の訪問レポートです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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