塗り直すタイミングっていつ?「日焼け止め」13の疑問を解決!
- 2021年07月31日公開
「日焼け止め」がマストな季節!
正しい使い方を徹底解説します
夏の強い日差しがまぶしい季節がやってきましたね。今は顔にも体にも「日焼け止め」がマストですが、正しく使えているでしょうか。
「どれぐらい付けたらいいの?」「ムラなく塗るには?」「塗り直すタイミングは?」…などさまざまな疑問があるのではないでしょうか。そこで今回は「日焼け止め」に関する13の疑問に答えます。これで紫外線対策はバッチリです!
①「SPF」と「PA」って何?
予備知識:紫外線は3種類ある
日焼け止めの表示で見かける「SPF」や「PA」が何なのかを解説する前に、まずは紫外線そのものについての知っておきましょう。紫外線はUV-A、UV-B、UV-Cの3種類あります。
UV-Aは肌の奥まで届き、肌の弾力となるコラーゲンやエラスチンを切断して、シワやたるみの原因に。UV-Bは炎症を引き起こし、日焼けやシミの原因になります。UV-Cは地表まで届きません。したがって、UV-AとUV-Bの対策が必要です。
「SPF」は肌が赤くなるUV-Bを防ぐ指標
「SPF」はUV-Bによって肌が赤くなる時間をどれだけ防げるか、という目安を数値で表します。数値は1~50まであり、数字が大きくなるほど、効果もアップ。最高値は50ですが、この数値を超えるものは「SPF50+」と表記されます。
「PA」は肌のシワ・たるみの原因UV-Aを防ぐ指標
「PA」は、肌のハリや弾力を奪い、シワやたるみの原因となるUV-Aを防ぐ指標です。「+」で表記されます。最高値は「PA++++」。つまり「SPF50+ / PA++++」がUVカット効果が最高レベルの日焼け止めとなります。
②適量は?どれくらい塗ったらいい?
クリームはパール大、液状は1円玉、2回重ねる
日焼け止めの適量もチェック!商品に記されている適量を参考にしましょう。公式サイトなどに記載されていることもあります。おそらく、思っているより“多め”です。少量だと効果を発揮しないので気を付けましょう。
適量がわからない場合の目安は、クリーム・ジェルタイプならパール1個分、液状タイプなら1円玉を1枚分。顔に点置きして伸ばします。これをもう一度繰り返して重ね塗りするのが適量です。
③たっぷり塗ったら白浮きしない?
2回に分けて重ね塗り or 透明タイプを選ぶ
日焼け止めは適量使うことが大切ですが、たっぷり塗って白浮きしないか心配する方もいますよね。少しずつ重ね塗りすれば、肌になじみ白浮きしません。だからこそ先ほど解説したように、2回に分けて重ね塗りするのがベターです。
あるいは透明のUVカットパウダーや日焼け止めパウダーなどを選ぶのもありです。
④顔にムラなく塗るには?
5点置きして、ていねいになじませる
顔に日焼け止めを塗るときは、1回分の量をおでこ・鼻・両頬・あごの5点置きにしましょう。あとは中指と薬指を使い、伸ばしていきます。これをもう一度繰り返せば完了です。
⑤体にムラなく塗るには?
体に直接出して、円を描くようになじませる
先ほどご紹介した日焼け止めの適量は、顔に使う場合です。体に塗るときは、もっとたっぷり使いましょう。腕や足などには、線状に出して、手のひらで円を描くようになじませます。首やデコルテなどもお忘れなく。
⑥日焼け止めスプレーの塗り方は?
手でなじませるのが大切
シューッと吹きかけるだけで塗るのが簡単なスプレーですが、そのままではムラができてしまうので要注意。スプレーした後に、手でなじませることが大切です。また顔にスプレーを使う場合は、一度手に取り、手のひらでなじませると◎。
⑦塗り忘れやすいパーツは?
顔は眉間、まぶた、フェイスライン、小鼻、生え際、耳、あご裏
顔は広い面をきちんと塗っていても、細かいパーツは忘れがちです。紫外線は避けてくれないので、しっかりとくまなく塗りましょう。
体は首の後ろ、うなじ、背中、手の甲、足の甲、ひじ・ひざ裏
体は後ろ側に塗るのを忘れがちです。手が届きにくいパーツは、スプレーを使いましょう。
⑧テカって崩れる…どうしたらいい?
日焼け止め前にしっかり保湿ケア
日焼け止めを塗った後にテカってしまうのは、乾燥が原因かもしれません。乾燥したままの肌に日焼け止めを塗ると、乾燥から肌を守ろうと皮脂が過剰に分泌されて、テカって崩れてしまいます。
日焼け止めを塗る前には、化粧水と乳液でしっかりと保湿してください。日焼け止め効果のある乳液を使うのもありです。
⑨マスクしていても必要?崩れない?
フィックスミストやパウダーで密着させる
マスクをしていても、日焼け止めは必要です。ただし、マスクをすると汗や皮脂で蒸れて、化粧もヨレて、日焼け止めも落ちやすくなってしまうのが悩み所…。そこで、メイク後にフィックスミストで固定させましょう。
あるいは日焼け止めを塗った後に、フェイスパウダーで肌にぴたっと密着させるのもあり。ウォータープルーフや皮脂崩れ防止の日焼け止めや、UVカット効果のあるパウダーを選ぶとより効果的です。
⑩塗り直すタイミングは?
2、3時間おきが◎
日焼け止めを塗っても、手でこすったり汗をかいたりして落ちてしまいます。今ならマスクもあるので、さらに落ちやすいです。日焼け止めは2、3時間おきに塗り直しましょう。
屋内ではメイクの上からも支えるUVカットのフェイスパウダー、屋外では全身使えるUVスプレーが便利!おでかけ前と外出先で塗り直すときに、別々の日焼け止めアイテムを使い分けるのもありです。
⑪敏感肌でも塗った方がいい?
肌にやさしい「ノンケミカル」の日焼け止めが◎
紫外線を防ぐ成分である紫外線吸収剤は、肌の刺激になってしまう人もいます。肌がデリケートで、日焼け止めでの肌荒れが心配な人は、やさしい使用感の日焼け止めを使いましょう。
そのため、紫外線吸収剤が入っていない「ノンケミカル」の日焼け止めを選ぶのがベター。代わりに紫外線散乱剤という成分が入っています。「敏感肌用」や「赤ちゃん・子どもでも使える」といった表示も参考にしましょう。
⑫くもりや雨の日は日焼け止めはいらない?
天気が悪くても紫外線は降り注ぐので必要
晴れの日だけ日焼け止めを使っていませんか?快晴の紫外線を100%とすると、くもりでは約60%、雨でも約20~30%の紫外線が降り注ぎます。天気が悪くても紫外線はゼロではないので、日焼け止めを塗りましょう。
⑬屋内でも日焼け止めは必要?
PA値が高い日焼け止めはあった方が◎
窓によって日差しはいくらか遮られますが、肌の老化の原因となるUV-Aは窓も通り越して届きます。部屋の中でも、UV-Aを防ぐ効果を示す、PA値が高い日焼け止めは塗っておくのがベターです。
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