千葉県の中心「長柄町」で家づくり!"技術の成績2"の不器用ヤギコが「ガチDIYに挑戦!」

  • 2023年06月27日更新

はじめまして。

このたび、ヨムーノDIY女子部に入部しました、ヤギコです。

千葉県の長生郡長柄町(ちょうせいぐんながらまち、と読みます)で始まった「ヨムーノDIY女子部」のプロジェクト活動について綴っていきたいと思います。

長柄町の「杉」のハナシ

この長柄町には、かつて、ご先祖様たちがたくさんの「杉」の木を植えてくれました。後世の私たちのために、いろいろな祈りを込めてたくさん植えてくれました。

ところが...その杉の使い道はなく、放置されっぱなしの“荒廃杉林”になっていきました。

そうした杉林は、たとえば去年のメガ台風などでたくさん倒れ、かえって千葉に住む人にとって、危険な状況をもたらすものでもあると聞きました。

そして、千葉県出身の4人が集結した!

「この杉で何かできないか...」

そうだ、ログハウスを作ろう!しかも女性のセンスで、素敵に作っちゃおう。この活動を、長柄町の活性化にもつなげよう!

こうして始まったNPO法人ふるさとネッツの取り組みとコラボするヨムーノ編集部で始まった「ヨムーノDIY女子部」。先に参加していたまっすぅ部長が、ある時“行動力だけが取り柄”のヤギコに声をかけてくれたのです。

ええ...二つ返事で、

「やるよ!」

千葉県出身で“千葉LOVE”のヤギコは、千葉県に恩返しがしたかったのです。

(ただ、ご先祖様たちには、ちょっとありがた迷惑ってところかな!笑)

レボリューション!長柄町はこんなところ

ちなみに千葉県長生郡長柄町は、千葉県のここっ!レボリューション!

千葉県の、ほぼど真ん中です!

ちーばくんでいうところの…なにこれ心臓の位置?とにかく臓器がありそうな位置。

千葉県の中心に、家が建つんですよ!しかも女子の手で。

技術の成績「2」のヤギコ!まずは自己紹介

前置きが長かったですが、改めまして、ヤギコと言います。

行動力の高さが取り柄で、企画を作るのが大好きです。よく考えずに突っ走るタイプです。

今回このプロジェクトに参加するにあたり、大きな声で宣言したいことがあります。

それは、技術の成績は「2」。不器用です。よろしくお願いしまーす。

はい、さらりと言いましたが、そんなやつが家なんて作れるのかって?

うん、ぶっちゃけ私も怖いよ!だって、家だよ家。家って普通、棟梁がつくるやつでしょ?

でも私、実は高校の時に演劇部だったので、大道具作りなどをやっていたんです。 (だから多分なんとかなるなるっ)

これが私の性格です。

「作業台」を作ってみた

移住定住コーディネーターとして、このプロジェクトを仕切る、木こりの先生「源さん」と「ちはるんさん」に、木の加工を教えてもらいます。

先生「今日はまず、このような作業台をつくります!」

作業台は、簡単にいうと、作業をするための台です。

これから木を切ったりするうえで、必要不可欠な作業台。

不安いっぱいのヤギコは「...なんだ、まだ家の一部を作るわけじゃないんだ」と、ホッとしたり、意気込んだ割には拍子抜けしたり(笑)。

差金で長さをはかろう

  これは、直角の定規「差金(さしがね)」で、直角と長さをはかり、線を引く作業です。

実は私、高校時代にもやったことがあります。不器用さんでも大丈夫なやつ!

差金の長い方を、木の長い方の辺に合わせて使います。そうして直角をとるんです。

続いて、この線を「丸のこ」でまっすぐ切ります。

ガチ感強めのアイテムですね…(心の声)。

なにこのギザギザ…クッパ城で回ってるやつじゃん…(マリオカート、昔ハマりましたね)。

失敗したら手がただごとじゃ済まないやつです。しかも、この作業は軍手を外さないといけません。

というのも軍手が丸のこに巻き込まれると危ないから…っていやいや、私の手が直でやられるのもだいぶヤバくない(心の声)?

なんとかまっすぐ切ることに成功。てか、木屑の量がやばっ!!メガネ推奨っ!!

丸のこは使う時の手の位置が特徴的でした。左手の指で安全ストッパーを上げながら切ります。

また、右手で丸のこを押し出すように見えますが、実際は左手でひっぱりながら進めています。

木を斜めに切ろう

とりあえず、この会話を聞いてください。

先生「じゃあ、次はこの木を斜めに切ります」

ヤギコ「もう斜め切りっすか!?」

先生「ほら、このお手本見て。斜めに切ってあるでしょ?」

ヤギコ「いや、それはわかりますよ?そうではなくて(ここから言い訳)演劇部時代では斜め切りは、うまい人しかやっちゃいけないやつで、不器用な私がその役割を3年間やることはなく…。あの時は、ノコギリだったけど、丸のこだったらもっと難しいわけで、それを初日にサクッとやらされるなんて…」

先生「はい、まず線の引き方いきます!」

ヤギコ「心の準備させて!?」

先生「角度をつけるために、“三寸勾配”をつくります」

差金を木材の上辺に10センチ、右辺に3センチ、角材のはじの3点を当てることで、一定の角度なります。倍の20センチと6センチでとって、三寸勾配となります。

ヤギコ「理屈はわかりますが、うまくできるかというと話は別ですよ!?」

と言いながらも、差金の置く場所を間違えなければできる。 (ただし、応用問題を出されたら1発でアウト!例えば木の向きを変えられたりしたら大混乱!)

そして、丸のこで斜めに切る…もできない。 線がずれる。ずれる、ずれる!!

と、何度もやり直しました。

はじめの1ミリで失敗すると、もううまくいかない難しさ。

片目で見る方が上手くいくのか、両目のほうがうまく見れるのか、ヤギコは今も模索中です。

今回は、デコボコの土の上で使う作業台用の足なので、まだ多少の誤差(といっても数ミリ)は許されますが、これで家を作るなんていったらどうなんだろう…。

釘(くぎ)を斜めに打とう

先生「次は、釘を斜めに打ちます!」

ヤギコ「斜め打ちもやるんですか?」

先生「だって斜めに打たないと、木と木が繋がらないでしょ?」

ヤギコ「いや、あの理屈ではなくて」

先生「長い釘で、このくらいの角度で!」

ちなみに、釘を打つときに使っているのはこちらです。

インパクトドライバーといって、ネジ型の釘をガガガガガガって木の中にドリルしていくやつです。

でも、釘が木の上を踊ってなかなか木の中に入らないんです…(涙目)。 また、釘から機械が落ちて結構危険!

おさえてくれる方の手をブスリといかないか、ヒヤヒヤしながら行っていました。

おさえてくれる方のほうが100万倍怖いと思うけども。にしても、釘が木の中に入らない。

ヤギコ「先生、これ、どうしたら入るんですかー!?」

先生「気持ち!」

ヤギコ「気持ち!?」

(“病は気から”というように“DIYも、気から”なのか?)

とにかく「入れー」と念じなら釘を躍らせる私。

これは、やっていくうちにわかったのですが、このドリルと釘がまっすぐにならないとうまく入らないんです。

釘と木は斜め(入れたい角度)だけど、釘とドリルは一本の線になるように。なかなか難しい…

ガガガががっ ガガガががっ(釘を打ち付ける音)

とやっていくうちに、なんとか…完成…(息も絶え絶え)

できた… 夕焼けに囲まれて、手と服からはたっぷりと木屑の匂い…終わった…

と、ここで部員全員で、土の上に大の字で寝転んだりすれば素敵なのですが、女子は元気!

「ねえねえ、お揃いの部活着買いに行きましょうよ」

となり、片付け後にGUに向かう、ヨムーノDIY女子部なのでした。

さてさて、次回はテストですって! 次回は作業台の行程のおさらいです♪

おまけ

技術の成績が2でも家は作れるか、先生達に聞いてみました。

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「あきらめずに、出来ると信じれば出来ます!興味を持って、楽しくやればおのずと道は開けるでしょう(笑)。先人の通った道を歩けば良いだけです!おみくじみたい(笑)」(源さん)

げんさん.png

「全く問題なし!一人でやるわけではないし、皆でお互いにフォローしながら作業するので、心配しなくても大丈夫。建てたい気持ちと、それを楽しむ事が出来るなら!」(ちはるんさん)

不器用でも、家づくりは諦めなくて大丈夫みたい。 よし、次も頑張るぞ~!

この記事を書いた人
ミセスイオン、ワークマンマニア
ヤギコ

大好き過ぎて、週7回イオンにかよっています。ワークマンのお洋服も春夏秋冬、溺愛しています。

イオン ワークマン ダイソー カインズ 節約

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