収納プロが実践する3つのマイルール!冷蔵庫7割の収納率は業務スーパーで買いだめするためだった

  • 2023年06月27日更新

こんにちは、ライターの整理収納アドバイザー七尾です。

お片づけのプロである整理収納アドバイザーの家とは言えど、いろいろな用事や家族の体調不良が重なって疲れてしまったり、買い物やいただき物などで急にモノが増えたりすると、気づけばリビングやキッチンが散らかってしまうことがあります。

散らかっている状態になるとますます気持ち的にも疲れてしまいますが、そんな時でも少し頑張るだけで普段に近い状態までリセットできるよう、我が家なりのルールを作っています。

そこで今回は、我が家で実践している「散らかってもすぐリセットできる部屋づくり」のための3つのルールについてご紹介したいと思います。

すぐ戻せる場所に定位置を作る

まず、1つ目のルールは「すぐ戻せる場所に定位置を作る」ということです。

定位置を作っているおうちはとても多いと思うのですが、散らかった時にすぐに片付けられるようにするには、定位置を作る場所をどこにするかも大事な要素。

例えばリビングでよく使う体温計などは、すぐに戻せるリビングのキャビネット引き出しを定位置にしています。

子どもを病院に連れて行ったときなどによく使う診察券やお薬手帳のケースもリビングのファイルスタンドが定位置。

移動距離を減らすことで出しっぱなしを減らすように心がけています。

また、リビングに置きっぱなしになりやすい外出用バッグは、リビングのすぐ横の洋室のクローゼットに収納。

寝室だとわざわざ行くのが面倒なので、近い場所にすることで戻しやすさを意識しています。

このクローゼットの前には、新聞やチラシのストッカーも。

これもリビングやキッチンカウンターで散らかりやすいモノの筆頭なので、すぐ捨てられる場所を定位置にしています。

「急な増えモノ」に対応できる余白を作っておく

2つ目のルールは、「急な増えモノに対応できる余白を作っておく」ということです。

我が家では、冷蔵庫はいつもそんなにパンパンになっていません。 冷蔵室は4〜6割程度、冷凍庫でも7割くらいの収納率。

そのため、お客様が冷蔵庫を開けたりされる際には、「えっ!こんなに少ないの?」とよく驚かれます。

でも、その余白があるおかげで、業務スーパーなどで大量にパンを購入したりする時にも収納することができます。

そして、いただきもののお菓子も同様。

基本、食器棚の下段引き出しに入る分だけと決めてあまり買いすぎないようにしていますが、一時的に増えたモノはキッチン作業台のブレッドボックスに収納します。

家族が体調を崩したときは、処方薬もここのボックスが一時置き場です。

何もない時は結構空いていることも多いこちらのボックスですが、いざという時のための余白として空けておくととっても便利です。

「汚れモノ」は早く視界から外す

そして、ダイニングテーブルやキッチンカウンター、シンクなどに溜まりがちなのが、食べ終わった食器や飲みかけのコップなどの汚れモノ。

汚れモノがある場所にはどんどん別の汚れモノも吸い寄せられて増えていく!という傾向があります。

そのため、3つ目のルールとして意識しているのが、「汚れモノは早く視界から外す」ということ。

なるべく溜めずにこまめに片付けたり洗ったりすることで、被害の拡大を防ぐようにしています。

とはいえ、すぐに洗う元気や時間の余裕がないこともしばしば。 そういう時は、とりあえず食洗機に突っ込んで視界から外してしまいます。

食洗機は家事の便利さはもちろん、ちょっとした洗いモノの退避場所としても活躍してくれます。

以上、散らかってもすぐ片付くリビング・キッチン作りのための我が家の3つのルールのご紹介でした。

生活していれば散らかってしまうのはどんな家でも仕方のないこと。でも、すぐリセットできる!と思えば心の負担は軽くなりますよね。

これからも、散らかってもすぐ片付くお部屋づくりを目指していろいろ試行錯誤していきたいと思います。

ライター 整理収納アドバイザー七尾亜紀子

夫と男の子2人の4人家族で、築10年3LDKの持ち家マンションで暮らしています。 ワーキングマザーとして家事と育児に奮闘する中、次男の育休中に家の片付けに没頭し、その効果に感動して整理収納の魅力にはまり、一念発起して2017年に整理収納アドバイザー1級の資格を取得。そして2018年7月より整理収納・時短家事コンサルティングサービス「LIFE WITH」を立ち上げ独立・起業する。もとは片付けや家事が苦手だったが、時間のない中でも理想の部屋作りを叶えた「整理収納テクニック」、「時短家事テクニック」を綴った記事が人気となり、自身のブログ「ワーキングマザー的整理収納&北欧インテリア」は月間200万PVを突破するほどに。著書はもちろん、TVなど多方面で活躍中。

この記事を書いた人
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