【メリットとデメリット】家族の思い出写真は印刷する?しない?

  • 2023年06月23日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

デジカメやスマホの普及により、日常的に気軽に写真が撮れる時代になりました。
特に子どもがいるご家庭では、日々の成長記録として、ほぼ毎日写真を撮る方が多いのではないでしょうか。

ある程度データが溜まると、端末内のデータ容量がいっぱいになり、それ以上撮影できなくなってしまいます。そんな撮り貯めた写真データ、どうしていますか?

パソコンやクラウドに保存したまま、なんとなく放置しているという方が多いのではないでしょうか。
写真は撮影した後、見返す事で思い出が蘇り定着していきます。

せっかく頑張って撮影した写真、家族みんなで見返す時間を作る事ができるような保存方法を考えたいものですね。

写真印刷のメリットとデメリット

さて、パソコン上で見返す事も可能ですが、より簡単に家族みんなで一緒に見返す方法として、アルバムがあります。

現像した写真をアルバムにしてリビングルームなどにおいておけば、家族の誰もが好きな時にアルバムを手に取って見る事ができます。また来客時の話のネタになりますし、気軽に持ち運びができるという利点もあります。

一方で、アルバムにかかるコストが気になったり、写真の印刷や整理に手間がかかったりというデメリットもあります。写真印刷に関わるメリットとデメリットを比較して一緒に考えてみませんか?

デメリット

先にデメリットから触れたいと思います。
アルバム制作を面倒だと感じてしまう一番の理由は、その手間やコストにあるでしょう。
まずは具体的にどんなデメリットがあるのか、見ていきましょう。

(1)写真を現像(印刷)するための費用
デジタルの写真を現像(印刷)するためには1枚につきいくらという費用がかかります。それをアルバムに必要な枚数分印刷するのは、ある程度の予算を考えなければいけません。それでは、実際にどのくらいの費用が必要なのか考えてみましょう。

昔ながらのアルバムの収容枚数は、400~600枚程度で、一年間分として使用されることが多いようです。
今回はLサイズを500枚印刷すると仮定します。

身近なお店等を利用した場合の価格は、1枚平均30円x500枚=15,000円。
それに加えて、アルバム自体を購入するのに、2,000円~3,000円かかりますので、合計で18,000円程度の費用を見込む必要があります。

さて、ここでちょっとした提案です。
最近では、様々なネットプリントサービスが普及していて、上記のような写真専門店やコンビニ以外で格安印刷サービスを提供している会社があります。Tポイントが貯まるTプリントや、しろくまフォト、どんどんプリントなど、名前もユニークですね。これらのサービスを使えば、1枚5円前後で印刷することが可能です。

一方で、納品まで時間がかかったり、カメラ専門店等のクオリティーと比較すると、印刷の品質に差がついていたりと気になる点はあります。

しかし、5円x500枚=2,500円という大幅なコストカットにつながるメリットは大きいでしょう。たくさんの枚数をまとめて印刷したり、キャンペーンを利用するとさらにお得になります。

昔ながらのアルバムではなく、もっと枚数の少ないコンパクトなアルバムを使い、印刷枚数を減らすというのも一案です。

ネガの時代は、現像しないと写真を見る事ができませんでしたが、今はパソコンを開けば写真データは残っていてすぐに見る事ができます。たくさん印刷する必要性自体がなくなったと言えるでしょう。

アルバム用として印刷するのは厳選された少ない枚数にし、さらに後述のシャッフルプリントなどを併用すれば、印刷枚数は少なくても、とても充実した写真保存ができるでしょう。

(2)写真を厳選する手間 忙しいご家庭にとっては、膨大なデータからアルバム用の写真を厳選する作業が、実はアルバム制作を妨げている最大の理由かもしれません。

特に小さなお子様をお持ちのご家庭では、パソコンの前でまとまった時間座って集中して作業することがほとんど出来ないという事情があることでしょう。写真の整理なんて、もう何年間もやっていないという方もたくさんいると思います。

富士フィルムでは、「スマートセレクト機能」として、AIを使った技術により「よく撮れている写真」を自動的に選んでくれるというサービスが採用されています。さらに富士フィルムの製本アルバム商品「Year Album」では、このサービスに加えて、自動的にレイアウトを行ってくれる機能や、主人公を設定してその人物が入った写真をメインに選ぶ機能なども備わっています。
それらを使用すれば、自分で写真を選ばなくてもアルバムを作る事ができるのです。

また、写真を選ばずに全部印刷したいという方には、シャッフルプリントというサービスも面白いと人気です。はがきサイズから四つ切までの大きさの中に、たくさんの画像がランダムにレイアウトされます。旅行の思い出や日々の成長記録など、一枚一枚印刷するほどではないけれども、大切にしたい写真がある時には、ぜひ活用したいサービスです。

(3)アルバム置き場 私の実家には、アルバムだけのために大きな本棚が一つ、リビングルームの片隅に置かれています。私自身写真を見返すのは好きなので、よくその本棚に手を伸ばしていました。自分が大人になり、家庭を持つようになって気づいたのは、一軒家の実家にはそのようなスペースがありましたが、マンション住まいの我が家に、同じくらいのスペースを用意するのはちょっと難しいという事です。

そこで、我が家ではアルバムの軽量化を図っています。我が家で使用しているのは、無印良品のポリプロピレンアルバム。一冊の幅が約1.5㎝と薄く、20年間分を並べても30㎝しか必要ありません。これなら、本棚や絵本の棚の一角を借りれば納まるサイズです。

メリット

さて、アルバム制作に関するコストとその節約方法が分かったところで、ぜひアルバムを作るメリットについて再確認してみたいと思います。

(1)万が一のためのデータバックアップ機能として 我が家では、毎年のアルバムの最後のポケットに、必ずその年の写真データのDVDを付けるようにしています。そうすることで、万が一パソコン内のデータがなくなってしまったとしても、バックアップがあるという状態にしています。

バックアップ方法としては、この他に、クラウドやオンラインのフォルダを活用するという方法もあるでしょう。

しかし、全体の容量によっては、課金が必要になってきたり、開くのに時間がかかってしまったりとデメリットもあります。色々試してみて、自分達家族にとって一番アクセスしやすい方法を見つけるのが良いでしょう。

(2)思い出の品々も一緒に保管できる 旅行に行った時の思い出の品々、ちょっと保存しておきたいなと感じる事はないでしょうか。
初めて乗った飛行機の半券、訪れた美術館のパンフレット、拾った落ち葉の押し花など、たわいのないものでも思い出がぎゅっと詰まった宝物ってあるものです。

アルバムがあれば、そんなちょっとしたものを堂々と保管し、見るたびに記憶をよみがえらせる事ができます。

また、子どもが小さな時は、育児記録代わりにもなります。
写真の裏や空いたスペースに、その時あったエピソードや面白い言い間違え、心に残っている出来事などをメモしておけば、後から見返した時の貴重な育児記録となります。

それらは親から子へのメッセージにもなるので、とても温かみのある心のこもったアルバムとして、子どもにも大切なものになるでしょう。

(3)いつでもだれでもどこでも見る事ができる アルバムにすれば、パソコンを開かなくても写真を見る事ができます。
まだパソコンを自分で使えない子どもも、機械系が苦手なおじいちゃんやおばあちゃんも、誰もが思い思いの時に手に取って見返す事ができるというのが最大のメリットでしょう。

このように、写真をデータでとどめておくだけでなく、印刷してアルバムにするメリットは絶大です。
まとまった時間がない方は、AI技術も活用しながら、自分に合った方法で始めてみてはいかがでしょうか。

一冊でも家族アルバムが出来たら、ご家庭で見るだけでなく、旅行や特別なイベントなどに持って行って、旅先などでゆっくりくつろぎながら見るという使い方もできます。

家族のコミュニケーションを繋ぐアイテムとして、ぜひ毎日の生活にアルバムを取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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