かさばる冬服を収納するポイント~次のシーズンにきれいに着るために~
- 2023年06月27日更新
年が明けて1ヵ月。まだまだ寒い日が続きます。
春は遠いような気がしますが、夕方の日が長くなり、確実に春は近づいています。
3月末には、今着ている冬物衣料は片付けなくてはいけません。
その時のために、ぜひ知っておきたい冬服を収納する際のポイントを紹介します。
冬服収納のポイント①/今年着なかった服がどのぐらいあったかをチェック
まずは、今季に着なかった服を出してみてください。
秋から初売りにかけて冬服を購入し、処分していなければ、その分冬服は増えています。
このまま収納してしまうと、毎年着ない服が増えて続けて、収納する場所を圧迫していくことになってしまいます。
今季に一度も着なかった服を出してみて、どうして着ようと思わなかったか。来季に着たいと思えるかを考えてみましょう。
一度も着なかった服は「体型が変わってしまった」「好きなコーディネートが変わってしまった」「似合わなかった」などの理由があると思います(冠婚葬祭など、特別な日の服は例外です)。
今季に着なかった服が、来季にヘビロテアイテムとして活躍するのは、とても稀(まれ)なことです。
私も先日、自分の服のチェックをしました。すると、これだけの「処分対象」が出てきました。
冬服収納のポイント②/「自宅で洗うことのできる物」と「できない物」を分ける
最近は、自宅で洗える素材の物も増えてきました。
平成28年12月から洗濯表示マークが変わっているので、まずはそれをチェックしていきましょう。
自宅で洗うことのできる物は、表示に合った洗濯方法で洗いましょう。
コートなどの洗えない物は、来季のためにもクリーニングに出すことをオススメします。
冬服収納のポイント③/クリーニングに出した場合、戻って来た時の袋では保管しないこと
クリーニングに出して衣類が戻ってきた時、そのままクローゼットなどに収納していませんか?
実は、クリーニングで入れてもらえる袋は保管に適した袋ではありません。
クリーニングの袋は、あくまでも「せっかくクリーニングした衣類にホコリがついてはいけない」という理由で装着されている物なのです。
保管用に加工されている物ではなく、「ただのビニール」だと思って間違いありません。
ただのビニールですから、空気の循環がしにくく、湿気によりカビを生やしてしまうことにもなりかねません。
次の冬に向けて、クリーニングから戻ってきた衣類はビニールから出してください。
ほこりなどが気になる場合は、100円ショップでも販売されているカバーがオススメです。
こちらのカバーはとても機能的です。カビ菌やニオイの問題に特化した、光触媒の加工されたカバーです。男性のスーツなどに良さそうです。
また、長さのあるコートには不織布のカバーがオススメです。
クリーニングできれいになった衣類は、こちらのカバーで保管すると良いと思います。
冬服収納のポイント④/「圧縮に向く物」と「向かない物」がある
冬物衣料は、どうしてもかさばってしまいます。セーターなどは特にそうです。
丸めて収納できる場所に余裕があればいいのですが、春物と夏物を入れ替えることを考えると、スペースに余裕がない場合が少なくありません。
その場合は、圧縮収納がとても便利です。これも100円ショップで販売されています。
この時、間違って「旅行用」を選ばないようにしてください。
旅行用はクルクルと丸めて空気を抜くタイプで、短期間向けになります。どうしても丸める時にシワを作ってしまうので、長期保管には向かないのです。
専用の袋を購入しない場合、キッチンにある保存袋でも代用が可能です。
こちらはイケアの保存袋です。ジッパー部分が二重になっているので、空気が抜けにくくなっています。
イケアの一番大きいサイズの袋は、厚手のセーターにぴったりの大きさです。
セーターを入れて、上から「ぎゅっ」と押さえて空気を抜くと、上手に抜けていきます。
この時、私は正座で座り、膝のあたりで「ぎゅーっ」と押さえて空気を抜いて、きっちりと閉じます。
そうすると、厚手のセーターもここまで薄く圧縮することができます。
この状態で、私はクリアケースに並べていきます。今まで、この状態で虫食いになっていたことはありません。
また、場所に余裕のある場合は、シワにならないように丸めて並べて保管します。
我が家では、子どもたちの衣類をこのような方法で保管しています。
このように丸めて長期保管する場合に、パラジクロロベンゼンを使用した防虫剤を入れたり、炭でできた消臭効果のあるグッズを入れたりすると効果的です。
こちらは炭でできており、ニオイだけでなく湿気にも対応しています。
長期保管の嫌なニオイの対策にオススメの商品です。
また、最近よく聞く失敗談として、ダウンジャケットを圧縮した収納があります。
その理由は、「小さく圧縮して袋に入ります」という売り文句で売られているダウンジャケットがあるからだと思います。
あの収納方法は、あくまでも一時的な物を対象としています。
つまり、旅行中に一時的に旅行カバンに収納したい場合などに、便利に使えるという意味です。
この方法で長期間収納をしてしまった場合、どんな状態になるのでしょうか……。
おおむね、このようなシワができてしまって、すぐに着られなくなってしまいます。
ダウンコートの表面生地はアイロンがかけられないため、このシワは簡単に伸ばすことができないのです。
ダウンコートはワンシーズンの着用が終わったらクリーニングに出し、戻ってきたら、不織布の袋に入れて吊り下げ収納をするのがベストです。
夏物衣類と違って冬物はかさばる物が多く、洗濯機でガシガシと洗えない物も多いので、面倒な部分もあります。
しかし、これは次の冬を気持ちよく迎えるため。
今からアイテムをそろえて、3月~4月の収納の季節に備えてくださいね。
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小学生男児2人の母です。週の半分は介護職を残りの半分は家事代行業を営んでいます。写真映えではなく、生活のしやすさ掃除のしやすさを重要視した生活の知恵を発信しています!
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