その作り置き大丈夫?食中毒を防ぐ正しい冷まし方と安心3ステップ
- 2026年06月16日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。
仕事に家事に毎日大忙し。ご飯作りをちょっとでも楽するために、作り置きをしている人は多いですよね。
ただ、気温が高い今の時季は食中毒に注意が必要。せっかく時間をかけて作ったのに、それでおなかを壊したら本末転倒です。
悲しい事態にならないためにも、食中毒対策を知っておきましょう。
菌が大喜びで大繁殖!?作り置きのNG行動

食中毒菌は「栄養、温度、水分」の条件が揃っていると、時間とともにどんどん増えていきます。
ここでは、ついやりがちなNG行動をご紹介します。
NG①常温で冷ます

おかずを作ってあとは冷めるのを待つだけ。このとき、鍋に入れたまま常温で放置していませんか?
菌が元気になる温度は、30〜40℃前後。
アツアツの状態から冷めるまでのこのタイミングが、実は一番危険です。
そのため、できあがったら鍋やフライパンに入れたままにせず、浅い容器に小分けしてできるだけ早く冷ますのがおすすめ。
このとき、フタをするのはNGです。

フタをすると、蒸気がこもって容器の中がサウナ状態に。菌が大好きな条件が揃ってしまいます。
ホコリが入るのが気になるときは、蒸気を吸い取ってくれるキッチンペーパーをかぶせておくと良いですよ。
気温が高くてなかなか冷めないときは、保存容器の下に保冷剤を置きましょう。粗熱が取れたらすぐに冷蔵庫に入れてくださいね。
NG②保存容器のままテーブルに出して直箸で取る

食べるとき、お皿に移すのは面倒だし、洗い物を増やすのはイヤだからといって、保存容器のままテーブルに出すのはやめておきましょう。
食べている間に温度が上がって食中毒の危険性が高まります。
また、直箸を使うのも禁止!口の中にはたくさんの菌がいるので、口をつけたお箸で取り分けると、料理に移ってしまう場合があるんです。
必ず清潔なお箸を使って食べる分だけお皿に出し、残りはすぐに冷蔵庫に入れましょう。
これで安心!食中毒を防ぐ3ステップ

菌を増やさないためにはちょっとした工夫が必要です。どれも簡単なことばかりなので、ぜひ覚えておいてくださいね。
①容器は「熱湯かアルコール」で消毒

おかずを入れる保存容器は、使う前に熱湯やアルコールで消毒しておきましょう。
洗剤でちゃんと洗ってるんですけど……と思うかもしれませんが、スポンジが届きにくい角の部分や小さな傷の隙間に菌が潜んでいる場合があるんです。
材質によっては熱湯をかけると変形するものもあるので、キッチン用アルコールスプレーが便利。私は食品に直接噴射できる「ドーバー パストリーゼ77」を愛用中です。
保存容器に水滴が残っているとアルコールの除菌効果が弱まるので要注意!必ず拭き取ってから使ってくださいね。
また、マスキングテープなどに作った日付を書いて容器に貼っておくと、保存期間が把握しやすくなります。
②食材の中心までしっかり火を通す

食中毒対策でとくに重要なのが「中までしっかり火を通すこと」。菌の多くは加熱で死滅します。
ちゃんと火が通っていないと、生き残った菌が保存容器の中でわんさか増えてしまう場合もあるので、作り置きのときはいつも以上に意識しましょう。
食べるときは軽く温め直すだけで終わらせず、全体からしっかり湯気が立つまで加熱してくださいね。
③防菌効果がある食材を使う

加熱や消毒、保存をしっかりした上で、抗菌効果のある食材を合わせて使うのも効果的です。
例えば、
- お酢
- 梅干し
- 大葉
- 生姜
など。これらは食欲増進効果があるので、暑さでバテがちな時季にピッタリ。
出典:農林水産省「次世代につなぐ和食文化 p.47㋐生もの」
今日からできる新習慣!
「急速に冷ます」「直箸は避ける」「容器を消毒する」といった基本を意識するだけで、食中毒のリスクは減らせます。
ちょっとしたコツを覚えて、安全に作り置きをしましょう。
出典:農林水産省「お弁当づくりによる食中毒を予防するために」
趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!
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