大企業から「部品が届いてない!訴えるわよ」突然のクレーム電話→うちは弁当屋だと伝えたら…意外な顛末!

  • 2026年03月23日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

今回は、「トラブルが引き寄せたご縁」に関するエピソードを、2本まとめてご紹介します。

大企業から「部品が届いてない!訴えるわよ」突然のクレーム電話→うちは弁当屋だと伝えたら…意外な顛末!

小さな弁当屋を営んでいる僕のもとに、ある日、大企業から一本の電話がかかってきました。受話器を取るやいなや、聞こえてきたのは女性の怒声。

「発注した部品が届いてないんだけど!」

まったく身に覚えのないクレームに困惑する僕。しかし、この一本の間違い電話が、あたたかい縁のきっかけとなったのです。

大企業からのクレーム電話。「訴えてやる!」の一点張り

ある日のお昼前、店の電話が鳴り響きました。相手は、いきなりすごい剣幕です。

「発注した部品がまだ届いてないのよ!今日の午前中に納品されなきゃ、うちのラインが止まるって言ったでしょ!」

部品なんて扱っていない僕が「うちは弁当屋ですが……」と伝えても、女性は聞く耳を持ちません。

「とぼけないで!〇〇工業さん、再三納期厳守を伝えましたよね?これ以上遅れるなら、損害賠償請求も辞さないから。」

完全に電話番号を間違えているようですが、何を言っても取り合ってもらえず、途方に暮れてしまいました。

「500人分のお弁当、届けましたが…」勘違いの真相

あまりに一方的なので、僕も少しカチンときていました。その時、ふと今朝の大口注文を思い出したのです。

「お客様、落ち着いて聞いてください。うちは〇〇工業ではなく、〇〇弁当です。実はついさっき、××ビルへ御社にご注文いただいた500人分のお弁当をお届けしたばかりなのですが……」

僕がそう伝えた瞬間、電話の向こうの怒声がピタリと止まりました。

「え……?お弁当…屋さん…?500人分……?」

聞こえてきたのは、さっきまでとは別人のようなか細い声。どうやら彼女は、自分がクレームを入れている相手が、まさに自分たちが食べる昼食を届けた業者だと気づいたようでした。

「も、申し訳ございません!本当に、なんて失礼なことを……」

女性はひたすら平謝り。聞けば、彼女は重要な商品の生産管理と、500人もの来客がある大規模イベントの主催を、急遽一人で引き継いだばかり。頭がパンク寸前で、部品を発注した「〇〇工業」と、弁当を頼んだ僕の店「〇〇弁当」の電話番号を間違えてしまったとのことでした。

心温まる対応が繋いだ縁

事情を聞き、僕のいら立ちはすっかり消えていました。

「そうでしたか。それは大変でしたね。一人でそんな大仕事を抱えていたら、誰だってそうなりますよ。どうか、ご自分を責めないでください」

僕がそう伝えると、受話器の向こうで女性が息をのむ気配がしました。

その日の夕方、彼女から再び電話がありました。今度はとても穏やかな声です。

「先ほどは、温かいお言葉をありがとうございました。あの後、あなたの言葉で冷静さを取り戻すことができ、無事に部品の問題も解決できました。それに、お弁当、イベントの参加者から大好評でした!」

そして、こう続けてくれました。

「あんなに失礼な電話をしたのに、優しく対応していただいて、本当に救われました。感謝のしるしと言っては何ですが、今後のイベントもぜひあなたの店にお願いさせてください」

この一件がきっかけとなり、今では彼女の部署は、僕の店一番の常連様です。
理不尽なことに直面しても、冷静さと誠実さを忘れずに対応すれば、思わぬところで幸運を運んできてくれるのかもしれません。

キャリアを捨てて寿退社した女上司→数年後、定食屋での「ボロボロな姿」に唖然…。奇跡の逆転劇!

僕は現在、実家の定食屋を継いで店主として働いています。以前は都内のメガバンクで法人営業を担当していたのですが、そこでとてもお世話になったのが、当時僕の直属の上司だったAさんでした。

憧れの女上司の寿退社

Aさんは仕事が完璧なだけでなく、部下への気配りも忘れない、まさに理想の上司でした。
若手だった僕を何度もフォローしてくれ、今の僕があるのはAさんのおかげだと言っても過言ではありません。

そんなAさんが数年前、「結婚して家庭に入ります」と寿退社することになりました。最終出社日、支店のフロアで大きな花束を抱え、同僚たちに囲まれて幸せそうに微笑んでいた彼女の姿は、今でも鮮明に覚えています。

その数年後、父の体調不良をきっかけに僕も会社を辞め、実家の定食屋を継ぐことに。忙しい毎日の中で、Aさんのことは「きっとどこかで幸せに暮らしているだろう」と時折思い出す程度になっていました。

変わり果てた姿での再会

ある日の昼時、ランチラッシュが落ち着いた頃に、一人の女性が店に入ってきました。
ボサボサの髪に、汚れの目立つヨレヨレのパーカー。うつむき加減で活気のないその姿に、一瞬「道に迷った方かな?」と思ったほどです。しかし、注文を取ろうと顔を覗き込んだ瞬間、僕は息が止まりそうになりました。

「え……先輩!? Aさんですか!?」

そこにいたのは、あんなに輝いていたはずのAさんでした。彼女は僕の声に驚いて顔を上げると、気まずそうに目を逸らしました。

「……Sくん?今はここで働いているの?それにしてもごめんなさい、こんな姿で。お腹が空いて、ふらっと入ったらここだったの」

震える声で話す彼女に、僕は言葉を失いました。急いで看板メニューの焼き魚定食を作り、彼女の前に出しました。Aさんはガツガツと、むさぼるように食べ始めました。

話を聞くと、結婚した夫はいわゆるモラハラ男だったそうです。仕事を辞めさせられた挙句、生活費も満足に渡されず、毎日のように「誰のおかげで飯が食えてるんだ」と罵倒される日々。ついに耐えきれず、身一つで家を飛び出してきたというのです。

どん底からの再起と逆転劇

「私、もう何も残ってないの。キャリアも、自信も……」
涙を流すAさんに、僕ははっきりと伝えました。
「そんなことありません。僕が新人の頃、Aさんに叩き込まれた仕事のいろは、会社を辞めた今でも僕の宝物です。Aさんの実力は、そんな男に否定されて消えるようなものじゃないですよ」

その日を境に、Aさんは僕の店でアルバイトとして働きながら、離婚調停の準備を始めました。元上司だけあって、彼女の接客や段取りの良さは抜群。店はみるみるうちに活気づき、彼女自身もかつての輝きを取り戻していきました。

数ヶ月後、離婚が成立。さらに驚いたことに、彼女の評判を聞きつけた以前の取引先の社長から、「ぜひうちで役員として戻ってきてほしい」とヘッドハンティングを受けたのです。

今、Aさんはバリバリのキャリアウーマンとして復活し、時折、高級車を運転して僕の店に定食を食べに来てくれます。
「あの時の定食が、私の人生を救ってくれたんだよ」
そう笑う彼女の姿を見て、僕は自分のことのように誇らしい気持ちになるのでした。

※この記事は過去にヨムーノで人気だった記事を再編集したものです。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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