「買わなきゃよかった」を卒業!使わなくなる調理家電の共通点と、日本一の洗濯屋が教える最強の洗濯術
- 2026年02月08日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
「便利そう!」と勢いで買った家電が、いつの間にか「クローゼットの肥やし」になっていませんか?
ホームベーカリーやホットプレートなど、実は使わなくなる調理家電の共通点と、洗濯のプロ集団が教える「失敗しない洗濯機選び」を徹底解説。ドラム式より縦型がおすすめな理由や、汚れを落とすために不可欠な「水量の設定」など、2026年の家電購入前に必ず知っておきたい、後悔しないための知恵をプロ視点でお届けします。
材料の計量が手間すぎる「ホームベーカリー」

(事例)東京都20代・女性
パン派だったので、ホームベーカリーがあれば毎日焼きたての美味しいパンが食べられると思って購入しました。
でも実際使い始めると小麦粉、イースト菌、パンの種類によってはバターを購入しなければなりませんし、とにかく計量が手間でした。
それでも購入してすぐは週末を利用したりしてパンを焼いていたんですが今はすっかり埃をかぶっています……。
「こねる、発酵、焼く」という手間は省いてくれますがそれ以外の手間で使わなくなってしまう方が多いようです。
特にハイスペックな商品は価格も高額になりがちなので、「どうしても試してみたい」という方は比較的低価格の商品で試してみるのもいいかもしれません。
子どもの成長で出番が激減「ホットプレート」
(事例)千葉県40代・女性
子どものお誕生日会でホットケーキをみんなで焼こうということになり購入したホットプレートですが、最初の頃は珍しさもあり子どもと一緒に料理したり使っていたものの洗うのと、しまうのが煩わしくなり使わなくなりました。
年に1回も使わなかった年もありますが、まだ壊れる気配もなく使えるので大事にとってあります。
お好み焼き、パンケーキ、焼肉など「焼き物系料理」に幅広く使えるホットプレートですが片付けの手間を考えるとフライパンで済ませてしまう場合もあるようです。
利用頻度は低くても、用途も広いですし、卓上でみんなでわいわい料理を楽しむイベント的な要素を加味して購入を検討されてみてはいかがでしょうか。
続かなかった手作りスムージー「ジューサー」
(事例)東京都30代・女性
家族や自分の健康のためにスムージーを作ろうと思い購入。
手軽に野菜や果物をたくさん摂れるという点では良かったのですが、家族はあまり飲みたがらず自分もだんだん続かなくなって今は使っていません。
しかも『栄養が壊れない』というワンランク上の商品を買ってしまったのでちょっと痛い出費でしたね。
野菜が苦手だとジュースにしても、なかなか飲まないということもありますね。
ジューサーやミキサーは値段が手頃なものもあるので機能にこだわりがない場合や、欲しいけれど利用頻度は低いかもしれないという場合はなるべく低価格な商品を選んだほうがいいかもしれません。
準備が手間「たこ焼き器」

(事例)北海道20代・女性
夫が家で『たこ焼きを食べたい』と言い出し、値段も手頃だったので、たこ焼き器を衝動買いしてしまいました。
いざたこ焼きを作ろうとなったら油引きやたこ焼きをひっくり返すピックを購入しなければならず準備が大変でした。
一応たこ焼きを作ってみたものの、そのあとは吊り戸棚の奥にしまいっぱなしです……。
1000円〜2000円程度で購入できる「たこ焼き器」使わなくなった時の痛手は少ないように思えて、たこ焼きにしか用途がないという点で他の調理家電より思ったより使わなかったときのダメージが大きいのかもしれません。
関西のほうでは使用頻度が高く、関東、東北などはたこ焼きを家庭で作る習慣はあまりないようです。
洗濯機はタテ型とドラム式、どっちを選ぶのがいい?

ここからは、横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA(リブレ ヨコハマ)」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行う洗濯プロ集団の洗濯ブラザーズ著書『日本一の洗濯屋が教える 間違いだらけの洗濯術』(出版社:アスコム)の中から一部を抜粋・編集してご紹介します。
日本と海外では事情が異なります
日本の洗濯機はずっとタテ型が主流でした。最近は、欧米型のドラム式が増えていますが、シェアでいえばまだ8割以上がタテ型です。
これには理由があります。
日本の水道水は、軟水です。水そのものに高い洗浄力があるのです。
一方、海外は硬水のために汚れが落ちにくく、ドラム式で叩いて汚れを落とす必要があります。だから海外ではドラム式が使われてきました。
ということは、日本ではわざわざ高価なドラム式を使う理由はあまりないのです。
- 水流で洗う方式のタテ型で充分なのです。
むしろ、ドラム式は水量が少ないので、洗浄力という点で不利になります。
何度も述べたように、いい洗濯のポイントは水量です。タテ型は満水にすれば大丈夫ですが、ドラム式は最大量にしてもまだ足りません。
でも、乾燥に関しては、やはりドラム式が優れています。タテ型で乾燥できるタイプもありますが、機能的にやはり弱いです。共働きのご家庭など、ライフスタイルによっては、ドラム式も便利であることはうなずけます。
結論として、せっかく買うならタテ型の洗濯機がおすすめ。洗浄力に優れており、自分で設定を変えやすいことが大きな理由です。より洗濯を楽しみたい方や、服を大切にしたい方には、こちらが合っています。
乾燥機能も欲しいなら、乾燥専用の機械を別に買うのがいいでしょう。乾燥機も今はすごく発達していて、ホームセンターで売っている1万円台の小型サイズのものでも充分乾きます。
日本の洗濯機は節水モード。水の量は多めに設定しよう
クリーニング業に携わっている人たちの間で、よくこんな言葉が交わされます。
「家庭では、キレイなすすぎはできないからね」
すすぎに対する本気度が、プロと家庭とでは大きく違います。
何が違うのかというと水です。水の質と、水の量。
近ごろ、「オゾン水」という特別な水で洗うクリーニング屋も増えてきました。オゾン水は、それ自体に殺菌・漂白効果があり、洗浄力の高さと、繊維へのやさしさを兼ね備えている理想的な水です。
ただし、家庭でこれを真似るのは、とても難しいです。高額な設備が必要です。
でも、水の量なら変えられます。
ほとんどの人が、全自動洗濯機を使っていると思います。
全自動洗濯機は洗濯槽にセンサーがついていて、洗濯物の重さと体積を測って、自動で水の量を計算し、スタートボタンを押すと水がジャーッと流れてきます。
とても便利ですが、「汚れをしっかり落とす」という観点では、この便利さが仇になっていると言わざるを得ません。
なぜなら、日本の洗濯機は自動的に節水モードになっているからです。ボクらプロから見ると、圧倒的に水の量が足りないのです。
節水はとても大切なことですが、洗いの段階で水が少ないと、汚れがしっかり浮き上がってくれません。
さらに、肝心なすすぎのときに水が不足していると、せっかく離れた汚れが、また繊維に戻って(!)しまいます。
部屋干しのイヤな臭いや、黄ばみ、黒ずみは、このせいで起こります。
だからプロは、水量の設定をすごく大事にしています。ここが本洗いのいちばんのポイントです。
家庭用の洗濯機なら、基本設定より水量を一段階上げるか、いっそ満水にしてもいいくらいです(洗濯物が少ない日も、です)。
そうすると洗濯槽の中で服がよく動くので、汚れがしっかり落ちてくれます。
またドラム式洗濯機はすすぎのとき水が少ないので、すすぎの設定を「注水」にするのがおすすめです。ふつうは洗濯槽にたまった水ですすぐのですが、注水は、新しい水をどんどん注ぎ入れながらすすいでくれるので、そのぶん使用する水が多めになります。
時短コースはオススメできません
ボクたちは以前、洗濯機の各メーカーさんに電話して、水量設定の根拠をヒアリングしたことがあります。ところが、どのメーカーさんも明確な根拠がありませんでした。「節水」を追求するあまり、理想の洗いやすすぎについての研究は二の次なのかな、という印象を持ちました。
言うまでもありませんが、洗濯機は「洗濯」のためのものです。
汚れや臭いが落ちない、黄ばみや黒ずみになりやすいなど、洗濯に少しでも不満があるなら、これからはちょっとめんどうでも、自分で水量を多めに設定してほしいと思います。
洗濯機の時短コースは、ふつうの設定よりさらに水量を少なくしていることがあるので、とくに気をつけてください。
すすぎの回数自体は増やす必要はありません。ほとんどの洗濯機がすすぎ2回の設定になっていると思います。使っている洗剤に「すすぎ1回」と書いてあったとしても、すすぎは2回にするのが理想的です。
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