プロに聞いた!酔いやすい車・酔いにくい車の違いとは?レンタカー選びで気をつけるポイント3つ

  • 2025年12月27日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

家族旅行や帰省、週末のちょっとしたお出かけなどで利用する機会が増えるレンタカー。「車酔いしにくい車を選びたい」と思っても、どこに注目すればいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。

乗り物酔いは、体調や環境の影響を受けやすく、誰にでも起こり得るものです。

そこで今回は、車のプロに伺った「レンタカー選びで気をつけたい、酔いやすい車・酔いにくい車のポイント」を、わかりやすくご紹介します。

これからレンタカーを利用予定の方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

教えてくれたのは…株式会社ロイヤルオートサービス"中の人"

  • 株式会社ロイヤルオートサービス スズキアリーナ松本村井店 O・N店長

株式会社ロイヤルオートサービスは、車に関するあらゆる相談に寄り添い、地域の安心・快適なカーライフを支えている会社です。

今回は、スズキアリーナ松本村井店で日頃からお客様のカーライフをサポートしているO・N店長に、車酔いしにくい車選びのポイントについて教えていただきました。

株式会社ロイヤルオートサービス

ポイント①エアコンの機能

レンタカーを選ぶ際に、まずチェックしたいのが「エアコンの機能」です。

おすすめは、目標の温度を設定できるオートエアコン付きの車。設定した温度に合わせて風量や温度を自動で調整してくれるため、車内の温度変化が少なく、快適な環境を保ちやすくなります。

一部の車種では温度の細かな設定ができず、風量調整のみの場合があります。

車内が必要以上に暑くなったり、冷えすぎたりすると、体調の不調や車酔いの原因にもつながります。

また、エアコンの使い方によっても、酔いやすさは大きく変わります。

風向き
身体や顔に直接風が当たるのはNG。とくに子どもは不快感を覚えると酔いやすくなります。天井やガラス方向に向けて送風しましょう。

外気導入・内気循環の切り替え
トンネルに入ったときや、外の臭いが気になる場面では、外気導入のままだと臭いが原因で気分が悪くなることもあります。

状況に応じて「内気循環」に切り替えるのがポイントです。

ポイント②後席リクライニング機能

後部座席にリクライニング(背もたれの角度調整)機能が付いているかどうかも、車酔い対策としてとても重要なポイントです。

背もたれの角度が合っていないと、無理な姿勢になりやすく、首や背中、腰に負担がかかります。この小さな疲れの積み重ねが、気分の悪さや車酔いにつながることも少なくありません。

車種によっては、後部座席の角度調整ができる範囲が限られていたり、固定式でまったく動かせない場合もあります。レンタカーを予約する際には、シート機能についても事前に確認しておくと安心です。

また、チャイルドシートやジュニアシートを使用している場合も要注意。運転前に、お子さんの座る位置や姿勢が無理のない状態になっているかを必ずチェックしましょう。

このひと手間が、車酔い防止にもつながります。

ポイント③あると"うれしい"機能

長時間のドライブや渋滞が予想される場合、次のような装備があると、車内での快適さが大きく変わります。

複数のコンセント
運転席だけでなく、後部座席にもコンセントやUSBポートがあると、スマホやタブレットの充電切れを防げます。

動画を見たり、音楽を聴いたりして気分転換できるため、子どもの車酔い対策としても有効です。

後部座席用テーブル
車内での飲食時、大人は手で持って食べられますが、子どもには難しい場合もあります。

後部座席にテーブルが装備されていると、飲み物やおやつを安定して置けるため、とても便利です。

プロ厳選!おすすめのレンタカー車種

ここまでご紹介した「エアコン機能」「後席リクライニング」「あると嬉しい装備」をすべて満たした、酔いにくさの面でも安心なおすすめ車種を、規格別にご紹介します。

※年式やグレードにより、装備内容が異なる場合があります。

おすすめ①スズキ スペーシア[軽自動車/4人乗り]

後席に「マルチユースフラップ」という、オットマンのような役割を果たす装備が付いているのが大きな特徴です。

また、左右独立シートのため、一人ひとりに合わせてシートの角度や位置の調整が可能。

軽自動車でありながら、後部座席の快適性が高く、子どもがいるご家庭にも人気の一台です。

おすすめ②ホンダ フリード[ミニバン/6~7人乗り]

シートの間が通路として使える「ウォークスルー」設計が特徴。

後部座席への移動がしやすく、車内でのちょっとした姿勢調整や、子どものケアがしやすいのが大きなメリットです。

コンパクトなミニバンでありながら、使い勝手の良さに定評があります。

おすすめ③トヨタ ノア[ミニバン/8人乗り]

後部座席にも温度設定ができるリヤオートエアコンを搭載。後席に座る人が自分で温度調整や送風方向の調整ができるため、車内の不快感が大幅に軽減されます。

家族や大人数での移動が多い方にもおすすめのミニバンです。

ちょっとした車選びの工夫で、車酔いはここまで防げる!

レンタカーでの車酔い対策は、体質だけでなく車の装備や車内環境によって大きく変わります。

オートエアコンや後席リクライニング、充電設備やテーブルなどの快適装備が整っている車を選ぶことで、移動中の負担はぐっと軽減されます。

とくに子どもと一緒の移動では、「快適に過ごせるか」という視点での車選びが、車酔い予防につながります。

ぜひ今回のポイントを参考に、安心できるレンタカー選びをしてみてくださいね。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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