「アニサキスにワサビをつけても死なない?」管理栄養士が回答!
- 2025年11月15日公開
こんにちは、ヨムーノ編集部です。
今回は、ある夫婦の「アニサキス」にまつわるエピソードを紹介します。
一緒に刺身を食べるとき、夫がドヤ顔でアニサキス対策を教えてくれたのですが……。その間違った方法にゾッとしてしまったのだそうです。
あわせて、管理栄養士さんに「正しいアニサキス対策」を伺いました。
物知りなはずの新婚夫から、危険すぎるハックが……!

体験者:Dさん(27歳)
夫は昔から“物知り”で通っていて、私も新婚の頃は「わからないことがあれば夫に聞けば安心」と思っていました。
ある日、一緒に刺身を食べようとしたときのこと。私が「アニサキスって怖いらしいよ」と言うと、夫は待ってましたと言わんばかりに自信満々でこう言いました。
「これさ、誰にも言ってない、とっておきのコツね」
「アニサキスいたとしても、ワサビつければ死ぬよ!」
いつもの“物知り夫のドヤ顔”。でも、その瞬間だけは鳥肌が立つほどゾッとしました。
アニサキスってもっと強力ですよね?そんなわけないですよね!?
ワサビをつけてもアニサキスは死なない?管理栄養士さんに聞いてみた!
「ワサビをつけるとアニサキスが死ぬ」というウワサは、Dさんが思ったとおり間違っているのでしょうか?
管理栄養士でヨムーノライターの安達春香さんの見解と、正しいアニサキス対策を伺いました。
結論:ワサビごときでは、アニサキスは死にません!

「酢やしょうゆ、ワサビをつけるとアニサキスが死ぬ」「食べるときにしっかり噛めば大丈夫」というウワサもありますが、実はまったく効果なし。
実際に、酢を使った「しめサバ」での食中毒もたくさん起きていますし、糸のように細いアニサキスを噛み切るのは無理なんです。
食中毒を防ぐためにも、対策をしっかり覚えておきましょう!
食中毒対策①加熱が最強!中までしっかり火を通そう

加熱は最強の撃退法!
アニサキスは60℃なら1分、70℃以上で瞬時に死滅するので、焼き魚や煮魚、フライなどにして、中までしっかり加熱すればOKです。
「パサパサになるのは嫌だから……」と、レアっぽく仕上げるのは危険。菜箸やトングでぎゅっと押してみて、しっかり弾力があれば火が通ったサインです。
食中毒対策②生食は「刺身用」を選ぶのが鉄則!

生で食べたいなら、必ず「刺身用」と書かれたものを選びましょう。
「そんなの当たり前でしょ」と思うかもしれませんが、加熱調理用の魚をうっかり生で食べて食中毒になったケースも結構あるんです。
刺身用として売られている魚は、アニサキスが少ない環境で育てられていたり、-20℃以下でガチガチに凍らせて死滅させたり、いろんな工夫がされているので安全に食べられます。
中がレア状態のブリしゃぶやサーモンフライを作りたいときも、必ず刺身用を購入してくださいね。
出典:農林水産省「海の幸を安全に楽しむために ~アニサキス症の予防~」
食中毒対策③“明日でいいや”は危ない?内臓だけはその日に取り除こう

下処理されていない魚を買ってきて「捌くのは明日でいっか」とそのまま冷蔵庫に入れていませんか?
アニサキスは内臓に寄生していることがほとんどですが、鮮度が落ちると身のほうへ移動してしまいます。
そのため、丸ごとの魚を買ったときは、帰ったらすぐに内臓を取り除きましょう。
サンマやアジなら、包丁で頭を落として内臓を引っ張り出すだけでOK。慣れたら5分もかかりません。難しい場合は店員さんに下処理をお願いしましょう。
アニサキスの正しい撃退法を覚えておこう
アニサキス食中毒は怖いものだからこそ、間違ったウワサをうのみにするのではなく、正しい撃退法を覚えておくことが大切なのですね。
次にお魚を買うときは、ぜひ今回教えてもらったアニサキス対策を意識してみてください。
※一部AI生成画像を使用しています。
※本記事は、編集部メンバーや知人が体験した実話です。編集部がヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。
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