「スーパーのお豆腐、そこに置かないでー!」【冷蔵庫でダメにする】"意外な落とし穴"に「えええ!」長持ちする保存ハックも

  • 2024年12月08日公開

こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターの安達春香です。

冷奴やお鍋、お味噌汁など、いろいろな料理に大活躍の豆腐。

「買ったはいいけど使い切れなかった……」「あっ、賞味期限まであと1日!」なんて経験はありませんか?

水分たっぷりの豆腐は意外とデリケート。保存方法を間違えると、あっという間にダメになってしまいます。

今回は、正しい豆腐の保存法についてご紹介します。

未開封はそのまま冷蔵庫へ

未開封ならパックのまま冷蔵庫に入れるだけでOK。

冷蔵庫の中で豆腐を置いてはいけない場所は...

冷やし過ぎると豆腐に含まれる水分が凍り、溶けたときに穴が開いて食感が悪くなってしまうので、冷気の吹き出し口付近には置かないようにしてくださいね。

余った豆腐は水につけて冷蔵保存

使いかけの豆腐は、パックから取り出して水につけて保存します。

清潔な保存容器に移し替え、豆腐がかぶるくらいの水を入れてフタをしたら冷蔵庫へ。

ミネラルウォーターで保存はNG!

水道水に含まれる塩素が雑菌の繁殖を防いでくれるため、ミネラルウォーターや浄水器を通した水は避けて、必ず水道水を使うようにしましょう。

毎日水を取り替えれば、1~2日は美味しく保存できます。

湯通しでより長持ち

2~3日保存したい場合は、一度湯通ししてから水につけて冷蔵庫に入れるのがおすすめ。熱湯で殺菌することで、より長持ちさせられます。

沸騰したお湯の中に豆腐を入れ、再沸騰したら取り出して流水で冷やします。

このとき布巾などで包んでから湯通しすると取り出しやすく、豆腐が崩れる心配もありません。

粗熱を取ったら清潔な保存容器に移し、水をひたひたに入れて冷蔵庫に入れます。

この場合も水は毎日交換してくださいね。夏場は2日、冬は3日を目安に食べ切りましょう。

最長1か月!豆腐の冷凍方法

どうしても賞味期限内に使い切れなさそうな場合は、冷凍保存がおすすめ。

冷蔵では2~3日しか持ちませんが、凍らせると3週間~1か月保存できて水を替える手間もいりません。

冷凍すると、絹豆腐は湯葉のような食感に、木綿豆腐は高野豆腐のような歯ごたえに変化します。

特に木綿豆腐はギュッと絞って使うと弾力が増すので、ナゲットや豆腐ハンバーグ、そぼろなど、お肉の代わりとしても大活躍。

冷奴や湯豆腐のようにそのまま食べるには向いていませんが、あえて変化を楽しむことで料理の幅が広がります。

ここからは、冷凍方法と解凍方法を2種類ご紹介しましょう。

手間いらずな“丸ごと冷凍”

切ったりラップで包んだりするのが面倒なときは、パックごと冷凍庫で保存できます。

凍らせる途中で水が膨張してパックが破裂する可能性があるので、冷凍用保存袋に入れておくと安心です。

この方法は簡単ですが解凍に時間がかかるうえ、解凍後は一度に使い切る必要があるので注意してくださいね。

解凍方法

パックのまま冷凍した豆腐は、調理をはじめる5~6時間前に冷蔵庫へ移すか、流水を当てて解凍するのがおすすめです。

流水解凍の際、浮いてくる場合はお皿などの重しをのせると良いですよ。

すぐに使える“切ってから冷凍”

あらかじめ切ってから冷凍すると、解凍時間が短縮でき、使う分だけ取り出せて便利です。

好みの大きさに切り、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。

豆腐同士がくっつかないようにラップで包んだら冷凍用保存袋に入れて、冷凍庫で保管しましょう。

解凍方法

煮物や味噌汁などに使うなら、解凍せずにそのまま加熱調理できます。

豆腐ハンバーグやから揚げなどに使う場合は電子レンジか冷蔵庫で解凍し、水気をギュッと搾りましょう。

豆腐を上手に保存しよう

傷みやすい豆腐は開封したら早めに使い切るのがおすすめ。余ってしまったら水につけて冷蔵庫に入れましょう。

冷凍保存で食感が変わるのを活かして、新しいレシピに挑戦するのも楽しいですよ。

手軽にできる方法ばかりなので、ぜひ試してみてください。

この記事を書いた人
おいしいと健康を両立させたい管理栄養士ライター
安達春香

趣味は旅行と食べること。好きなものを一生健康に食べていたくて管理栄養士免許を取得しました。「おいしいものはガマンしない」をモットーに、栄養の知識やお悩み解決食材などをわかりやすくお伝えします!

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