快適な”おひとり様”を今の〇倍楽しめるようになる「邦ドラマ」3選!【映画マニア編集部員セレクト】

  • 2023年09月28日更新

こんにちは!10代の頃から「映画好き」を自称し、年間100本以上の作品を鑑賞しているくふうLive!編集部員(38)です!

皆さんは「お1人様」楽しんでいますか?
僕は基本的に1人行動なので、1人飲みや1人映画はもちろんのこと、国内・海外旅行までお1人様で行動しています!
友達や家族などお連れさんと行動するのも楽しいのですが、1人で自由に気が向くまま色々な事をするのって不思議な魅力にあふれていますよね。

そこで今回の記事では、日常的にお1人様を満喫しつつ、毎日映画・ドラマを視聴する”映画マニア”な編集部員が選ぶ

「快適な”お1人様”を今の〇倍楽しめるようになる邦ドラマ3選!」

をご紹介します!
お一人様好きな方なら必ず共感できる作品ばかりなので、ぜひ最後までお付き合いください!

※本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

おすすめ”お一人”ドラマ①「ソロ活女子のススメ」

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■ストーリー

出版社編集部員の40代女性が、定時で仕事を切り上げた後に様々な「お1人様」を楽しむことがテーマの日常系ドラマ。
人の目を気にせずやりたいことを1人で楽しむことを「ソロ活」と称し、枠にとらわれず色々なことに挑戦していく様子が描かれている。

1人焼肉に1人せんべろ巡りなどのよくあるソロ活から、1人フレンチフルコースに1人リムジンなど、ハードルが高いことにも挑戦する主人公。
ソロ活を通じ、他人との関わり方や人生観なども考えることで、1人の女性が自分の時間を贅沢に楽しみながら成長していく。

■ここがおすすめ!

「孤独のグルメ」系の日常系ドラマが好きな方に特におすすめしたい一作。
心の中で独り言を言いながら様々なことを「お一人様」で楽しむ主人公の姿に、「女性版 井之頭五郎」を感じる方は少なくないはずです。

グルメ系や飯テロ特化のそれとは違い、当作では食事以外にも多種多様な趣味を1人で楽しむ姿が描かれているところが大きなポイントでしょう。

中には「それホントに1人でやるんですか?」みたいなこともソロ活で突破していきます。
フランス料理フルコース、リムジンレンタル、1人ラブホテル、気球、などなど。なかなか普段の生活では体験できないことにも、主人公は1人で楽しみにかかります。

毎エピソードで様々な知識を得られることも興味深い点です。
例えば僕は、このドラマのおかげで「フランス料理の付け合わせハーブは”食べる”が正解」ということを理由と小ネタと合わせて知ることができました。

脇を固める登場人物も魅力的な方揃い。エピソードが進むにつれ、主人公の女性がなぜソロ活に熱中するようになっていったのかなども明らかになっていき、連続ドラマとしてみても面白いでしょう。
記事執筆時(2023年4月)でシーズン3まで展開されているので、長く楽しめるところも嬉しいポイントですね。

あえて斜に構えた見方をすると、「お金をかけないと人は幸せになれないのか」「目的と手段が逆転していないか」といったところでしょうか。

様々なことを楽しむのは良いのですが、”常に消費者としてお金をかけて楽しむクセ”が付くのはよろしくないのではと個人的には思います。
何かに課金しなくても1人で楽しめる技術や価値観を磨くことも、お1人様においては重要ではないでしょうか。
「週末に自宅で1人で究極にダラけながらサブスクで海外ドラマ一気見するソロ活」みたいなエピソードに期待したいです。

また、「楽しいことややりたいことを1人でやる」という目的が「ソロ活をやる」という目的にすり替わってしまっては本末転倒とも思います。
「あれがやりたいから1人でやってみよう」というのではなく、「次のソロ活は何をやろうかな」になるのは目的と手段が逆転してしまっていると言えないでしょうか。

そして、時折主人公は説教臭くなり周囲の人に苦言を呈すシーンもあり、他人を気にしないという割に気にしてるんじゃないかと感じることもあります。
僕も「1人で飲みに行って隣にこの人いたらまぁまぁうざいだろうな」と感じるシーンがありました。

そういう意味では、自分の「お1人様」を見直すために、他人のソロ活を覗けるところも魅力的なポイントといえるでしょう。

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おすすめ”お一人”ドラマ②「日本をゆっくりまわってみたよ」

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■原作コミック「日本をゆっくりまわってみたよ」全2巻
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■ストーリー

漫画家の吉本浩二先生は、抱えていた連載が終了したことをきっかけにバイクで日本一周をすることを決意した。
その目的は、日本一周をして強くなり、好きな女の子に告白すること。

人生への行き詰まりを感じる彼は、愛する人への想いを胸に、愛車にまたがり自宅を後にするのだった。

日本各地の景色とともに、久々に再開する友人や数々のハプニングが通り過ぎていく。
不器用ながらマイペースに旅を続け、行く先々での人との出会いを楽しみつつ、今日も1人で道を行くのであった。

一人旅を通じて人生と向き合うアラサーの、実話を基にした純愛ロードムービー。

■ここがおすすめ!

とにかく旅に出たくなる名作です。
「自由気ままに一人旅に行きたい」という漠然とした気持ちを、主人公である濱田岳さんがあなたの代わりに叶えてくれるでしょう。
そして、なぜか濱田岳さんと一緒に日本全国を回っているような気持ちになれます。

「今の仕事辞めたら一か月くらいフラっと旅にでたいなー…」みたいなことは、忙しい会社員であれば一度や二度や三度や四度は考えたことがあるはず。
この作品を観ることで、そういった”実現しにくい妄想”の追体験をすることができるでしょう。
古臭い表現ですが、バイクで一人日本一周というのはある種「ロマン」みたいなものを感じますよね。

しかし、主人公の”完全に独りよがりな動機”に若干の違和感を禁じえませんでした。
「好きな人に告白する」目的のために「日本一周する」という手段を選ぶことがまず論理的に破綻していますし、ただ自分1人だけが盛り上がってツーリングに出ることの何が「好きな人のために」となるのかもイマイチ理解できません。

また、主人公は「修行のため」「強くなるため」「好きな人に見合う自分になるため」日本一周をしていると言っていますが、道中で元カノに会ったり風俗店に行ったりしています。
そのため「いやいやお前マジで何のためにやってんだよ」とツッコミを入れたくなることも多いでしょう。

銀杏ボーイズ的というか、ボーイズオンザラン的というか、それなりの年齢である成人男性の実年齢にそぐわない不器用さをピュアと解釈する風潮はいかがなものかと、僕は個人的に思いました。

とはいえ、「バイクで1人で日本一周する」というお1人様ロードムービーとして非常に秀逸であることには変わらない当作。
劇中の奥田民生の挿入歌も雰囲気抜群で、一人旅に出たくなること間違いないでしょう。

僕は原作の漫画から読んで当ドラマも観たので、ぜひ漫画とドラマと合わせて楽しまれることをおすすめします!

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■原作コミック「日本をゆっくりまわってみたよ」全2巻
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おすすめ”お一人”ドラマ「絶メシロード」

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■ストーリー

平日はサラリーマンをしている1人の中年男性。
彼の趣味は、金曜の夜から週末にかけて小さな一人旅にでること。
奥さんと娘が好きなアイドルグループのライブ遠征に行く週末のその期間が、彼にとって至福の時だった。

気の赴くまま行きたいところに行き、車中泊で夜を楽しむ。
そして目覚めた翌朝には、「絶メシ」を探しに出かけるのだった。

「絶メシ」とは、「絶滅してしまうかもしれない絶品メシ」のこと。
継ぎ手もいなく、働いている店主が引退すれば失われてしまうであろう、地元で営業している街の食事処。
次に訪れた時にはもうないかもしれない絶メシの味を求め、彼は今週末も深夜ドライブと車中泊を楽しむのだった。

■ここがおすすめ!

遠方までの深夜ドライブ&車中泊というロードムービー要素に加え、孤独のグルメ的「頭の中で独り言をひたすらつぶやきながらおいしいご飯を食べる」という飯テロ要素もあわせたハイブリットお1人様作品。

車の免許さえあれば今週末からでも真似することができる、再現性の高さも大きなポイントです。
車を持っている人は、絶対次の週末に遠征&車中泊したくなることでしょう。

しかし、「家族と向き合うより個人の好きや愉悦を優先させる」みたいな、家庭内におけるちょっとノイズを含んだ個人主義が歪んで描かれているという見方もできなくはありませんでした(劇中の登場人物の中には家庭崩壊している人物も)。

せっかくの家族なのに、平日の会話もあまりなく週末はバラバラに過ごし、一家の大黒柱が「1人になれる時間が幸せ」と感じるのは家族の在り方としてどうなのかなーと。
主人公と年齢も近い筆者の個人的感想としては、
「奥さんや娘さんとのコミュニケーションや関係性構築から逃げ続けていると、そのうち家族という集団が修復不可能になるのでは…」
と感じるシーンも多いのですが、家庭を持ったことがない僕にはわかりません。

主人公を「家族関係も仕事もまぁまぁ良好だが、家庭にも職場にもあまり行き場のないお父さん」という弱者に設定することで、視聴者のシンパシー訴求を狙っている気もしますが、僕もまんまとその狙いに心を貫かれた人間の1人です。

このドラマを観ると、深夜のドライブや車中泊をして、自分と向き合う時間が欲しくなることでしょう。

あと、主演の濱津隆之さんが奥田民生に激似すぎます。
絶対寄せてると思いました、役名も「民生」ですしね。
そして、民生の奥さんと娘さんが推しているアイドルが「ティアドロップス」という名前なのですが、筆者の僕はどうしても元村八分の山口富士夫が90年代にやっていた同名バンドが出てきてしまい、学生の頃に大好きだったなぁとそんなことも思い出したりしました。

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ドラマ見れば主人公たちはもう”心の友”!彼らと「お1人様」を楽しもう!

今回の記事では、「快適な”お1人様”を今の〇倍楽しめるようになる邦ドラマ3選!」をご紹介しました!

単発の映画ではなくドラマというところがまたよくって、繰り返し色々なエピソードを観ることで主人公たちに”友達のような親近感”を覚えるようになるんですよね(心理学ではこれを『ザイオンス効果(単純接触効果)』といいます)。

ドラマを見終わった頃には、それぞれの主人公たちがまるで長年の友人であるような気分になることでしょう。
そして、今後自分が何かやるときに「あのドラマの主人公はこう言ってたけど、やっぱその通りだよね」「あのドラマではああ言っていたけど、実際やってみると全然違うよね」みたいに思い出すことができるはず。

なかなか知ることのできない他人の「お1人様」を知ることで、自分のお1人様をより楽しめるようになるのではないでしょうか。
ぜひ今回ご紹介したドラマを楽しみ、あなたの「お1人様ライフ」を充実させてください!

まだまだある?おすすめ「お1人様ドラマ」!

今回の記事で「お1人様ドラマに興味が沸いたよ」という方は、ぜひ下記の作品もチェックしてみてください!

作品により切り口は違えど、どれも「お1人様」を楽しむためのアレコレが凝縮された名作揃いです!
それぞれおすすめポイントもコメントしているのでぜひ!

・「晩酌の流儀」

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【編集部員おすすめコメント】
「仕事のあとの一杯」をいかにおいしく飲むか。
その一点をとにかく突き詰めていく主人公のお話です。

自宅で、1人で、晩酌を最高のものにするにはどうすればいいかをストイックに追及する姿は、イイ意味で狂気的。
ところどころ「それはやりすぎなのでは…」と思うシーンもしばしばあります。

主人公が作るご飯が例外なくおいしいそうなので、飯テロ要素も強めですね。
公式レシピ本まで発売されているようです。

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職場の人たちとの絡みシーンも多く、「お仕事ドラマ」の側面もありおすすめの一作。
スポンサーがどこなのか一発で分かる表現の連続にも、クスリと笑いがこぼれます。

・「1人キャンプで食って寝る」

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【編集部員おすすめコメント】
決してクロスしない男女2人の主人公が、それぞれソロキャンプする様子が1話ごとに紹介されていく作品。

僕は「最後この2人がどこかでばったり会ったりするのかな」と思いながら観てましたが、本当に最後までそんなことはなく、ただひたすら他人のキャンプの様子が描かれているだけです。

しかし、なぜか異常なまでに中毒性があり、僕はこの作品をなんだかんだもう3~4周観ていると思います。
「軽量テントの重さは犬1匹分」ということをこのドラマで知りました。

・「昼のセント酒」

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【編集部員おすすめコメント】
仕事のできないおじさんが仕事をサボって銭湯でひとっ風呂浴び、日が明るいかつ勤務時間中なのにビールを飲む。という「リアルでそれやったら解雇確定だよね」みたいなお話。

字面だけ見るとただのダメ野郎ストーリーでしかないのだけれど、しっかりエンタメ作品としてまとめられているのは、さすが原作マンガの原案が久住昌之さん(孤独のグルメ原作者)といった感じでしょう。

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思わず銭湯で昼ビールが飲みたくなる、危険な誘惑に満ちた一作です。

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僕は「アマプラ」「ネトフリ」「Hulu」を使い分けて毎晩楽しんでいます(^^)/

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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