映画マニア歴25年超の編集部員セレクト!「閲覧注意!ガチで怖いアジアホラー」厳選BEST5

  • 2023年09月28日更新

こんにちは!10代の頃から「映画好き」を自称しているくふうLive!編集部員(38)です!

今回の記事では、13歳からの筋金入りホラー映画マニアで、毎日映画・ドラマを視聴する”ホラー映画マニア”な編集部員が選ぶ

「閲覧注意!ガチで怖いアジアホラー5選!」

をご紹介します!
ホラー映画好きな方なら必ず共感できる作品ばかりなので、ぜひ最後までお付き合いください!

※一部若干のネタバレを含むかもしれないのでご注意ください

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ホラー映画歴25年の編集部員が選ぶ「アジアホラー5選」

突然ですがみなさん、ホラー映画は好きですか?
僕は大好きです。

13歳の頃に日本ホラーの超名作「リング・らせん」を映画館で鑑賞し、初代PSの「バイオハザード」でゾンビの洗礼を受けてから約25年、レンタルビデオ屋がVHSだった時代から山のような数のホラー映画を見てきました。

お金をかけたハリウッドの大作から、低予算のインディーズ作品まで。
ホラー映画は星の数ほど作品があるジャンルの1つです。
そんなホラー映画界隈では今「アジアホラー」がアツいことをご存じですか?

次からご紹介する5作はどれも僕のおすすめです。
極上の「アジアホラー」ぜひお楽しみください。

ガチで怖い!アジアホラー映画①「哭悲 THE SADNESS」

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■ストーリー

台湾全域で、風邪に似た症状の流行り病が急速に広がっていく。
専門家はウイルスの変異による危険性に警笛を鳴らしていたが、世間に認知は広がらず密かに病は全土に広がっていった。

そんなある朝、とあるカップルが目覚め、いつも通り別れて仕事に出かけると、世の中が静かに急速に変わっていく。
変異したウイルスにより、感染者は理性を失い本能のまま残虐行為を繰り返すようになる。

街のそこいらに「走るゾンビ化」した無敵の人たちが溢れる中、離れ離れになったカップルは再会するために感染者で溢れた外の世界で、国家レベルのパニックに巻き込まれていく。

■ここがおすすめ!

朝起きたら日常が急速に狂い始め、パニックに巻き込まれつつサバイブを目指すアクションゴアホラー。

ホラー映画やゾンビ映画好きが話をするときに必ずといって出る話題で「新型コロナがゾンビ化するウイルスだったらマジでやばかったよね」というものがあります。
これはその世界線のストーリーで、厳密にいうとゾンビではないものの、感染者は人間としての知能もある程度残っていることから余計タチが悪いかもしれません。
”無敵の人”化した町中の人が暴力衝動丸出しで襲い掛かってくる様は、ある意味でゾンビよりも恐ろしいと言えるでしょう。

作家の戸梶圭太氏は、2016年の著作『血祭り』の中でこんなことを言っています。

「ドーンオブザデッドに代表される”走るゾンビ“ってのは、失うものが何もない無敵の人の暗喩なんだ。とにかくどうなってもいいから誰かを傷つけてやるっていう。それを人間で描くとあまりにも怖すぎるから、ゾンビっていうオブラートに包んでいるんだ」

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ゾンビというオブラートに包まず、怖すぎる”無敵の人”に襲われる恐怖。
ある意味僕たちの日常でもあり得ない話ではないから、余計に怖いのかもしれません。
僕は電車の中で「サングラスニキ」が記録更新に挑戦するシーンがトラウマになり、しばらく電車に乗りたくなくなりました。

作品中、スプラッターでゴアなシーンが連続するので、そういう描写が苦手な方は閲覧注意です。

僕は個人的に、最初に登場する老婆が気持ち悪すぎて一番のお気に入りキャラクターです。
「パニック物が好き」「ゾンビ映画が好き」という方であれば確実に楽しめる作品です。

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ガチで怖い!アジアホラー映画②「呪詛」

■ストーリー

主人公たちは6年前、仲間の祖父が住む山奥の村に先祖参りに行った。
彼らの目的は、怪談や都市伝説をテーマにした動画撮影。
ホラースポットを訪れては、その様子をライブ中継で配信する動画メディアを運営していた。

その撮影中、主人公たちは村の宗教施設で「絶対にしてはいけない」とされる禁忌を破ってしまう。
その結果、呪いにかかる主人公たち。

そして、6年後の現在、その呪いが自分の娘にまで及んでいることを知る。
様々な方法で、呪いを解くために必死に行動する主人公たちだが…

■ここがおすすめ!

「かかった呪いを解くために主人公たちが冒険を繰り広げる」という点で、ジャパニーズホラーの超名作「リング」にも通じる不気味さがあります。
呪いの元がビデオテープではなく、超田舎の土着的な信仰というところも気持ち悪さに拍車をかけているでしょう。

ただ、こういった呪い系ホラーは「巻き込まれタイプ」の被害の場合が多いのですが、当作品は完全に主人公たちの自業自得が過ぎるところがポイント。
特に母親である主人公は「やるな」といわれたことを全て実行していてマジで謎すぎます。
鑑賞中何度も「この人は馬鹿なのかな」とツッコミを入れてしまうことでしょう(そうしないと映画にならないのかもですが、、、)。

禁忌を犯すと自分の大切なものを全て失うということ、知らない土地で確立している文化に面白半分で近付くとロクなことにならないこと、そういうことをひしひしと感じます。

ヤバい方向に全力疾走していく疑似体験が出来るので、ホラー映画においては主人公が愚かであればあるほどエンタメ性が高まると思いました。
おそらくラストシーンであなたは「おい!お前!何やってんだ!マジで!?」と、主人公に対して怒りを覚えることでしょう。

一つ注意点として、虫がキモすぎるシーンが多いので、芋虫が嫌いな方は閲覧注意です。
ジェットコースター的なハリウッドホラーではなく、ジメジメじくじくと不気味に気持ち悪く後味の悪いホラー映画を観たい方には特におすすめです。

なお、当作『呪詛』は続編の作成も決まっているようです。
より不気味に気色悪く進化した続編に備え、今から履修しておくとよいでしょう!

ガチで怖い!アジアホラー映画③「女神の継承」

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■ストーリー

タイ東北部のイサーン地方で暮らす1人の女性が、急な体調不良に陥る。
それだけでなく、不可解な言動や凶暴なふるまいが目立つようになり、今までの彼女とはまるで別人のようになってしまう。

女性の家族は、理由の分からない彼女の豹変に戸惑い、祈祷師である母親の妹に相談を持ち掛ける。
その母親の妹が言うには、祈祷師を受け継いできた一族の後継者として目を付けられ、何者かに憑依されたのではとのこと。
母親の妹を筆頭に、彼女を救うために祈祷を開始する。

しかし、彼女に憑依している何者かの力は恐ろしく、次々と予想だにしない現象が起こり…。

■ここがおすすめ!

ジャンル的には「悪魔払いモノ」なのですが、定番要素を押さえつつも一筋縄でいかない気色悪さを打ち出せるところが秀逸。
エクソシストモノの本場ハリウッドがリメイクやリブートしても、この気持ち悪さは出せないでしょう。
日本含むアジア圏独特のじっとりさがあって「これぞアジアホラー」的な作品です。

神様の使いとして神職につくため、一時的に神様に憑かれ我を失う状態になるというのは、日本の沖縄でも「神ダーリ」と言って馴染み深い概念です。
沖縄には「ユタ」と呼ばれる祈祷師(シャーマン)的な存在がいて、神ダーリはユタという職に就くための通過儀礼的な側面があるとされています。

当作内でも、彼女の豹変はそういった現象の1つなのでは?と思っていた周囲の人たちが、徐々に「あれ?これもしかして違うんじゃね…?」と気付いていく過程が非常に恐ろしい。
割とポジティブな現象と思っていたら超ネガティブな現象だった、という絶望感たるやです(いやいや、そもそも神様はそんなことはさせないだろ、という描写も多いですが)。

そして、「たとえ勝てる戦いであっても、馬鹿が1人いるとチーム全員を全滅に導く危険性がある」ということを全編通して教えてくれています。
大人がたくさん集まって何日もかけて準備したことを、1人の馬鹿が5秒で台無しにするシーンがあり、先の読めないちゃぶ台返し感に終始ドキドキしっぱなしでしょう。

勘の良い方であれば、様々な伏線である「犬」という点が、ラストシーンで線としてつながっていることに気付けるはず。
答え合わせをするように2度3度鑑賞したい名作です。

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ガチで怖い!アジアホラー映画④「悪魔の奴隷」

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■ストーリー

主人公一家の母親が、原因不明の病で3年間病床に伏せる生活を続けている。
その治療費を賄うために、家族は自宅を売って祖母が生活する田舎町に引っ越しをしようとする。

しかしそんな折に、突如母親は奇妙な現象の後にこの世を去ってしまう。

残された家族は、父親が遠くの街に働きに出て、家の中には子どもたちだけで暮らすように。
やがて子供たちの前に母親の霊と思しき不気味な存在が姿を現し始める。
そして、実は母親は生前にカルト団体とかかわりを持っていたことが判明し、子供たちは過去を調べようとするが…。

■ここがおすすめ!

80年代にヒットしたホラー映画「夜霧のジョギジョギモンスター」のリメイク作品。
若い頃は華やかな歌手であった母親が、病床に臥せり完全にホラーモチーフとなってしまっているコントラストがやや悲しみを覚えさせます。

恐怖シーンの展開の仕方や間のとり方が実にジャパニーズホラー的で、やや既視感のあるシーンも少なくありません。
僕が個人的に一番怖かったシーンは「母親が窓辺に立っていたシーン」です。
鈴の音で非常にブルってしまいましたので、ご鑑賞の際はぜひ「あ、このシーンか」と思ってください。

当作は次に紹介する「呪餐」の前日単にあたる作品なので、
「呪餐を観に行きたいからこっちも観ておくか」
という動機で鑑賞済みの方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、作中半ばから後半にかけてのドライブ感は非常に秀逸で、母親の過去が浮き彫りになりカルト集団の影がチラ付き始めると一気に気持ち悪さが加速していきます。
単純なゴーストストーリーでなく、過去の因果を絡めたねちっこいホラー作品といえるでしょう。

子どもたちの中で末っ子がずっとかわいいのですが、だから余計に怖いことにラストで気付きます。

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ガチで怖い!アジアホラー映画⑤「呪餐(悪魔の奴隷2)」

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■ストーリー

前作「悪魔の奴隷」から4年後。
あの家族はそれまで住んでいた一軒家を手放し、高層アパートで生活をしていた。

悲しい事件から再スタートを切ろうとつつましく暮らす主人公たちだが、またしても不可解な不幸が続く。
アパート内のエレベーターが故障落下し、多くの住民が命を落とし父親も重症を負ってしまう。
時を同じくして、局地的な台風に見舞われていたこともあり、命を落とした住民たちを埋葬することもかなわないという状況に。
台風により下層階は浸水し、その影響で停電まで併発し、残された住民たちは完全に取り残されてしまう。

こうして主人公たちは、台風の中孤立した暗闇のアパート内で、多数の遺体と共に一夜を過ごさなければならなくなる。

■ここがおすすめ!

なにがすごいかって、この作品、劇場公開時は「呪餐」というタイトルだけで前作「悪魔の奴隷」の続編であることをほとんど言ってなかったことでしょう。

そのため、下調べをしないで「アジアホラーの最新作を観に行こう!」と劇場に向かったら謎の続編で「は?」となった方が多くいたのではないでしょうか(あと一歩で僕もそうなるとこでした)。

作中の超重要シーンで、とある理由で登場人物の男の子がパニックになるほど驚愕するシーンがあるのですが、前作を観ていないと超ハイライトであるにも関わらず、全く意味が分からないところが振り切っていて実によいです。
他にも「あ!そこがあの場所だったのか!」みたいなシーンもあるのですが、ここも同じく前作未視聴だと置いてけぼりを食らいます。

大ヒット映画『鬼滅の刃~無限列車編~』でも、何の説明もなしにいきなりストーリー本編から始まった”初見殺し”加減に注目が高まりましたが、この作品はその斜め上を行ったと個人的に思っています。

劇場公開されたばかりでソフト化サブスク化はまだされていませんが(記事執筆当時2023年4月時点)、覚えておいてください。『呪餐』は前作『悪魔の奴隷』を履修してから観た方が10倍楽しめます。

という前情報は置いておいても、全体的のジメ~っとした気色悪い嫌な空気感や、予備知識なしでもヒヤリハット過ぎるエレベーターのシーンとか、見どころたっぷりの良質なホラー作品となっていますよ!

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ほかにもこんなアジアホラー作品もオススメ!

今回の記事で「アジアホラーに興味が沸いたよ」という方は、ぜひ下記の作品もチェックしてみてください!
アクション風からP.O.Vにクラシックまで幅広いジャンルの名作揃いです!

それぞれおすすめポイントもコメントしているのでぜひ!

「新感染半島 ファイナル・ステージ」

【編集部員おすすめコメント】
「教科書のようなゾンビ映画」です。

ゾンビ映画マニア25年の僕が断言します、ガチで超面白いです。
”走るゾンビ”が好きな人、ジョージAロメロが好きな人はぜひご覧ください。

およそエンタメゾンビ映画の要素全てが盛り込まれています。
確実に見て損はないと個人的には思います。
僕は劇場で2回観ました。

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「コンジアム」

【編集部員おすすめコメント】
P.O.V(ポイントオブビュー)作品で非常に気持ち悪くて後味も最悪な(誉め言葉)一作です。

クラファンだったかで「劇場で『コンジアム』を観よう!」プロジェクトが立ち上がって実現したほどの作品。
中毒性抜群です。

こういった「気色悪い生理的にキツイ映像表現」というのは、なぜかハリウッドよりもアジアの方が秀逸なんですよね。
P.O.Vの名作『REC』シリーズが好きな方は絶対にマッチすると思います。

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「ボイス」

【編集部員おすすめコメント】
日本で「着信アリ」が流行った頃に、ざっくりコンセプトをオマージュされた一作。

子役の女の子の演技が気持ち悪すぎて(また誉め言葉です)、公開当時のテレビCMでクレーム殺到して差し替えられたことがあったとかなんとか。
これは僕も当時リアルタイムで見てましたが、確かに気色悪すぎてワクワクした記憶があります(女の子がガラケーを耳に当てて叫ぶシーンです)。

20年くらい昔の作品なので、今の倫理観からしたらきっと色々アウトな表現も含まれているので、そのあたりは”時代の違い”としてお含みおきいただければ。

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「凶女KYOU-JO(原題:非常凶姐)」

【編集部員おすすめコメント】
一言で言うと「望月峰太郎の名作『座敷女』のコンセプトまんまもってきました!」的な香港ホラー。

ベアトリスダルの『屋敷女』はタイトルだけ寄せた感じですが、こっちはモロに”サチコ”です。

一時期DVDが非常に希少化して価格高騰してたのですが(僕は信じられない価格で買ってしまった)、いまでは比較的手に入りやすいようですね(泣)
ストーカー系ホラーが好きな方にはドンピシャなのではないでしょうか。

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アジアホラーを楽しんでください!

ということで今回の記事ではホラー映画マニアの編集部員が選ぶ

「閲覧注意!ガチで怖いアジアホラー5選!」

をご紹介しました!

サブスクに課金すればほかにももっと作品をディグることができるので、ご自身のお気に入りを探して観たい!という方はこの機会にぜひ映画のサブスク課金をご検討してみてください!
僕は「アマプラ」「ネトフリ」「Hulu」を使い分けて毎晩楽しんでいます(^^)/

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

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