買い物後「とりあえず冷蔵庫はNG!」農林水産省が教える【食中毒対策】「解凍=放置も違います」正解テク
- 2022年08月06日公開
こんにちは、管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。
暑くなってくる6月~10月にかけては食中毒のリスクが高い時期になり、食べ物の扱いには特に気を付ける必要があります。
食品を保存する際は冷蔵庫に入れると思いますが、皆さんは正しく食材を保存できていますか?
今回は、「意外と知らない、食品の冷蔵庫での正しい保存方法」をお伝えしていきたいと思います。
農林水産省が推奨!食材の正しい保存法
今回紹介するのは、農林水産省のホームページに掲載されている食品の保存方法です。
食中毒対策として「スーパーで食品を購入してから、冷蔵庫で保存するまで」と「調理済みの食品を保存するまで」に焦点を当ててお伝えします。
買いものが終わったら、寄り道はNG!
まず、スーパーで買い物が終わってから帰宅するまでのポイントを紹介します。
ポイント①食材が冷たいうちに持ち帰る
特に夏場は、屋外や車の中などの気温が高く、持ち帰る間に食品の温度も高くなってしまいます。そうすると、微生物が増えやすくなり、食中毒のリスクも高まってしまうのです。
寄り道せず、食材が冷たいうちに帰りましょう。
ポイント②冷蔵・冷凍食品は、保冷剤を忘れずに

冷蔵・冷凍が必要な食品は、氷やドライアイスなどの保冷剤があるといいでしょう。
冷やすものが無い場合でも、まとめて買い物袋やバッグの中央に詰めると温度が上がりにくくなります。食材が潰れない程度に、コンパクトに収納しましょう。
食材をとりあえず冷蔵庫に入れる、はNG!
買い物から帰ってきて、冷蔵食品はとりあえず冷蔵庫に入れておけばOK、と思っていませんか?
ここでは気を付けるべき保存方法を紹介します。
ポイント①ドリップの出る食材は専用棚や容器に分けて

特に注意が必要なのが、肉類や魚類です。
肉や魚介類から出る汁(ドリップ)には、食中毒菌やそのえさとなる成分が含まれていることがあります。
専用の棚に保存したり、パックから取り出して容器や袋に入れるなど、他の食品にドリップがかからないように注意しましょう。
脱水シートを使用することもドリップ量減少に効果があります。
ポイント②多い食材は小分けにして

お肉などが安いと、多めに購入することも多いかと思いますが、1回で使う量に小分けして冷蔵・冷凍すると、早く冷やすことができます。
特に冷凍庫に入れる場合、少量に分けておくことで、いざ使う時に必要な分だけ取り出せるので、とっても便利ですよ。
調理済みの食品も油断禁物!
自宅で作った料理を保存するときも油断禁物。最近では、時間があるときに作り置きすることは、定番になってきていますよね。
しかし、保存する過程において、細菌は時間と共にどうしても増えてしまいます。
ポイント①粗熱を素早くとって冷蔵保存

大量に作ったカレーや煮物などを鍋に入れたまま放置すると、食品が冷める過程で食中毒菌(ウェルシュ菌)が急激に増えることがあります。
調理した食材は、保冷材の上にのせるなど、粗熱をできるだけ早く取り、速やかに冷蔵庫や冷凍庫に保管しましょう。
ポイント②なるべく早く食べきる

調理済みの食品は、冷蔵庫に入れたとしても安心できません。食中毒菌の中には、冷蔵庫内のような低温でも増えたり、毒素を作ったりするものがいます。
作り置き料理の保存期間(目安)は、ネットのレシピなどに記載されていますが、調理工程や保存状況によっても変わってくるので、なるべく早く食べるようにしましょう。
食材を冷凍するとき、何も書かずに保存はNG!
最後は、食材を冷凍する際のポイントです。
ポイント①冷凍室に入れる日にちを記載
食材を冷凍はしたけれど、すっかりそのまま忘れてしまい、「いつ買ったものだったっけ~?」なんていう経験はありませんか?
冷凍したとしても、保存期間が長くなるほど食材の鮮度は落ち、味や風味が損なわれてしまいます。
購入した日にちを袋に書いておくと、使う際の目安になり、無駄なく消費することができますよ。
ポイント②保存するときは、なるべく密閉して

食材を冷凍する際は、ラップでぴったり包むか保存袋に入れて空気をしっかりと抜きましょう。空気をなるべく抜くことで、酸化や乾燥しにくい状態にします。
ポイント③解凍するときも手早くおこなって
冷凍した食材を解凍するときも注意が必要です。
お肉や魚を解凍する際、常温で放置することはないでしょうか?解凍に時間がかかると、食中毒菌が増える可能性があります。
「常温(自然解凍)で解凍する」と記載されているもの以外は、電子レンジや流水を使うなどして、なるべく素早く解凍し、調理の段階に持って行くようにしましょう。
正しい保存で無駄なく食材を使おう
今回は、農林水産省が公式HPで推奨している「正しい食品の保存方法やポイント」を紹介しました。
暑い時期はもちろんですが、食中毒は年間を通して起こり得るので、毎日の生活でしっかり気を付けていきたいですね。またポイントをおさえることで、食品の無駄・フードロスを防ぐこともできます。
農林水産省のホームページには動画も載っているので、さらに詳しく知りたい方は、そちらもぜひ参考にしてみて下さいね。
子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★
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