え、飲むだけでヤセるって楽!【お茶ダイエット】「効果アリ!BEST7」正しい飲み方をプロ直伝

  • 2021年12月03日更新

こんにちは、くふうLive!編集部です。

毎日飲むお茶を上手に活用することで、ムリなくダイエットできたら嬉しいですよね。そんな人におすすめなのが「お茶ダイエット」。

「お茶は、どうしてダイエットにいいの?」「たくさんあるお茶の種類の中から、どんなお茶を選ぶといいの?」など、せっかく飲むならダイエットに効果的な飲み方や選び方を知っておきましょう。

「お茶ダイエット」の正しいやり方や注意点を、管理栄養士でダイエットアドバイザーの猪坂みなみさんに教えてもらいました。

教えてくれたのは…

ダイエットアドバイザー・管理栄養士 猪坂みなみ
 
LINEで気軽に取り組めるパーソナルダイエットプログラム「DietNAVI」の運営 や、Webメディアを中心に健康やダイエットに関する情報発信を行っている。
猪坂みなみ

「お茶がダイエットにいい」理由は?

「お茶ダイエット」とは、お茶の種類や飲み方を工夫することで、ダイエットのサポート効果を期待するというものです。一般的に「お茶」がダイエットにいいとされる理由は、次の3つです。

①ウーロン茶には、脂の吸収を抑えるポリフェノールが含まれる

ウーロン茶特有のウーロン茶ポリフェーノールには、脂の吸収を抑える働きがあるといわれています。ポリフェノールは、動脈硬化を予防したり、抗酸化作用があるなど、健康にたくさんのメリットがある成分です。

②緑茶や抹茶など、体脂肪を減らすカテキンが豊富

抹茶や緑茶などに多く含まれるカテキンもポリフェノールの一種です。カテキンはお茶の苦味成分で、一定量をとり続けることで肝臓の脂質代謝が高まり、 体脂肪を減らしてくれると考えられています。また、継続的にカテキンをとり続けると、食べ物を食べた後のエネルギー消費を高めて、太るのを防ぐともいわれています。

③水に近い、ほぼ0カロリーの飲み物

お茶はほとんどカロリーがないので、水と同じ感覚で飲むことができます。水分補給として積極的に飲んだり、食事の前や途中で飲むことで満腹感も得られます。早食い、大食いを防いでダイエットしやすくしてくれます。

④代謝アップに役立つカフェインが含まれる

お茶にはカフェインを含む種類のものが多くあります。カフェインは脂肪燃焼を高めて、代謝を上げるのに役立つ成分。運動と組み合わせて適量のお茶を飲むことで、代謝を活発にしてダイエット効果を高めることができます。ただし、カフェインをとりすぎると、中枢神経へ悪影響を及ぼすことがあるので、注意が必要です。

ダイエット効果のあるお茶は?

たくさんあるお茶の中で、身近に飲めるダイエットにおすすめのお茶をご紹介します。いずれも砂糖が入っていない、ノンシュガーのものを選ぶようにしましょう。

ウーロン茶

脂の吸収を抑えるポリフェノールが豊富です。市販されているウーロン茶には、体に脂肪がつきにくくなるという表示が認められたトクホ(特定保健用食品)の飲料もあります。食事をしながら飲むことで、脂肪吸収を抑えるとされています。

抹茶

肥満予防や、コレステロール・血糖値の上昇を抑える効果が期待されている カテキンが多く含まれています。また、脂肪燃焼を高めるといわれているカフェインも多く含み、健康や美容に良いビタミンA、C、Eもとることができます。飲むタイミングはいつでもOKですが、カフェインが多いので飲みすぎに注意を。

緑茶

抹茶ほどではありませんが、カテキン、カフェインなどダイエットに役立つ成分が含まれています。濃いめのお茶になるほど、カテキンやカフェインなどの成分が多く含まれています。飲むタイミングはいつでもOKです。

ほうじ茶

茶葉(番茶)を茶色くなるまで煎って香ばしい香りをつけたのがほうじ茶。脂肪燃焼によいカテキンの成分も入っています。 カフェインはほとんど含まれていないので、カフェインはを避けたい人でも気軽に飲めます。飲むタイミングはいつでもOKです。

ごぼう茶

ハーブティの一種で、細かく切ったごぼうを乾燥して煎ったお茶。ごぼうの皮に多く含まれるサポニンという成分には、脂肪やコレステロールの蓄積を抑える作用が期待されています。さらに水溶性食物繊維のイヌリンには、血糖値の急上昇を抑えたり腸内環境を整えて便秘を解消したりする働きもあります。余分な水分も排出することで、むくみの改善に役立つともいわれていちます。カフェインが含まれておらず、いつでも飲めるお茶です。

マテ茶

アルゼンチンのお茶でハーブティーの一種。ビタミンB群、C群、カルシウム、マグネシウム、鉄分など栄養素が豊富に含まれるといわれていて、「飲むサラダ」とも呼ばれています。マグネシウムは便秘解消に、カルシウムは筋肉を動かすのに必要。ハーブティの中でカフェインを含むのはマテ茶だけで、その量はコーヒーの1/3程度なのだそうです。飲むタイミングはいつでもOKです。

黒豆茶

黒豆茶とは、黒豆を煮出して作るお茶のことです。黒豆に含まれる大豆サポニンは、脂肪燃焼を促すホルモンの分泌に作用するといわれています。さらに脂質の代謝を促進するビタミンB群も豊富で、むくみ解消に効果があるカリウムも多く含まれています。カフェインは含まれておらず、飲むタイミングはいつでもOKです。カテキンやポリフェノールも含まれています。

まだある、カフェインを含まない、ダイエット向きのお茶

カフェインを含まず、量や飲むタイミングを気にせず飲めるお茶は、ほかにも以下のようなものがあります。

  • ルイボスティー
  • 麦茶
  • そば茶
  • 杜仲茶(とちゅうちゃ)
  • たんぽぽ茶
  • コーン茶

カフェインレスの緑茶などもあるので、気になる場合は商品の成分表示を確認するようにしましょう。

「お茶 VS 水」。ダイエットに向いているのはどっち?

カロリーを気にせず飲めて、ダイエットによい成分が含まれるお茶と水。どちらかのほうが特別ダイエットによい、ということはありません。お茶に含まれるカフェインが気になる、もしくは便秘に悩んでいる人なら、硬水の水でダイエットを。味や香りを楽しみながらリラックスするほうがダイエットが続きそうという人は好みのお茶を選ぶといいでしょう。

普段からコーヒーをよく飲む人や妊娠中の人は、カフェインをとりすぎないように、お茶よりも水でダイエットするのがおすすめです。

正しく痩せるための「お茶ダイエット」の注意点は?

いろいろな味や香りが楽しめて、カロリーオフの「お茶ダイエット」ですが、健康的にダイエットをするためには、注意しておくべきことがあります。

①カフェインの量に注意する

「お茶ダイエット」では、カフェインの量に注意して飲むことが大切です。

カフェインを含むお茶の飲みすぎは体にあまりよくないので、1日に2〜3杯(500mlペットボトルで1本程度)を目安にします。お茶だけでカフェインの過剰摂取につながる可能性は低いと思いますが、一度に大量のカフェインをとると、中枢神経が過剰に刺激されなることでめまいや動悸や息切れなどの中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。

カフェインを含まないお茶であれば、水と同じで1日1.5〜2Lを目安に飲むようにします。

②冷たいお茶より温かいお茶で

ダイエットのためには体の代謝を上げることが重要です。体温が低いと代謝低下につながる恐れがあるので、「お茶ダイエット」では温かいお茶を飲むようにしましょう。市販のペットボトルなどのお茶を飲むときは、常温で飲むか、ホットタイプを選ぶのがおすすめです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ