【あさイチも注目】爽やか入浴剤にもなる「ハッカ油」の上手な使い方

  • 2022年10月27日更新

こんにちは、ヨムーノライターのメイです。
男児二人の子育て真っ最中ですが、「育児はクリエイティブ」をモットーに日々何とか乗り切っています。

じっとりとした湿気を帯びた暑さも苦手ですが、クーラーが効きすぎた室内も苦手。少しでも外出すればすぐ蚊に刺され、汗で皮膚がかぶれてしまうことも。

一体どうしたらいいんだ!と、そう思っていた時に出会ったのがハッカ油です。
夏の不快感を緩和してくれる万能ハッカ油スプレーの活用法についてご紹介します。

過去には「あさイチ」スゴ技Qの中で、『夏だから!お役立ちワザスペシャル』として取り上げられました。

ハッカ油とは

ハッカ油とは、ハッカソウというミントから抽出した油の事です。
ハッカ油に含まれているメントールという成分は、皮膚につけると「スースーする」よう感じる成分で、様々な効果があると言われています。

中でも有名なのは冷感効果や虫除け効果など。
ハッカ油は使いすぎると皮膚や粘膜への刺激性が強いという事なので、程よい濃度のスプレータイプのものが使いやすくおすすめです。

私が使っているのは、地元・北海道の北見市で作られている「ハッカ油」(スプレー)です。
食品の香料としての使用も可能だというこのスプレー。万が一子どもが口にしても大丈夫というのは安心ですね。ハッカ油愛用者の中には、天然オイルを購入し、自分でスプレーを手作りする方もいるようです。

※妊娠時、授乳期、乳幼児のいるご家庭では、ハッカ油の使用を控えてください。ペットを飼っている場合、猫や小鳥がいるご家庭ではご使用できません。犬の場合は、刺激が強過ぎないかどうかを確認し、少なめの量からお試しください。
※ハッカ油を希釈しても、人によっては有害反応(かぶれ、蕁麻疹)が起きる場合があります。化学物質過敏症の方もおすすめしません。
原液が肌に付いたり、万が一目に入った場合は、大量の流水でよく洗い流し(10~15分程度)ましょう。刺激等が起こった場合は医療機関を受診してください。

使い方(1)お出かけ前の虫除けに

蚊の季節になると、外出前に手首と足首にハッカ油スプレーをシュッとスプレーしてから出かけます。
少量のはずなのに、臭いは結構強烈です。

子どももスプレーした直後は「変な臭いがする~」と言いますが、玄関を出る頃には気にならなくなっています。市販の虫除けには、ディートという化学物質由来の虫除け成分が含まれている場合が多いのですが、ディートは多量に摂取すると人体にも影響があると考えられています。

特に乳幼児の摂取には注意が必要だという事。
小さな子どもなら、虫除けを塗った手を舐めてしまうなどの可能性も十分考えられるので、極力使いたくないと個人的には考えています。

ハッカ油スプレーは天然成分由来の虫除けなのでその点安心です。
使用頻度の制限も特にないので、汗や汚れなどで手を洗ってもその都度スプレーしてあげる事もできます。

また、肌に直接スプレーするだけでなく、ベビーカーや靴、服などにスプレーしておけば、空間全体で虫を寄せつけない効果が期待できます。
肌の弱い方にはこちらの方法がおすすめです。

普段は近所をほんの10分程度歩くだけでも手足に数か所は刺される私ですが、ハッカ油スプレーをかけておくと1か所刺されるかどうか。
安全性も考慮すると、個人的には満足な結果と感じています。

使い方(2)家の掃除に

窓の桟の画像

ハッカ油には除菌やデオドラント効果があると考えられています。
だから、掃除の仕上げにハッカ油スプレーを使えば、カビや嫌な雑菌臭を防ぐのに効果的なのです。 お掃除に持ってこいのアイテムです。

窓(窓ガラス、網戸、窓の桟)

梅雨時期から夏にかけて、ホコリが湿気を吸い、カビが発生しやすいのが窓周りです。
カビや雑菌が繁殖している状態で、窓を開けると、家の中にそれらの汚れが風と共に入ってきてしまいます。

そこで、窓ガラスや網戸、窓の桟の掃除の仕上げに、ハッカ油スプレーを振りかけた雑巾でさっとひと拭き。爽やかな香りが室内にも漂ってきて、家中がさっぱり清潔になった気分も味わう事ができます。

キッチンや洗面所の排水溝

水回りはカビが発生しやすい場所です。
毎日掃除していてもなんとなく嫌な臭いが漂っている気がします。

そんな時は排水溝にもハッカ油スプレーをワンプッシュ。最初はハッカ油の強烈な臭いが漂いますが、その後無臭に。

ハッカ油はカビや雑菌の繁殖を防いでくれると言われているので、自然と嫌な臭いも消えてしまうのかもしれません。

使い方(3)リラックス&ひんやりお風呂タイム

お風呂場の画像

お風呂場に数回シュッとハッカ油スプレーをかければ、ハッカ油風呂の完成です。夏の蒸し暑い時期に最適の爽やかな入浴剤です。

ハッカ油のメントールには、肌の温度を下げる効果はありません。
それでもスーッと涼しく感じるのは、肌の冷感を引き起こす受容体を刺激するためだと考えられています。

メントールには、この他にも痒みや痛みを抑制したり、東洋医学の世界では、消化不良や風邪の症状、頭痛への効果もあると考えられていたりと、身体の不調を緩和する効果が期待できるといわれています。

使い方(4)口内の消炎・デオドラントに

うがい薬を購入しなくても、一杯の水にハッカ油スプレーをワンプッシュすれば、即席マウスウォッシュが完成します。

歯磨き後にこのマウスウォッシュでうがいしておけば、口の中に清涼感が広がりさっぱりします。口内炎の予防にも効果的と考えられています。

また、口臭が気になる方にもおすすめです。
ハッカ油の殺菌効果によって口内が清潔に保たれると考えられています。

使い方(5)爽やか風味のドリンクに

ドリンクの画像

冷たい飲み物ばかり飲んでいると、胃腸が疲れてしまい、消化不良を起こしてしまう可能性があります。
夏バテの原因にもなります。

そんな時には、水や炭酸水、紅茶などにハッカ油スプレーをワンプッシュ。
常温でもひんやりとしたドリンクを飲んでいる気分を味わう事ができます。

また、ハッカ油には消化を助ける作用もあるのだとか。胃腸の働きをサポートしてくれるのも嬉しいですね。ただし、摂取しすぎると逆に胃腸への刺激となってしまうため、適度な量を守るようにしましょう。

使い方(6)まな板の除菌に

食中毒が気になる季節ですが、ハッカ油スプレーで雑菌や大腸菌の繁殖を防ぎましょう。
洗ったまな板にハッカ油スプレーをまんべんなくかけておくだけでまな板の除菌が完了です。熱湯を沸かす手間も、ハイターの塩素臭も気にならないラクチンな方法で嬉しいですね。

こんなことに注意しましょう!

使い過ぎは禁物

こんなにもたくさんの効果があるハッカ油。
毎日の生活にどんどん使いたいところですが、使い過ぎには注意が必要です。

ハッカ油は刺激性の強い液体なので、一度に多量を使用すると、肌や胃腸が荒れる原因になります。痛みを生じる事もあります。

とくに妊娠中・授乳中の方は専門家に相談の上使用してください。
また、皮膚の弱い方は、少量の使用でも皮膚がかぶれてしまったり痛みを感じたりという事もあるかもしれません。

まずは少量で試してみて問題がなければ適量を使うようにしましょう。
目や口の周りなどへの使用は控えた方が良いでしょう。衣類によってはシミになってしまう場合もあるようなので、目立たない部分に少量をスプレーしてみてから判断すると良いですね。

よく混ぜて使いましょう

お風呂に入れたり、ドリンクに加えたりする際は、よく混ぜましょう。
ハッカ油は油です。水に垂らしただけだと、分離してしまい、一部分だけハッカ油の濃度が濃くなってしまいますので注意が必要です。

効果は数時間

ハッカ油は揮発性が高い液体です。
スプレーしても数時間もすれば効果がひいてしまう事もあります。効果を長時間持続させたい場合は、数時間に一度スプレーしなおすと良いでしょう。

携帯用の小瓶の販売もあるので、外出の際は携帯用をバックに入れて持ち歩くようにしておけば使いたい時にすぐ使う事ができ便利ですね。

万能すぎるハッカ油スプレー。注意点に気をつけながら、ハッカ油とともに快適な夏を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人
メイ

男児二人を育てるフリーライター。手抜き息抜きしながらも「育児はクリエイティブで楽しくなる」をモットーに、時々ちょっとだけ手をかけてみるライフスタイルを実行中。趣味の食べ歩きが高じて、フードアナリストの資格を取得。おもにトレンドショップのおすすめ商品やアレンジレシピなどについての記事を更新していきます。

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