電力会社を自由に選べる時代の光熱費節約の新常識 シミュレーションで簡単に見直せます
- 2023年06月27日更新
こんにちは、くふうLive!編集部です。
「電力自由化」や「ガス自由化」によって、消費者が、わが家にとって一番お得な電力会社を自由に選べるようになりました。
もし、あなたが電気をこまめに消したり、コンセントからプラグをいちいち抜いたり……などチマチマ節電していたら、その節電法はちょっと古いかも!?
今どきは、電力会社を見直すだけで、ラクして節電効果を上げることができるんです。
電気代見直しのポイントを、節約アドバイザーの和田由貴さんに教えてもらいました。
- 監修
- 和田由貴さん
- 消費生活アドバイザー、家電製品アドバイザー、食生活アドバイザーなど、幅広く暮らしや家事の専門家として多方面で活動。また、環境カウンセラーや省エネルギー普及指導員でもあり、2007年には環境大臣より「容器包装廃棄物排出抑制推進員(3R 推進マイスター)」に委嘱されるなど、環境問題にも精通する。 私生活では2人の子を持つ母で現役の節約主婦でもあり、日常生活に密着したアドバイスを得意とする。
契約プランの見直しはファミリー世帯が断然お得!
電力会社を替えたり、契約プランを見直した場合の節電効果は、消費電力が多い家庭ほど期待できます。
つまり消費電力が少ない単身世帯よりも、ファミリー世帯の方が見直しのメリットが大きいということです。
2016年4月から電力小売りが全面自由化しましたが、2020年4月には発送電分離が予定されており、これを契機にさらに電力会社間の競争が激しくなると考えられています。
今後1年ちょっとの間で、電力会社を乗り換える家庭が増えると思いますので、検討するにはいい機会ですね。
乗り換えは簡単!シミュレーションでお得な電力会社が見つかる
電力会社を替えるには「面倒な手続きがあったり、工事が必要なのでは?」と思いがちですが、実はとっても簡単。 もちろん工事もありません。
申し込みは、乗り換えようと思っている会社のホームページ、サービス窓口、電話などでできます。
また現在、契約している電力会社の解約手続きは、乗り替え先の電力会社でしてもらえるので便利です。
乗り換えシミュレーションの3つのポイント
「電力会社を自由に選べる」と言われても、なにを基準に選べばよいのか、判断に迷いますよね。
しかも、さまざまな会社が小売電力事業に新規参入しているので、ますます迷ってしまいます。
そういうときは、ネットの「比較サイト」で無料シミュレーションするのがお勧め。
シミュレーションする際のポイントは、次の3つです。
ポイント1:セットになっているサービスをチェック
電力小売会社を乗り換えても、電気料金だけで大幅にお得になるということは、あまりありません。
そこで、要チェックなのが料金プランとセットになっているサービス。
たとえば、
- 携帯電話やプロバイダーと同じ会社から電気を買うと割引が適応される
- ガス会社とセットになって割引される
- Tポイント、ポンタ、楽天スーパーポイント、WAONポイント、東急ポイント、dポイントなどのポイントがたまる
- ガソリンが安くなる
……など。自分が利用しやすいサービスがついているプランを選ぶことが、お得ポイントです。
ポイント2:各会社のサイトもチェック
総合比較サイトのシミュレーションでアタリをつけたら、次は、各会社のホームページをチェックして、もう一度、料金シミュレーションを。
「この会社がよさそう」と思ったら、試しに乗り替えてみましょう。
乗り換えてみてお得度がイマイチなら、別の会社に乗り換えてOK。
何度、乗り換えても手数料も違約金もかかりません(一部契約期間を設定しているプランもあります)。
ポイント3:現在の電気の使い方を入力
シミュレーションで現在の電気の使用量を入力する際は、今月分だけではなく、数カ月分を入力すること。
最低でも夏場と冬場の使用量を入力して比較するのがマストです。
「ガス自由化」で、ガスも乗り換え時代に突入
さらに、2017年からは、電気と同様に都市ガスも自由化されました。
これまでは地域のガス会社としか契約できませんでしたが、「ガス自由化」により、ガス会社を自由に選んで、わが家のライフスタイルに合った、一番お得なガス会社からガスを買うことができるようになりました。
新規参入のガス会社は電力会社ほど多くはありませんが、電力会社を選ぶときと同じように「比較サイト」でシミュレーションして、わが家にお得なガス会社を選択するのがお勧めです。
節電には「今使っている家電の見直し」もポイント
電力小売会社だけではなく、使用している電化製品を見直すことも節電には欠かせません。
今どきの省エネ家電は優秀ですから、チマチマ節電する手間を省くことができます。
とはいうものの、家の中にはさまざまな家電があり、それを一気に買い替えるわけにはいきません。
そこで、最新の省エネ家電に買い替えると、節電効果が高い家電を5つを紹介します。
買い換えで節電効果が高い家電TOP5
- エアコン
- 冷蔵庫
- テレビ
- 照明器具
- 温水洗浄便座
この5つの家電について、今使っている家電を買い替えた場合、どれくらい節電できるかを調べるなら、環境省が提供している「しんきゅうさん」というサイトが便利です。
今使っている家電と買い替え予定の家電のデータを入力すると、年間でいくら電気代が安くなるかがすぐにわかります。
だいたい何年間くらいで、買い替えコストの元がとれるかの目安になるので、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
いかがでしたか?
契約会社と家電を見直すだけで、ケチケチ節約しなくても、ガツンと大きく節約できるお得な新時代!
さっそくシミュレーションからトライしてみてくださいね。
※2019年1月現在の情報です。
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