【運動会で人気のビデオカメラランキング】気になる選び方は?パナソニック?4K?

  • 2023年06月27日更新

スマートフォンや写真機でも動画が撮影できますが、赤ちゃんの成長記録、旅行や運動会と、今でもビデオカメラの活躍する機会はたくさんあります。防水モデルや「4K」といった、新しいものも出てきているようです。

ビデオカメラの選び方と人気ランキングヨドバシカメラ新宿西口本店の荒木貴史さん

ヨドバシカメラ新宿西口本店、カメラ専門チーム・プロダクトスペシャリストの荒木貴史さんに、人気のデジタルビデオカメラをうかがいました。

人気のデジタルビデオカメラ ランキング

  1. パナソニック W585M
  2. ソニー HDR-CX680
  3. JVC GZ-RX670

――スマホやデジカメではなくビデオカメラを選ぶべき理由は?
今はスマホやデジカメで動画を撮影する方が増えているので、ビデオカメラという選択する人が減っているのは事実です。
ただ、デジカメだと、撮れる時間が30分未満と決まっているので、運動会や旅行などで撮りっぱなしができないという欠点があります。

卒業式や入学式、運動会などのイベントが控えているファミリーはもちろん、ご出産のタイミングでお早めにお求めになる方は今でも多いですよ。

――売れ筋の価格帯は?
「一般的な形のビデオカメラ」を出しているのはパナソニックとソニーだけですが、両社とも価格が5万円前後まで下がっていいます。

ビデオカメラは年によっても少し違いますが、だいたい1~2月にモデルチェンジが始まり、新製品の価格は10万近くから下がっていきます。年末年始で在庫がなくなることもありますが、年度末は買うのにとてもいい時期です。

もちろん、新しい機種でものすごくいいものが出てくる可能性もありますが、デジタルビデオカメラというジャンル自体、成長しきった感があり、大きな変更がされることは少ないです。

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安いモデルだと3万円台からありますが、パナソニックだと「ワイプカメラ」、ソニーだと「空間手ブレ補正」のような、特徴になっている機能が搭載されていないのと、保存容量が半分になるのが違いです。

みなさんビデオカメラだと撮りっぱなしにする場合が多いのですが、安いモデルだと容量32GBで、最高画質だと2時間半で、充電一回分で終わってしまいます。64GBあった方が、気にせず撮れます。

――オススメのモデルは?
パナソニック W585Mと、ソニー HDR-CX680がオススメできますし、人気もあります。

パナソニックとソニーで画質そのものに大きな違いがあるわけではありませんが、パナソニックは、小さくて軽いのが特徴です。

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機能面では、「ワイプカメラ」がパナソニックの特徴になっています。

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普通の画面と同時に、横の小さなカメラで小窓を撮影することのできる機能です。撮っている相手と会話する撮影者、という動画も撮ることができます。

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ソニーの680番はプロジェクターがついているモデルもありますが、ないモデルの価格がかなり下がったこともあり、ない方が売れ筋です。

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ソニー680番は、「空間手ブレ補正」という本体が揺れてもレンズは揺れないよう物理的に調整する機能、手ブレ補正がかなり強いのが特徴です。

運動会とかでズーム撮影する際、三脚がなくてもブレにくいです。その分、本体内に装置を組み込まなくてはいけないので、パナソニックと比べるとどうしても大きくはなってしまいますが、こちらも人気があります。

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――防水モデルだと?
ビクター(JVC)が、GZ-RX670を出しています。低温はマイナス10度まで対応、防塵防滴で、スキーシーズンや海水浴シーズンによく売れます。

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撮影スペックはパナソニックやソニーと比べ、そんなに大きく変わりませんが、バッテリーが内蔵で、あまり容量が大きくないのが、ちょっとした違いですね。撮影時間は、置きっぱなしで4時間、液晶をつけたりズームしたりすると、実質2時間です。

――4Kビデオカメラはどうですか?
最近では4Kビデオカメラもありますが、値段は高いのでファミリー層向けではありません。
いまのところ、まだまだ「4K」というフレーズが独り歩きしている感があります。「テレビが4Kだし、ビデオカメラも4Kで」という方だと、ソニーのハンディカムFDR-AX40を選ばれる方が多いです。

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まとめ

一般的な選択肢として、まずはコンパクトで小窓も撮影できるパナソニック W585M、手ブレ補正の強いモデルが欲しいなら、やや大ぶりにはなりますがソニー HDR-CX680がいいようです。防水モデルだと、JVC GZ-RX670になります。

4Kは、いまのところあまり考えなくてよさそうです。

スチールカメラと違ってずっとRECしておけばいいビデオカメラですが、撮影終了後、ご自宅のテレビなどにつないで家族で観る機会をどれだけつくれるかも重要です。写真と違ってスマホなどでいつでも手軽に観ることが少し困難ですので撮りっぱなしで終わらないよう、子供の成長にあわせてみんなで振り返る時間も作りたいですね。

この記事を書いた人
岡崎綾修

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