子乗せ電動自転車はブリジストン1強?売り場のプロが伝授する比較の仕方

  • 2023年06月27日更新

ママやパパの幼稚園や保育園の送り迎えに欠かせない乗り物といえば子乗せ自転車。
雨などの悪天候の時は車の出番ですが、それ以外の微妙な距離を移動するときには欠かせない自転車。

最近の自転車事情ですがママチャリは1万円以下に対して電動自転車は10万円以上と子乗せ自転車にはかなりの価格差がありますね。

坂道が多いエリアにお住いのファミリー層には威力を発揮する電動アシスト自転車ですが、坂道がなくても、乳幼児や小学校低学年のお子さんがいるご家庭でちょっと体力に自信がない(自信がなくなってきてる)ママやパパも早い段階で電動アシスト自転車に乗り換えるとかなりのメリットがあるかもしれません。

電動アシスト自転車 比較

そこで今回は、ヨドバシカメラ・マルチメディアAkibaの自転車・フィットネスチーム薄井悟マネージャーに数ある電動アシスト自転車の中からおすすめの電動アシスト自転車を徹底比較していただきました。

おすすめの子乗せ電動アシスト自転車はこの2強

  1. 【ブリヂストン】ビッケ グリ dd

  2. 【パナソニック】ギュット・アニーズ・EX

電動自転車市場の盛り上がりはどうですか?

電動自転車は、春の新生活シーズンと、ボーナス商戦で動きがあります。魅力的な新商品も投入され、前年比140%程度で推移していて、注目が高まっていると感じます。価格の相場は13~14万円です。

電動自転車を選ぶポイントは?

選択肢はシンプルです。チャイルドシートが前か後か、車輪が大きいか小さいかで選ぶことになります。
車輪については、径が小さなものが今の流行りです。子供を乗せて漕ぐと、バランスが不安定になりがちですが、重心が低いと安定します。

お子様がいらっしゃるなら、径の小さなものがいいでしょう。
それに、タイヤの径が小さいものの方が、前方の視界が確保できます。

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チャイルドシートの前後は?

チャイルドシートが前か後かは、お子様の年齢によって変わります。体重15kg以下、1~4歳だと前、それ以上なら後ろにチャイルドシートがついたものになります。ちなみに、後部チャイルドシートは、体重22kgまでです。

前側のチャイルドシートはボックス型で安全性が確保されますし、目に入るので、小さなお子様だと、前の方がいいですね。

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4歳までしか前に乗せられないなら、最初からチャイルドシート後ろでもいいのでは?

もちろん、お子様が成長すると後ろに乗せることになりますが、最初は前にチャイルドシートがあるものを選ぶ利点は、他にもたくさんあります。

とくに、お子様の人数が増えた場合を考えると、前にチャイルドシートがあるものを選んだ方がいいです。 後から前方にチャイルドシートを増設すると、ハンドルよりも手前に設置するため、蟹股で漕ぐしかなくなってしまいます。

最初から前方に設置されているものだと、チャイルドシートがタイヤと垂直、真ん中についているので、漕ぐスペースも確保されますし、バランスも安定します。

もし、お子様が一人だけの場合、後ろに乗せるようになったあと、前のチャイルドシートは前かごとして利用できます。

前部チャイルドシートの欠点としては、二人載せた場合、籠がなくなることです。

オススメのモデルは?

ブリジストンのビッケグリdd(税込14万2,340円)です。

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従来型の電動自転車は、車体真ん中のモーターで、後輪の推進力に電動アシストする形でした。
ブリジストンのは、前にペダルを踏み込むことで、前輪が回る二輪駆動式なっています。バッテリー消費効率がよくなっていますし、モーターブレーキも効きます。車でいうエンジンブレーキですね。

制動性がこれまでの電動自転車よりも向上していて、とくに下り坂でも、しっかりと停まります。

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それに、チェーンがカーボンベルトに置き換えられているのも、大きな特徴です。カーボンベルトの特徴として、錆びない、切れない、注油不要のメンテナンスフリーというのがあります。強度も従来から10倍になっているので、交換の必要はないといっていいです。

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ブリジストンの充電頻度は?

1週間に1回くらいです。走行距離でいえば60km前後なので、使用状況にもよりますが、行動範囲を5km圏内と想定すると、1週間が目安ですね。

運転モードの使い分けは?

電池の消耗を抑えるエコモード、アシストの強いパワーモードがありますが、「標準モード」だと漕ぐシーンに応じて自動調節してくれるので、ずっと「標準」でいいと思います。

ほかにオススメのモデルは?

電動自転車で特徴を出すポイントは多くないので、少し難しいです。あえて挙げるとすれば、パナソニックGyuttoアニーズEX、BE-ELAE038(税込15万2,050円)の方がバッテリー容量は20%ほど大きいので、単純な走行距離はパナソニックの方が長くなります。

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ただ、アシスト効率はブリジストンの方がいいので、バッテリー容量はあまり重要ではないと思います。

普通の電動自転車に、チャイルドシートを後付けするというのは?

チャイルドシートが最初からついていない、車輪の径が大きな電動自転車の利点としては、スピードが出やすいことと、価格が多少は安い点があります。たとえばブリジストンだと、税込11万2,600円、チャイルドシートは1万2,000円前後です。

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ただ、タイヤの幅が狭く、スタンドの角度も浅いので、二人乗りをした場合の安定性は、やはり大きな差がつきます。

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もしお子様を乗せるのなら、二人乗り以上用に作られたモデルにするべきでしょう。あと、三人乗りは合格基準を満たす、二人乗り以上を前提としたモデルでしかできません。

電動自転車と合わせて買った方がいいものは?

ヘルメットは当然として、今年のように雨が多いと、レインカバーもあった方がいいでしょう。

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まとめ

電動自転車は、アシスト力、ブレーキ性能、メンテナンスの手間などから見て、ブリジストンのbikkeが最高のようです。あとは、チャイルドシートの位置を子供の年齢と人数に応じて選べばいいでしょう。

実際に乗ってみた

パナソニック ギュット・アニーズ・DX

1台14万円!子乗せ電動アシスト自転車「パナソニック ギュット・アニーズ・DX」に決めた理由

この記事を書いた人
岡崎綾修

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