【驚愕】鶏レバーのプリン体はいくらの約84倍!?管理栄養士「尿酸値が気になるなら食べ方に注意!」

  • 2026年10月30日公開

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こんにちは。昔は苦手だったレバーが、今では大好物!管理栄養士でヨムーノライターの広田千尋です。

レバーといえば、居酒屋や焼き鳥店でおなじみの定番メニューですよね。
鉄やビタミンが豊富で、体によいイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
ところが、食べる量に気をつけたい理由もあるんです。

今回は鶏・豚・牛レバーのプリン体量をいくらと比較しながら、レバーを楽しむための食べ方や、尿酸値が気になる方の食事のポイントを紹介します!

いくらの約84倍!鶏レバーのプリン体量にびっくり【痛風対策】

レバーは鉄やビタミンA、ビタミンB群など、さまざまな栄養素を含む食品です。
栄養豊富なのはうれしいところですが、実はプリン体も多く含まれています。

食品100gあたりのプリン体量を比べてみましょう。

  • いくら:3.7mg
  • 鶏レバー:312.2mg
  • 豚レバー:284.8mg
  • 牛レバー:219.8mg

なんと、鶏レバーのプリン体量は、いくらの約84倍!

「魚卵はプリン体が多そう」と思うかもしれませんが、いくらは意外にも少なめです。
対して、鶏・豚・牛レバーはいずれも100gあたり200mgを超えています。

️参考:公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品中のプリン体含有量 一覧表」

プリン体とは?1日どのくらい摂っても大丈夫?

プリン体は私たちの体内にも存在し、食品にも含まれています。
体内で分解されると、最終的に尿酸になる成分です。

尿酸値が高い状態が続くと、関節などに尿酸塩の結晶がたまり、強い痛みを伴う痛風発作につながる場合があります。

高尿酸血症や痛風のある方の食事管理では、プリン体の摂取量を1日400mg程度に抑えることが目安とされています。
鶏レバー100gには312.2mg含まれるため、これだけで400mgの約8割に相当する計算です。

なお、400mgは高尿酸血症や痛風のある方に向けた目安です。
健康な方は、この数値にとらわれすぎず、食事全体のバランスを意識しましょう。

️参考:公益財団法人 痛風・尿酸財団「痛風の原因は?」

参考:公益財団法人 痛風・尿酸財団「食品・飲料中のプリン体含有量」

なぜレバーはプリン体が多いの?

レバーといくらでは、どうしてプリン体量にこれほど差があるのでしょうか。

食品に含まれるプリン体は、主に細胞内の核酸に由来します。
そのため、細胞分裂が盛んな組織や、100gあたりの細胞数が多い食品には、プリン体が多く含まれる傾向があるのです。

一方、魚卵であるいくらは、基本的に1粒が1個の卵細胞。
いくらは100gあたりに含まれる細胞数が少ないため、プリン体も少なめなのです。

レバーの食べすぎ、プリン体以外にも「ここ」に注意!

レバーを食べる際に、もうひとつ気をつけたいのがビタミンAです。

生のレバー100gあたりのビタミンA含有量を見てみましょう。

  • 鶏レバー:14,000μgRAE
  • 豚レバー:13,000μgRAE
  • 牛レバー:1,100μgRAE

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、18歳以上の男女のビタミンAの耐容上限量は1日2,700μgRAEとされています。

鶏レバーなら約20gで、この数値に達する計算です。
焼き鳥のレバーは1本あたり25〜30g程度のため、1本食べるだけでも、ビタミンAの耐容上限量を超える計算になります。

「えっ、たった1本で?」と驚くかもしれませんが、耐容上限量を1日超えたからといって、すぐに健康被害が起こるわけではありません。

ビタミンAは、長期間にわたって過剰に摂ると健康に影響する恐れがあるため、レバーを頻繁に食べる方は、量にも気を配りたいですね。

️参考:文部科学省「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

参考:厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」

※編集部注:なお、食品安全委員会は、ビタミンAの過剰摂取を避けるため、妊娠中は鶏・豚レバーを食べるのをなるべく控えるよう呼びかけています。

参考:食品安全委員会「お母さんになるあなたと周りの人たちへ」

プリン体が多いレバー、どのくらい食べる?

レバーには、週何回までなら大丈夫という明確な基準はありません。
とはいえ、栄養豊富だからと毎回たくさん注文するのは、少し考えたいところ。

例えば、焼き鳥店ではレバーを何本も頼むより、ほかの串焼きや野菜料理も組み合わせて楽しんでみましょう。

普段からよく食べる方は、量や頻度を少し見直してみるのもよいですね。
鉄を補いたい場合は、レバー以外にも赤身肉や魚、大豆製品などを取り入れる方法があります。

尿酸値が気になる方は、食生活全体も見直そう

尿酸値が気になる方は、レバー以外の食べ物や飲み物、食べ方にも目を向けてみましょう。

  • レバーや白子、干物など、プリン体の多い食品を食べすぎない
  • プリン体ゼロのお酒も含め、お酒の飲みすぎに注意する
  • 食べすぎを控え、適正体重を目指す
  • 水やお茶などで十分に水分を摂る
  • 野菜や海藻も取り入れ、バランスのよい食事を心掛ける

プリン体ゼロのお酒でも、アルコール自体が尿酸値に影響します。
肥満や水分不足にも気をつけたいですね。

尿酸値が高い方や治療中の方は、自己判断で極端な食事制限をせず、医師などの指示に従いましょう。

️参考:厚生労働省 生活習慣病などの情報(e-ヘルスネット) | 健康日本21アクション支援システム「アルコールと高尿酸血症・痛風」

栄養豊富なレバーはプリン体もたくさん!食べる量と頻度を意識しよう

レバーは鉄やビタミンが豊富な反面、プリン体やビタミンAも多く含まれています。
栄養豊富だからと食べすぎず、量や頻度を意識して楽しみたいですね。

次に居酒屋でレバーを注文するときは、ほかのおつまみとの組み合わせも意識してみてくださいね!

この記事を書いた人
毎日の「おいしい」を考える管理栄養士
広田千尋

食べるのが大好きな2児の母で管理栄養士。
毎日のご飯作りと子育てに奮闘しながら、簡単・時短・おいしい・健康レシピを考えるのが大好きです!
毎日の暮らしに役立つ栄養・健康情報をお届けします。

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