「慰謝料払え!」コネ入社の新人に“パワハラ”で訴えると脅されて…(涙)→本当に弁護士を呼んだ結果…!?

  • 2026年11月03日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

僕は中堅企業でチームリーダーをしています。
ある日、チームに配属されてきたのは、社長の親戚だという新人。仕事を覚えてもらおうと声をかけたところ、返ってきたのは思いもよらない言葉でした。

「僕、社長の親戚なんで」

「まずは、この伝票の整理からお願いできるかな」

「それ、僕がやる仕事ですか?」
新人はスマートフォンから顔も上げず、そう答えました。

手順を説明しても「だるいっすね」。勤務中にスマートフォンで遊んでいるのを注意すれば、「僕、社長の親戚なんで」と得意げな顔。

だから何だと言いたくなるのをこらえ、僕は根気よく仕事を教えていました。

そんなある日、彼が資材の発注数量を一桁少なく入力。送信前に別の担当者の確認を受ける決まりだったのに、その手順を飛ばして発注してしまい、現場の作業が一時止まったのです。

不足分を手配したあと、僕は彼を別室に呼び、落ち着いて伝えました。

「今回のミスは、決められた確認を受けていれば防げたはずだよ。社長の親戚でも、仕事の手順はみんなと同じ。次からは必ず、送信前に確認を受けてね」

彼は不満そうに口を曲げ、返事もしませんでした。

診断書を手に「慰謝料まだ?」

数日後、新人が僕の席にやってきました。
「この前の注意で体調を崩したんです。パワハラですよ」

差し出された診断書には、「抑うつ状態」と書かれていました。

「体調は大丈夫? 人事にも相談して、仕事の進め方を考えよう」

ところが、彼は僕の言葉を遮りました。
「それより慰謝料を払ってください」

その場で支払いを約束することはできません。僕は体調のことも、指導についての訴えも人事に伝え、対応をお願いしました。

しかし、それから彼は僕の顔を見るたびにお金を要求するようになったのです。

「慰謝料まだ?」
その日も、同僚たちがいる前で声をかけてきました。周囲がひそひそと言葉を交わす中、彼は診断書を掲げ、さらに声を張り上げました。

「拒否したら弁護士呼ぶからな!」

僕は落ち着いて答えました。
「分かった。弁護士呼んで」

「は……?」
ついさっきまでの勢いが、ぴたりと止まりました。

本当に弁護士を呼んだ結果…

「弁護士に依頼するなら、人事を通して話し合おう。こちらも会社に相談するよ」

「いや、そこまで大ごとにしなくても……」

「でも、慰謝料を請求しているんだよね。きちんと確認しよう」

彼は何か言いかけましたが、結局、黙って自分の席へ戻っていきました。

実は、僕のチームでは指導内容を日報に残していました。発注ミスの経緯も、見直した確認手順も、彼に伝えた内容も記録してあります。

人事はその記録を確認し、僕と新人、周囲の同僚からも話を聞きました。

後日、会社が設けた面談には、顧問弁護士も同席することに。事前にそう伝えられていた新人は、当日、落ち着かない様子でした。

結局、彼が自分の弁護士を連れてくることはありませんでした。

面談が始まると、顧問弁護士は記録を確認しながら口を開きました。

「記録と聞き取りの内容からは、今回の指導は、ミスの再発防止に必要な範囲だったと考えています。現時点では、慰謝料の支払い義務があると判断できる事情は確認できていません」

「でも、診断書が……」

「体調への配慮は必要です。ただ、診断書があることだけで、指導がパワハラだったと決まるわけではありません」

彼は診断書に視線を落とし、黙り込みました。

人事担当者も続けます。
「体調については引き続き相談しましょう。ただ、職場で大声を出して、その場で支払いを迫ることはやめてください」

新人はうつむき、小さくうなずきました。

最後に持ち出した「社長の親戚」

面談が終わりかけたとき、彼がぽつりと言いました。
「このこと、社長は知っているんですか。僕、親戚なんですけど……」

人事担当者は、静かに答えました。
「社長には報告しています。そのうえで、『親戚だからと特別扱いせず、事実に基づいて対応するように』と言われています」

彼は顔を上げましたが、今度は何も言い返しませんでした。

後日、社長本人からも「親戚だからと甘えるな」と仕事への姿勢を諭されたそうです。

それからしばらくして、彼は僕の前で頭を下げ、「強引にお金を要求して、すみませんでした」と謝罪しました。

それ以来、「僕、社長の親戚なんで」というセリフは聞かなくなりました。
仕事にも少しずつ真面目に取り組むようになった彼。職場にようやく平穏が戻り、僕もほっと胸をなで下ろしました。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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