救急の日とは?9月9日の意味・由来を子どもにも伝わる言葉で解説

  • 2026年08月07日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

毎年9月9日は「救急の日」。「9(きゅう)9(きゅう)」の語呂合わせが由来の記念日で、お子さんに「今日ってなんの日?」と聞かれても一言で教えやすい行事です。

とはいえ、毎年ニュースや学校のほけんだよりで見かけるものの、「実際に何をする日なのか」まで詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

この記事では、救急の日の意味や由来をやさしく紐解きながら、いざというときに役立つ情報を分かりやすく整理しました。「救急車を呼ぶべきか迷ったとき」の頼れる相談先や、今すぐできる家庭の救急箱の見直しリストなど、今日から実践できる備えをまとめています。

お堅い公的機関の説明とは違う、私たちの暮らしに寄り添った目線で解説しますので、ぜひ肩の力を抜いて参考にしてみてくださいね。

救急の日とは?9月9日の意味を一言で

まずは「救急の日」がどんな日なのか、意味と目的をシンプルに整理します。名前の由来はとてもわかりやすく、お子さんへの説明にもそのまま使えます。

「9(きゅう)9(きゅう)=救急」の語呂合わせが由来

救急の日が9月9日である理由は、数字の「9」を2つ並べると「きゅうきゅう」と読め、「救急」と同じ響きになるからです。「9(きゅう)9(きゅう)」で「救急」。とてもシンプルな語呂合わせなので、覚え方に迷うことはありません。お子さんに教えるときは、「9が2つで『きゅうきゅう』、だから9月9日は救急の日なんだよ」と伝えると、すんなり理解してもらえます。カレンダーの9月9日を一緒に指さしながら話すと、より印象に残りやすいでしょう。

救急の日に込められた目的(救急への理解と関心を高める)

救急の日は、ただ語呂合わせで作られた記念日ではありません。国民一人ひとりに、救急医療や救急業務について正しく理解してもらい、関心を高めてもらうことを目的としています。具体的には、応急手当の大切さを知ってもらう、救急車の適正な利用を呼びかける、といった狙いがあります。「いざというときに落ち着いて動ける人を増やす」ための日、とイメージするとわかりやすいはずです。

いつ・誰が・なぜ制定した?救急の日の歴史

「なんとなく昔からある日」と思われがちですが、救急の日には制定した年と主体があります。背景を知ると、この日の意味がより腑に落ちます。

昭和57年(1982年)に厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が制定

救急の日は、昭和57年(1982年)に、当時の厚生省(現在の厚生労働省)と消防庁によって定められました。40年以上の歴史がある、しっかりと根拠のある記念日です。国の機関が正式に定めた日なので、保育園や小学校のおたより、自治体の広報などで毎年のように取り上げられます。「どこかで見たことがある」と感じるのは、こうして各所で継続的に発信されているからです。

なぜ普及啓発が必要とされたのか

救急の日が作られた背景には、救急車の出動件数の増加や、救急医療への負担という課題があります。急病やけがの際に、誰もが適切に対応できるようにしておくことが、社会全体で求められてきました。また、心肺蘇生やAEDの使い方など、その場に居合わせた人の応急手当が命を左右する場面もあります。だからこそ、専門家だけでなく一般の人にも救急の知識を広めることが大切だと考えられ、啓発の日が設けられました。

救急医療週間とは?救急の日との関係を整理

「救急の日」とセットでよく登場するのが「救急医療週間」です。混同しやすいので、両者の関係をここで整理しておきます。

9月9日を含む1週間が「救急医療週間」

救急医療週間とは、9月9日の「救急の日」を含む1週間(日曜日から土曜日まで)を指します。1日だけでなく1週間を通して、救急に関する啓発活動を集中的に行う期間です。つまり、「救急の日」がピンポイントの1日、「救急医療週間」がその日を含む幅のある期間、という関係です。ニュースで「今週は救急医療週間です」と聞いたら、9月9日前後の時期なのだと考えてよいでしょう。

全国で行われる応急手当講習・啓発イベント

この期間には、全国各地の消防本部や自治体で、さまざまなイベントが開かれます。代表的なのが、心肺蘇生やAEDの使い方を学べる応急手当講習会です。消防署や公共施設での救命講習(無料のことが多い)AED操作の体験コーナー。救急車の適正利用を呼びかけるパネル展示やチラシ配布。お住まいの市区町村のホームページや広報誌をチェックすると、参加できる講習が見つかることがあります。子育て世代にとっては、子どもの事故に備える知識を得る良い機会になります。

救急の日に家庭でできること・子どもへの伝え方

救急の日は、家庭で防災や救急について話し合うきっかけにぴったりの日です。特別な準備がなくても、ちょっとした会話から始められます。

保育園・学校のほけんだよりでも取り上げられる理由

9月になると、保育園や小学校のほけんだよりで救急の日が紹介されることがあります。これは、子ども自身にも「けがや急病のときにどうすればいいか」を知っておいてほしいという願いからです。おたよりが配られたら、そのまま親子の話題にしてみましょう。「これ、園でも習った?」と聞くだけでも、子どもの防災意識を育てるきっかけになります。堅苦しく教え込む必要はありません。

子どもに「命を守る大切さ」をやさしく伝えるコツ

子どもに救急の話をするときは、怖がらせないことが一番のポイントです。「もしものときはどうする?」をクイズのように話すと、自然と身につきます。「火事やけがのときは119番」と番号を一緒に覚える。自分の名前・住所・電話番号を言えるようにしておく。「大人がいないときは近くの人に助けを呼ぶ」と伝える。難しく考えず、遊びの延長で少しずつ教えれば十分です。一度で完璧を目指さず、折に触れて繰り返すことで、いざというときに動ける力が育ちます。

救急車を呼ぶか迷ったら?#7119と119番の判断目安

「この症状で救急車を呼んでいいのかな」と迷った経験がある人は多いはずです。ここでは、119番を呼ぶべき目安と、迷ったときの相談窓口を紹介します。判断に自信がなくても大丈夫、頼れる仕組みがあります。

119番を呼んだほうがいい症状の目安

次のような症状が見られる場合は、ためらわず119番に通報してください。命に関わる可能性があるサインです。意識がない、呼びかけても反応が鈍い。呼吸が苦しそう、または息をしていない。突然の激しい頭痛や胸の痛み。顔や手足の片側にしびれ・麻痺がある、ろれつが回らない。大量の出血を伴うけが、広範囲のやけど。「呼んでいいか迷う」と感じた時点で、迷わず通報して問題ありません。結果的に軽症だったとしても、責められることはありません。判断を先延ばしにするより、早めの行動が命を守ります。

迷ったときの相談窓口「#7119」の使い方

緊急かどうか自分では判断できないときは、救急安心センター事業「#7119」に電話しましょう。電話をかけると、医師や看護師などの専門家が症状を聞き、救急車を呼ぶべきか、今すぐ受診すべきかをアドバイスしてくれます。面倒に感じるかもしれませんが、電話一本で専門家に相談できる心強い窓口です。ただし、#7119は全国すべての地域で導入されているわけではありません。お住まいの地域で使えるかどうか、自治体のホームページで事前に確認しておくと安心です。使えない地域では、各自治体が案内する相談ダイヤルを利用しましょう。

子どもの急な体調不良は「#8000」小児救急電話相談へ

小さな子どもの急な発熱やけがは、親にとって特に不安なものです。そんなときに頼れるのが、子ども専用の相談窓口「#8000」です。夜間や休日でも相談できるので、覚えておくと安心です。

#8000でできること・対応時間

「#8000」は、子どもの急な病気やけがについて、電話で相談できる小児救急電話相談です。電話をかけると、小児科医師や看護師などから、家庭での対処法や受診の必要性についてアドバイスをもらえます。主に夜間・休日など、病院が開いていない時間帯に対応しています。ただし、対応時間は都道府県ごとに異なります。「うちの地域は何時まで対応しているか」を、事前に調べてスマホのメモに残しておくと、いざというときに慌てません。

発熱・やけど・誤飲など家庭での応急手当の基本

相談窓口につながるまでの間、家庭でできる基本の対処も知っておくと落ち着いて動けます。あくまで応急的な対応なので、判断に迷うときは無理せず相談してください。発熱:水分をこまめに与え、着せすぎず室温を快適に保つ。ぐったりしている、水分が取れない場合は受診を検討。やけど:すぐに流水で10分以上冷やす。水ぶくれは無理につぶさない。誤飲:口の中に残っていれば取り除く。無理に吐かせず、飲んだものの種類と量を確認して相談窓口や病院へ。初めての育児で不安に感じるのは当然のことです。多くの家庭が同じように迷いながら、こうした窓口を頼っています。一人で抱え込まず、専門家の力を借りて大丈夫です。

今日から備える家庭の救急箱チェックリスト

救急の日は、家庭の救急箱を見直す絶好のタイミングです。いざというときにサッと使えるよう、中身をチェックしておきましょう。特別なものをそろえる必要はなく、基本アイテムがあれば十分です。

常備しておきたい基本アイテム

まずは、家庭で起こりやすいけがや体調不良に対応できる、最低限のアイテムをそろえておきましょう。絆創膏(サイズ違いで数種類)ガーゼ・包帯・サージカルテープ。消毒液。体温計。ピンセット・はさみ。使い捨て手袋。常備薬(解熱剤・整腸剤など、必要に応じて)冷却シート・保冷剤。100均でそろえられるものも多いので、「まだ何も用意していない」という人も気負わず始められます。まずは1つの箱にまとめておくことが第一歩です。

定期的に見直したいポイント(使用期限・補充)

救急箱は用意して終わりではなく、定期的な見直しが肝心です。いざ使おうとしたら期限切れだった、という事態を防ぎましょう。消毒液や薬の使用期限を確認し、切れていれば買い替える。使って減った絆創膏やガーゼを補充する。子どもの成長に合わせて、必要なアイテムを入れ替える。「毎年9月9日の救急の日に見直す」とルールを決めておくと、忘れずに続けられます。カレンダーやスマホのリマインダーに登録しておくのがおすすめです。

よくある質問

この記事に関してよく寄せられる質問をまとめました。

救急の日は祝日やお休みになりますか?

いいえ、救急の日(9月9日)は祝日ではなく、通常の日です。救急医療への理解を広めるための啓発日という位置づけで、学校や会社が休みになることはありません。

救急の日と救急医療週間は何が違いますか?

救急の日は9月9日の1日を指し、救急医療週間はその9月9日を含む1週間(日曜から土曜)を指します。1日か、その日を含む期間か、という範囲の違いです。週間中は全国で講習会などのイベントが集中的に行われます。

#7119と#8000はどう使い分ければいいですか?

大人も含めた急な病気やけがで救急車を呼ぶか迷ったときは「#7119」、15歳未満の子どもの急な体調不良について相談したいときは「#8000」が目安です。どちらも地域によって導入状況や対応時間が異なるため、お住まいの自治体の情報を事前に確認しておきましょう。

子どもにはいつから救急の話をすればいいですか?

明確な年齢の決まりはありませんが、番号や自分の名前・住所を覚えられるようになる幼児期後半から少しずつ伝えるとよいでしょう。怖がらせず、クイズや遊びの延長で繰り返し話すのがコツです。

救急の日に参加できるイベントはどこで探せますか?

お住まいの市区町村や消防本部のホームページ、広報誌で告知されることが多いです。「(地域名)救急医療週間 イベント」などで検索すると、応急手当講習会などの情報が見つかりやすくなります。

まとめ|救急の日をきっかけに家族の備えを見直そう

救急の日(9月9日)は、「9(きゅう)9(きゅう)=救急」の語呂合わせに由来し、昭和57年に厚生省(現・厚生労働省)と消防庁が制定した、救急医療への理解を広めるための日です。意味を知るだけでなく、家庭の備えを見直すきっかけにすると、この日がぐっと身近になります。

最後に、今日から実践したいポイントをまとめます。 由来は「9が2つで救急」。子どもにも一言で伝えられる、救急の日を含む1週間が「救急医療週間」。講習会に参加してみる、救急車に迷ったら「#7119」、子どもの急病は「#8000」を活用、119番を呼ぶべき症状の目安を家族で共有しておく、救急箱の中身と使用期限を、9月9日を機に見直す。

まずは救急箱を開けてみる、家族で相談ダイヤルの番号を確認する、そんな小さな一歩からで十分です。難しく考えなくても大丈夫。今日の備えが、いざというときに大切な家族を守る力になります。

孫は正解?不正解?【ことわざクイズ】「まごにも衣裳」の「まご」を漢字で書けますか?

偉人の無茶ぶりで誕生!?"肉じゃが”を最初に作ったのは?【不正解者続出!】「給食のおばさんとか?」→全然違った…

【おもしろい漢字雑学クイズ】「肉」の音読み・訓読みは?昔の呼び方と意外な豆知識

【おもしろ雑学クイズ】初代江戸城の城主は誰?徳川家康ではなく最初に築城した人物とは

合衆国はアメリカだけじゃない?世界に2つの意外な国名と「日本」の由来雑学

【面白い雑学クイズ】「登竜門」の意味・語源は?5月5日の「子供の日」との意外な関係も解説

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

「くらしをもっと楽しく!かしこく!」をコンセプトに、マニア発「今使えるトレンド情報」をお届け中!話題のショップからグルメ・家事・マネー・ファッション・エンタメまで、くらし全方位を網羅。

こちらもどうぞ

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ