【お願い!冷凍したお肉で"それ"絶対やらないで!】厚生労働省もNGという理由に→「ついやってしまってました…」「火を通してもダメなんだ…」

  • 2026年02月09日公開

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みなさんこんにちは!管理栄養士でヨムーノライターのmihoです。

仕事や育児でバタバタしていると、「あとで使うし、いいか」「とりあえずお肉、出しておけば夜には使えるよね」と、冷凍肉をキッチンに置きっぱなしにしてしまうこと、ありますよね。
でも、室温での解凍(常温放置)は、条件によって食中毒菌が増えやすくなることもあるため、注意が必要です。

今回は、冷凍肉を室温で常温解凍するリスクと、より安全な解凍方法をまとめます。

なぜ冷凍肉の常温解凍を避けるべきか?

最初に結論から言うと、冷凍したお肉は室温放置での解凍を避け、冷蔵庫・電子レンジ・流水を用いることが推奨されています。

その理由を詳しく見ていきましょう。

参考:厚生労働省『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』

外側と内側の温度差が生じるリスク

冷凍肉を室温に置くと、外側から先に解凍が進み、表面が先にゆるみやすい状態になります。
中心はまだ凍っているのに、表面だけが先に温まる状態、いわゆる"温度ムラ"がある状態になりやすいんですね。

このように解凍中に“表面が温まりやすい時間”が長くなるほど、条件によっては細菌が増えやすくなるため注意が必要です。

参考:J-STAGE『冷凍食品解凍時における細菌の消長』

食中毒菌が増えやすい温度帯

食中毒菌は、冷たいほど増えにくく、人の体温に近い温度で増えやすい性質があります。
多くの細菌は5〜45℃で増殖しやすく、例えば、O157やO111などの場合は、7℃から8℃ぐらいから増殖し始め、35℃から40℃で最も増殖が活発になります。

つまり、暖房の効いた冬のキッチンや夏場など、“室温が高め”の環境は、常温解凍のリスクが上がりやすいんです。

参考:食品安全委員会『主な細菌性食中毒の特徴と対策 その1』

「短時間なら大丈夫」と思いがち…でも、増え方は想像以上なことも

「ちょっと置いただけだし平気かな」と思っても、細菌は条件が合うと増えてしまいます。

厚生労働省の資料でも、例として腸管出血性大腸菌O157は室温でも15〜20分で2倍になることがある、と紹介されています。

忙しい日は特に、気づいたら数時間……となりやすいので、できるだけ“室温に置く時間”を作らないのが安心なのです。

参考:厚生労働省『家庭でできる食中毒予防の6つのポイント』

「火を通せば大丈夫」ではない理由

「火を通せば大丈夫なんじゃないの?」と思いがちですが、実はここが誤解されやすいポイントの一つ。
たしかに、加熱で多くの食中毒菌は死滅しますが、注意したいのが菌が増える過程で作る毒素なのです。

例えば、黄色ブドウ球菌は、食品中で増殖するとエンテロトキシン(毒素)を産生し、これが原因で食中毒を起こします。
この毒素は耐熱性とされ、加熱してもリスクが残る場合があるため、「火を通せば100%安心」とは言い切れないのです。

つまり、加熱を盲信しすぎると、「しっかり焼いたのに、なぜかおなかを壊した……!」といったケースの原因になることもあるのです。

参考:国立健康危機管理研究機構 感染症情報提供サイト「ブドウ球菌食中毒」

常温解凍リスクが特に高い肉の種類

すべての肉で注意が必要ですが、特に要注意なのは以下の2つです。

鶏肉:鮮度が良くても“菌がいない”とは限らない

鶏肉は、カンピロバクターなどの食中毒でよく名前が挙がる食材です。

厚生労働省のQ&Aでも、健康な家きんが菌を持っていることがあるため、鶏肉から検出されることがある、とされています。

「新鮮だから大丈夫」ではなく、生食・加熱不足を避けるのが基本です。

参考:厚生労働省「カンピロバクター食中毒予防について(Q&A)」

ひき肉:加工の性質上“中まで菌が入り込みやすい”

ひき肉は、加工の工程で表面の菌が中まで入り込みやすいのが特徴。

厚生労働省でも、ひき肉は中心部まで病原体が入ってしまう旨が示されています。
ハンバーグなどは“表面の焼きめ”にだまされやすいので、中心までしっかり加熱が鉄則ですよ。

参考:厚生労働省「お肉はよく焼いて食べよう」

冷凍肉の正しい解凍方法【常温解凍を避けるために】

安全を考えるなら、基本は低温・短時間で解凍するのがベストです。

① 冷蔵庫解凍(菌が増えにくい温度で解凍できる)

前日〜半日前に冷蔵庫へ移す方法は、温度が上がりにくく、菌が増えにくい解凍方法です。

「明日使う分を寝る前に冷蔵庫へ」が、いちばんラクで安全。

② 流水解凍(急ぐとき)

急ぎたい日は、肉を密閉袋に入れて流水で解凍します。

室温放置より短時間で済みやすく、表面温度が上がりにくいのがポイント。

③ 凍ったまま調理

煮物・スープ・炒め物などは、凍ったまま使えることもあります。

ただし、厚みのある肉は火が通りにくいので、中心まで加熱できる料理を選ぶのが安心です。

④電子レンジ解凍

レンジ解凍は便利ですが、加熱ムラが出やすいのが弱点。

解凍モードや低出力で“半解凍”くらいにして、そのまま放置せず、すぐ調理が基本です。

解凍したお肉は早く食べ切るように

解凍後はできるだけ早く調理し、いったん解凍した肉を長時間放置したり、何度も冷凍・解凍を繰り返したりしないようにしましょう。

冷凍肉の常温解凍は避ける!リスクを減らしおいしく調理へ

冷凍肉の常温解凍は、表面温度が上がりやすく、条件によっては菌が増えやすくなるため注意が必要です。

「火を通せばOK」と考えるより、解凍も調理の一部。

冷蔵庫・流水・レンジを上手に使って、家族の体調を守っていきましょう。

この記事を書いた人
田舎暮らしを楽しむフリーランス管理栄養士
miho

子育てをきっかけに都会からUターンし、海も山も近い田舎に住みながら、フリーランスの管理栄養士をしています。毎日の生活に役立つ、アイディアレシピや節約レシピなどを楽しくわかりやすく伝えていければと思います。ぜひご覧くださいね★

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