弥生時代の日本人の平均身長は?【えええ、そうだったの〜!?】意外と高い?低い?「覚えておきます!」

  • 2025年12月23日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

歴史の授業で習った「縄文時代」と「弥生時代」。 当時の人々の暮らしぶりや道具の違いは学びましたが、果たしてどのような体格をしていたのでしょうか。

今回は、そんな歴史に関するクイズを出題!果たして、弥生時代の日本人の平均身長(男性)は何cmくらいだったでしょうか?

弥生人の身長、どれくらい?

縄文時代から弥生時代へ。稲作が伝わり、生活様式が大きく変わったこの時代、人々の身長はどうだったのでしょうか。

渡来系弥生人の男性の平均身長は、次のうちどれに近いでしょう?

① 約149cm
② 約158cm
③ 約163cm

正解は…

③の「約163cm」が正解でした!

資料によると、渡来系弥生人の平均身長は男性が163cm、女性が151cmとのこと。 実はこれ、ひとつ前の縄文時代の人々(男性158cm、女性149cm)よりもかなり高かったのです。

参考文献 [展示解説:日本人の旅 - 日本人類学会 教育普及委員会(国立科学博物館・人類研究部編)]

なぜ身長に変化が起きたの?

なぜ急に身長が高くなったのでしょうか? これには、大陸からの「人の移動」が大きく関係しています。

渡来系弥生人の影響

弥生時代には、大陸から組織的な水田耕作や金属器の文化を持った人々(渡来系弥生人)が北九州や本州西部にやってきました。彼らはもともと縄文人とは顔つきや体格が大きく異なり、身長も高かったのです。

  • 縄文人:顔や眼窩(がんか)は上下に短く、彫りが深い。平均身長は低め(男性158cm)。
  • 渡来系弥生人:顔は上下に長く、のっぺりとしていて鼻の付け根が平坦。平均身長は高め(男性163cm)。

この渡来系の人々が、在来の縄文人と混血しながら全国へ広がり、稲作などの新しい文化とともにその形質(体の特徴)も日本列島に広まっていきました。これが現代日本人の形成プロセスの始まりと言われています。

果たして、正解がわかったでしょうか?もし間違えた場合はこの機会に覚えて、クイズとしてまわりに出題してみてくださいね!

りんごのイラスト/タワシ

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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