「経済」は何の略?語源の意味と会社・企業の違いを解説

  • 2025年12月04日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

私たちが普段使う「経済」という言葉、実はある四字熟語の略だと知っていますか?

今回は、意外と知らない「経済」の語源をクイズ形式でご紹介します。本来の意味を知ると、お金儲けだけではない深い言葉であることが分かります。

さらに、「会社」と「企業」の明確な違いや、株式会社・合同会社など4つの会社形態の違いも解説。社会人として知っておきたいビジネス雑学をまとめてチェックしましょう。

「経済」は何の略?

この「経済」という言葉は、私たちの暮らしを豊かにするために不可欠な概念ですが、その成り立ちを知っている人は多くありません。

この記事では、「経済」という言葉の意外なルーツをクイズ形式でご紹介します。その四文字の熟語が何を指すのか、じっくり考えてみてくださいね。

次のうちから選んでみてください。

① 経世済民

② 高度経済

③ 政経返済

正解は……

①の経世済民(けいせいさいみん)でした!

「経済」という言葉は、古代中国の古典に由来する四文字の熟語「経世済民(けいせいさいみん)」を略したものです。

経世済民(けいせいさいみん)のそれぞれの意味

  • 経世(けいせい): 世の中を治めること、世を秩序立てること。

  • 済民(さいみん): 人民を救い、苦しみを和らげること。

つまり、「経世済民」とは、「世の中を治め、人民の生活を救う」という意味であり、政治や統治の理想的なあり方を表す言葉でした。

この理想を追求する学問や活動が、やがてお金の流れや富の分配に焦点を当てるようになり、現在の「経済」という概念を指すようになったのです。

この言葉のルーツを知ると、「経済」という言葉が、単なるお金儲けではなく、「人々の暮らしと世の中の安定」という大きな意味を持っていたことがわかりますね。

豆知識:「会社」と「企業」の違いって何?

「経済」という言葉の成り立ちを知ったところで、普段私たちが使う「会社」と「企業」の違いを知っていますか?実は、この二つは明確に指すものが異なります。

企業(きぎょう)

営利を目的に経済活動を行う組織、団体、個人の総称。法律上の厳密な定義はなく、個人事業主や大規模な多国籍企業まで、すべてを含みます。

会社(かいしゃ)

会社法という法律に基づいて設立された、営利を目的とする法人(株式会社、合同会社など)のこと。

つまり、企業は「営利活動をする組織全般」を指す、より広い概念であり、会社は「企業」という大きな枠組みの中の一部だということになります。

普段の会話ではどちらを使っても通じますが、ビジネスや法律の文脈では使い分けることが重要になる、興味深い言葉の違いなのです。

豆知識:「会社」は4種類!一番大きな違いは?

普段私たちがよく目にする株式会社の他に、合同会社、合資会社、合名会社があります。
これら4種類の会社の一番大きな違いは、会社が倒産した際に、出資者(オーナーや社員)がどこまで責任を負うか、という点です。

株式会社と合同会社(有限責任)

責任の範囲:有限責任

出資した金額までしか責任を負いません。万が一会社が倒産しても、個人の全財産を失うリスクがないため、現在設立される会社のほとんどはこの2種類です。

特徴:
株式会社:資金調達がしやすい、社会的信用度が高い。
合同会社:設立費用が安い、経営の自由度が高い。

合資会社と合名会社(無限責任が関わる)

責任の範囲:無限責任

出資者が会社の借金を個人の全財産で返済する義務を負います。このリスクの大きさから、近年では設立されるケースが非常に少なくなっています。

特徴:
合名会社:無限責任を負う出資者のみで構成されます。
合資会社:無限責任を負う出資者と、有限責任を負う出資者の両方で構成されます。

この「責任の範囲」の違いが、会社を選ぶ上で最も重要なポイントになるのです。

りんごのイラスト/タワシ

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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