【料理中、それ入れるの絶対やめて!】「取り返しがつかなくなります」調理師がゾッとする警告→「これ、やってた…」
- 2025年11月03日公開
こんにちは、調理師でヨムーノライターのだいきです。
料理をしていると、つい「これ入れたらもっとおいしくなるかも?」って思う瞬間、ありますよね。
- 「砂糖って書いてあるのにハチミツ入れる」
- 「飴玉入れたら、うまいんじゃない?」
- 「隠し味に冷蔵庫で余ってるもの入れちゃえ」
でも……その一歩が“沼の入り口”なんです。
だいたい、その結果「なんでそんなことを……」と、頭を抱える結果に。
そこで今回は、調理師である筆者が実際に見てきた「料理下手な人がなぜかやりがちなNGアレンジ」を5つ紹介します。
失敗例から、正しいアレンジのコツを学んでいきましょう!
お願いだからやらないで!料理素人がやりがちなNG失敗アレンジ5選
NGアレンジ①「全部入れたらおいしくなる」理論

調味料をとにかく入れまくる……これやる人、結構いるんです。
- 「コク出しにバター!」
- 「うま味は味の素と和風だしも使おう!」
- 「香ばしさにごま油もいけるか?」
……結果、もはや闇鍋状態。
こうなってしまっては、調理師でも救えません(笑)。
調理師の世界では、いかに調味料をシンプルにするかが重要とされています。
「入れれば入れただけ、うまくなる」というのは幻想です。
しかし、慣れていない人ほど、どんどん足していって、逆にドツボにハマってしまいます(カオス)。
シンプルこそ正義。
少ない調味料で味が決まると、ちょっとプロっぽいですよ(筆者は、この材料でこのおいしさ?と驚かれます)。
押さえるべきポイント

迷ったらまず「塩分・甘み・旨味」を意識するだけで、全然違います。
そこに加えて、少しのごま油とかバターを入れる、そんな使い方がベスト(なんだかおいしくなる気がしてきませんか?)。
プラスアルファは、最小限にすると、おいしい料理ができますよ!
NGアレンジ②「目分量でOK!」からの味見なし

筆者がよく目撃するのが 「目分量でもいけるっしょ」と作り始めたのに、味見をしないことです。
これって、料理に慣れている人ならいいんですが、慣れていない人がやると、危険しかありません。
基本、料理って足すことはできるのですが、引くことはできません。
なので、もっとも恐れるのが「入れすぎてしまった……」という現象(時を戻す魔法は存在しません)。
レシピとはまた違いますが、お米を炊く時なんかも危険ですよね。
あまり慣れていない人にごはんを炊いてもらったら、開けてみてびっくり。
おかゆができていた時がありました(笑)。
慣れていないうちは、目分量で作るのではなく、レシピに忠実に作るのが無難ですよ。
押さえるべきポイント

“慣れた人”が目分量でやってるのは、経験でどれくらい入れるのか分かっているからです。
最初は真似しない方がいいでしょう(その大胆さ、嫌いじゃないぜ)。
しっかりレシピどおり計量するのがおすすめです。
NGアレンジ③「代用しすぎて別料理」問題
たまたまその材料がなかったり、なんか美味しそうな気がしたり。
理由は多々あれ、レシピの材料を代用しまくるのは避けるべきです。
- 生クリームの代わりに豆乳
- 砂糖の代わりにはちみつ
- 小麦粉の代わりに片栗粉
- 料理酒の代わりにビール
……結果、残念な料理に。
実は、代用できる場面も多いのですが、料理に慣れていない方だと「そこを変えるとやばい」というところをピンポイントでついてきます(あの現象なんなの?)。
例えば、グラタンを作るときに、小麦粉がなくて、片栗粉で代用して、ぷるるんグラタンを発明してしまった☆……とかですね。
やはり、自己流でアレンジするのではなく、レシピ通りの材料を使うのが無難。
逆にOKの場合は、鶏ガラスープの素がないけど中華だしで代用とか、大枠が合っているものだけにすると失敗がかなり減ります。
(ただ、この"大枠"を外してくるのが料理慣れしてない人だったりします)
押さえるべきポイント
慣れていないうちは、代用というよりも、ある食材で作れるものを探すほうが安全。
試すとしても、なるべく大枠が外れないような食材を代用するか、1レシピ1つまでにするなどした方がいいでしょう。
NGアレンジ④「とりあえず焦がせばいいと思っている」問題

レシピを無視して「とりあえず焦がしとけばいいんでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。
実は、焼き色をつける方法っていつも同じではないんです。
食材ごとでまるで違います。
例えば、
- 鶏肉なら弱火でじっくり焼いて、焼き色をつける
- ステーキは強火で焦がすくらいの気持ちで、一気に
- 魚をフライパンで中まで仕上げるなら、弱火→強火
- ハンバーグは中火でこんがりと
などなど。
ここを「まあ焼けば一緒っしょ」と思って自己流で適当に焼いてしまうと、全然仕上がりに違いが出てしまいます。
押さえるべきポイント
料理に合った焼き色をつけるのが大切。
レシピを無視せず、書いてあるとおりの焼き方がベストです。
NGアレンジ⑤「切り方をおろそかにする」
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よくありがちなミスとして、切り方が雑なことがあげられます。
- 青椒肉絲なのに千切りが細すぎる
- カレーの材料の大きさが全然揃っていない
- 段々細かく切るのがめんどくさくなって後半ザク切りに
など、切り方1つで残念な結果になってしまうことがあります。
大きさを揃えないと、かたいものもあれば、クタクタのものもあるみたいな、残念な食感に。
そして、大きさが違えば、味のしみ方も変わります。
単純に、見た目も悪くなって、損しかありません。
調理師界隈では、食材の大きさが揃っていないと「もう少し大きさを揃えられるように、慎重に切って」と注意されるほど重要な要素です。
押さえるべきポイント
できる範囲で、大きさをなるべく揃えるように努力する。
そして、レシピに書かれている切り方をする。これに尽きます。
人間も見た目が重要と言われますが、料理も同じです。
料理をする際は、切り方も意識してみてくださいね。
調理師が教える「失敗しない料理アレンジの3ルール」
最後に、失敗しないアレンジルールを3つほど紹介して終わりにしたいと思います。
アレンジする際に気を付けるものは下記のとおり。
- ルール①:なるべく入れすぎない心がけを
- ルール②:味見は3回(序盤・中盤・終盤)
- ルール③:慣れないうちは「ちょい足し」で
この3つを守るだけでも、大失敗は防ぐことができます。
ぶっ飛んだもので代用してしまっても、入れすぎなければ、味見でなんとか取り戻すことができます。
そして、レシピ+ちょい足しにすれば、80点は取りにいけるはず。
慣れてくるまでは、ぜひこのルールを活用してみてくださいね。
料理はレシピどおりが無難、だけど失敗もスパイスのひとつ

この記事では、「料理下手な人がなぜかやりがちなNG失敗アレンジ」5選を紹介しました。
結論、「レシピに書いてある通りに作りましょう」ということになります。
料理慣れしてない人の「こうすりゃおいしくなりそう♪」はとっても危険なのです。
おおむね、そのカンは外れます。レシピをカンでアレンジするのはやめてください。
やはり料理に慣れていないうちは、無難にレシピどおり作るのがおすすめです。
しかし、筆者としては、失敗するのもいい思い出かなと思ったりもします。
「あ〜これは、入れたらあかんやつじゃん」とか「目分量で入れたら、未知の料理が爆誕した」みたいなことも楽しいといいますか。
自分で食べるだけの時は、思い切ってアレンジ。
誰かに作ってあげるときは、無難にちょい足しアレンジ、みたいに使い分けてもいいですね。
絶対に失敗できない場面は、レシピどおり作るのがおすすめです。
ぜひ今後の料理ライフの参考にしてみてください!
ホテルで4年間洋食を学び、介護施設の調理師として働いていました。脂っこい料理が大好物で、日々ダイエット中。自分も楽しみつつ、面白いレシピやアイディア、調理のコツなどを紹介していきます。
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