【こんな梨は、買ってはダメ!?】スーパー青果部が教える「甘さの見極め方」→そこを見ればいいのか!一生忘れない

  • 2025年09月15日公開

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こんにちは、ヨムーノ編集部です。

秋の味覚といえば、ジューシーな甘みが魅力の梨!

でも、せっかく買ったのに食べてみたらあまり甘くない……と、がっかりしたことってありませんか?

今回は「美味しい梨の選び方」と「梨が甘くなる切り方」をまとめて紹介します。

【こんな梨は、買ってはダメ!?】スーパー青果部が教える「甘さの見極め方」→そこを見ればいいのか!一生忘れない

まずは、青果のプロ・小林青果さんに教えてもらった「美味しい梨の選び方」を紹介します。

教えてくれたのは、青果のプロ「小林青果株式会社」

福岡で創業74年、青果の生産者と小売店舗のバイヤーの間をつなぐ「仲卸(なかおろし)」の事業を展開している小林青果株式会社。

九州各県はもちろん、全国各地から旬の食材や特性の強い商品を仕入れ、お客様へお届け。ここ数年で小売店舗も9店舗まで展開し、公式インスタグラムやnoteで、野菜の豆知識や生産者さんのイベント情報などを発信。

安全で安心できる食品だけでなく、作り手の思いや熱量、消費者の期待、販売店の信頼、すべての人の笑顔と心をつなげられるよう活動中。

ECサイト「うまうまもぐもぐ」では、新鮮で美味しい野菜やフルーツをオンラインで購入できます!

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美味しい梨の選び方

梨は夏から秋にかけてスーパーの青果コーナーでよく見かけるようになってきます。

見た目で美味しいかどうかを判断するのは難しそうに思われますが、実は美味しい梨には決まった特徴があります。

この特徴を押さえておくことで、甘くて美味しい梨を選ぶことができます。

甘くて美味しい梨を見極めるポイント

①軸が太くてしっかりしている

軸は木とつながっていた部分なので、軸が太いほど水分や養分をたっぷり吸収していると思われます。

軸が太くしっかりしている梨は、糖度が高く、実が詰まっている可能性が高いです。

②お尻の部分がふっくりとして左右対称に横に開いている

梨は軸がある頭の部分からお尻に向かって徐々に熟してきます。お尻までふっくり横に開いている梨は熟度の高い証です。

実は梨の糖度はこのお尻の部分が一番高くなっています。左右対称でない場合、膨らんでいるほうが甘くなっています。

③表面の色と張りをチェックする

【赤梨の場合】

成熟してくると、梨の表面の色が、青みが抜けてきて茶色くなってきます。また表面のザラザラした斑点が無くなり、つるっとしてきます。このような梨は甘くて美味しいです。

【青梨の場合】

成熟してくると、青みが抜けて少しづつ黄色くなってきます。ただ黄色くなるにつれ実がやわらかくなってくるので、シャキシャキ感が好きな人は少し青めのほうがいいかもしれません。

見た目よりずっしりとして張りのある梨は、水分を多く含み、みずみずしくジューシーです。

④糖度表示と品種で選ぶ

近年品種改良が進み、高糖系のブランド梨が増えてきました。高糖系の梨の代表をいくつか紹介します。

【南水(なんすい)】

長野県で多く栽培されています。甘みが強くシャキシャキとして日持ちのいい梨です。

【新甘線(しんかんせん)】

鳥取県のブランド梨で酸味が少なく、濃厚な甘さが特徴です。

【甘太(かんた)】

大玉で甘みが強く、果汁がたっぷりでジューシーです。

【秋満月(あきみつき)】

千葉県で開発された新しい品種で、高糖度、酸味少な目、日持ちがいいの三拍子そろった有望品種です。

これらのブランド梨は売り場で糖度表示して自信をもって販売されています。糖度13度以上が甘くて美味しい梨の目安です。

美味しくない梨の特徴

【NG梨①】傷や打ち身がある

表面に黒ずみや、やわらかい部分の有る梨は劣化が進んでいる可能性があります。

傷んだ部分から風味が落ち、味が変化しています。

【NG梨②】表面にツヤと張りがない

収穫してから時間が経ち、水分が抜けている可能性があります。

【NG梨③】お尻の形がとがった形の梨

お尻の形が横に広がっておらず、とがった形をしている梨は美味しくありません。お尻の形は美味しい梨を選ぶうえで重要なポイントです。

以上のポイントに注意して美味しい梨をゲットしてください。

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続いては、フルーツが大好きなヨムーノライターのKanakoさんが「梨が甘くなる切り方」を紹介します。

フルーツ研究家が教える梨が劇的に甘くなる切り方

今回参考にしたのは、フジテレビ系列『所JAPAN』でフルーツ研究家・中野瑞樹さんが紹介していた切り方。

なんと中野瑞樹さんは、2009年から食生活の99%以上をフルーツだけで送っているフルーツのスペシャリストです!

【実践】フルーツ研究家・中野瑞樹さんが教える梨の切り方

特別なものは必要なく、包丁とまな板があれば実践できる方法のため、誰でも簡単に挑戦できます。

それでは早速切っていきましょう!

切り方①梨をカットする

梨を横向きにし、半分にカットします。いつもは梨を縦に切っているので、いきなり切る方向が違ってびっくり!

そのままさらに1/4に切ります。

切り方②芯とその近くをくり抜く

芯に近い部分を丁寧にくり抜きます。

実はこの芯の周りに酸っぱさやエグみがあるそう。そのため、きちんと取り除くことでより甘い梨を楽しめるそうですよ。

いつもと切る方向が違ったため、芯に近い部分をくり抜きやすかったです!

普段は芯の周りのかたい部分がうまくくり抜けず、残ってしまうことがありますが、この方法は綺麗にできました。

切り方③皮を剥いて一口大にカットする

できるだけ皮を薄く剥き、食べやすいサイズにカット。

梨の1番甘い部分は実と皮の部分なので、皮をなるべく薄く剥くことでより甘さを楽しめるとのこと。

しかし、元々皮剥きが苦手な筆者は、いつもとは異なる形にカットされた状態の梨を剥くのに一苦労。

慣れるまでは、うっかり手を切らないように慌てずにやるようにしてくださいね。

【比較】フルーツのスペシャリストの切り方 vs 普段の切り方

せっかくなので、今回紹介した切り方と、普段やっているくし切りで、その味わいを比較してみました。

なるべく個体差が出ないように、今回は2個パックのもので検証してみます。

まずは今回紹介した切り方から。

食べた瞬間に甘さが感じられ、確かにいつもよりも甘い梨になっています。風味もしっかりと感じられ、梨としては120点の味わい。

しかし、甘くなる切り方で切ったものと事前に知った上で食べているため、勝手に甘いと勘違いしているだけという可能性もあります。

そこで母にも食べてもらうことに。一口食べた瞬間に「甘いね」と言っていました。やはり、今回実践してみた切り方はより梨を甘く楽しめるようです。

切り方を変えただけでこれほど甘みを感じられるようになるのは驚き。

皮剥きには少し苦戦しましたが、慣れればそれほど難しいわけではないので、毎回実践する価値ありです!

一方で、いつものように切った梨は、テレビで紹介されていたように芯に近い部分に酸味が残っていました。

この酸味があることによって、全体に味のメリハリが出て、甘みも感じられましたが、最後にエグみが口の中に残りました。

やはり梨をおいしく楽しむためには、芯の周りを綺麗に取り除くことは大切ですね。

また一部は芯が少し残っていたらしく、ゴリっとするところも。この切り方だとどうしても芯に近い部分を完全に取り除くのが難しいようです。

選び方と切り方を変えるだけで美味しさアップ!

スーパーの売り場に並んでいた梨、今まではどれも同じように見えていましたが、実は見極めポイントがたくさんあるんですね。

美味しい梨をゲットできたら、甘くなる切り方にもぜひトライしてみてください!

※この記事は過去にヨムーノで人気だった記事を再編集したものです。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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