「半額にしないなら全キャンセルw」同級生が100人分の弁当をドタキャン脅迫!→常連さん「私に任せて」その結果…【総集編】
- 2025年09月07日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーを上半期総集編としてお届けします。
予約をドタキャン?いや、そもそも入ってないけど…
僕は地元で居酒屋を経営しています。繁華街から少し離れた場所で、地元のお客さんに愛されながらこぢんまり営業中。
ある日、夕方の仕込み中に、突然電話が鳴りました。
「今日の夜の50人の予約、キャンセルにして。悪いな!」
名乗りもせず一方的な内容に戸惑いながら、驚いて予約帳を確認しました。けれど、そんな予約はどこにも見当たりません。そもそも、うちの店は最大30席。50人なんて物理的に入りきらないし、そんな予約を受けるはずもありません。
「うちにそんな予約は入ってないけど?」
そう伝えると、電話の相手は一瞬黙り込み、「マジかよ……」とだけ言って電話を切りました。
その直後、気になってSNSをチェックしてみると、ある投稿が目に飛び込んできました。
「居酒屋ぶっ潰し成功w」「ドタキャン50人で焦ってる姿、見たかったわー」
見覚えのある名前とアイコン。そこには、高校時代に同じクラスだった“あいつ”の姿が。
……まさか、さっきの電話の声は――。
だが、その“予約”は、実は――
翌日、再び電話がかかってきました。今度は明らかに声が弱々しく、すがるような様子でした。
「なあ、ちょっと相談があるんだけど……どうしよう……予約入れてたの、別の店だったみたいで……」
間違いない、やっぱり昨日の電話は、あの同級生だった。
聞けば、うちと似た名前の駅の反対側にある高級割烹に、本当に50人分の予約をしていたとのこと。そこは完全予約制で、料理は1人1万円超のコース。しかも、無断キャンセルには非常に厳しく、事前に説明されたキャンセル規定に基づき、実費分のキャンセル料を請求されたそうです。
「あのあと、軽くキャンセルの電話を入れたんだけど……今朝、店から『キャンセル料は50万円です』って電話がきて……払わなきゃ訴えるって……」
そして信じられないことに、こう続けてきました。
「なんとかならないか?お前の店と間違えたって、あの店に説明してくれよ……店主が本気で怖くてさ……」
でも僕は冷静に、こう返しました。 「うちに嫌がらせの電話して、SNSで笑いものにしてたよな?……それで今さら助けてくれって、都合よすぎじゃないか?」
自分でしたことは、自分に返ってくる
数日後、共通の知人から聞いた話では、あの同級生は結局、泣く泣くキャンセル料を支払ったそうです。 軽い気持ちのイタズラが、想像以上の代償となって返ってきたわけです。
その後、SNSのアカウントは削除され、姿を見かけることもなくなりました。 一時の悪ふざけが、結局、自分の首を絞めることになったんでしょう。
飲食店の予約には、仕入れや仕込み、席の準備にスタッフの段取り…… お客様に気持ちよく過ごしていただくための、たくさんの見えない努力が詰まっています。
だからこそ、軽い気持ちのキャンセルや悪意ある行為は、本当にやめてほしい。
これからも僕は、来てくれるお客様のために、誠実に、美味しい料理を届け続けていきたいと思います。
「無職の貧乏人と別れて正解w」屈辱の再会
その日、僕は姉に頼まれて、姪の桜を保育園に迎えに行っていました。
そこで出くわしたのは、かつて僕が付き合っていた恋人。その園で保育士として働いている彼女は、僕を見るなりあからさまに嫌そうな顔をして言いました。
「……え?こんなところで何してるの?真昼間にお迎え来られるなんて、相変わらず無職だったりして(笑)」
耳を疑いました。彼女の口から出たのは、僕を蔑むような言葉ばかり。「無職の貧乏人と別れて正解だったわw」とまで言われ、当時の苦い記憶が蘇りました。
僕は教師になる夢を追いかけるために会社を辞め、一時的に無職だった時期があります。彼女はそんな僕を「自分にふさわしくない」と見限り、あっという間に去っていきました。
そんな空気の中、桜が無邪気に言った言葉が救いでした。
「よくわかんないけど、今お兄ちゃんの一番の仲良しは桜だもん!先生には譲らなーい!!」
僕はその手をしっかり握り、気まずさを振り払うように駐車場へと向かいました。
駐車場で顔色を変えた元カノ
「桜、早く帰ろうか」
僕たちが向かった先には、姉が所有する真紅の高級車が停まっていました。 姉が忙しくて僕が代わりに借りたその車を見た瞬間、彼女の顔がみるみる青ざめていきました。
「あ、ちょっと。え!? なんでこんな高級車に!?び、貧乏人じゃなかったの!?」
僕がそんな車を持っているはずがない、そう思い込んでいたのでしょう。
僕は淡々と答えました。
「勘違いしてるようだけど、これは姉の車。今日は姉が仕事で忙しくて、代わりに借りてきただけだから」
すると彼女は、「な、なーんだ!やっぱり今もあのボロアパートに住んでるんでしょ?」と、再び皮肉まじりの笑みを浮かべました。
すると、その様子を見ていた園長先生が、静かに口を開きました。
「保護者の方に、こんな態度を取るなんて信じられません。昔の知り合いだからといって、保育士という立場をお忘れではありませんか?」
彼女は顔を真っ赤にして、うつむくしかありませんでした。
本当の僕の姿と、彼女のその後
あの場では何も言い返しませんでしたが──実は今、僕は念願だった教師として働いています。
無職と見下されていたあの頃から、コツコツ努力を重ねて教員免許を取り、今では毎日子どもたちに囲まれて働いています。
そして数日後、姉からこんな話を聞きました。
「あの保育園の先生、最近いろいろトラブルが多いみたい。裏表があるのが保護者にもバレて、結構問題になってるって」
僕はその話を聞いて、何も言わずにうなずきました。
人を見た目や過去の肩書きで判断し、勝手に決めつける人は、いずれ周りから見放されてしまう。
本当に大切なのは、持ち物や地位じゃなくて、どんな想いで、どんなふうに生きているか。
僕はこれからも、自分の信じた道を、胸を張って進んでいこうと思います。
納品直前の衝撃!「半額にしろ」同級生の無茶ぶり
父の代から続く弁当屋を継いで数年。手間ひまかけた仕込みと、旬の食材を活かした彩り豊かなメニューで、少しずつ評判が広がっていました。
そんな中、同級生から「会社の懇親会で使うから」と100人分の注文が。
昔のよしみもあって、僕も快く引き受け、材料を大量に仕入れ、仕込みから盛り付けまで全力で準備しました。
ところが納品直前、同級生はこう言い放ったのです。
「お前さ、100人分も頼んでやったのに割引なしって冷たくない?半額にしろよ。じゃなきゃキャンセルだから」
耳を疑いました。冗談かと思えば、背後で同僚らしき人の笑い声まで。
「同級生だから顔がきくはず」という甘えと、「どうせ断れないだろ」という高慢さが透けて見えました。
「わかった、じゃあ配達はやめるね」
怒りを押し殺し、キッパリとした口調でそう告げて電話を切りました。
残った100食は…まさかの完売大逆転
実は注文時に「当日キャンセルの場合、実費請求」と記載した発注書にサインをもらっていました。
そのため、こちらとしては材料費と人件費は請求できる条件がそろっていたのです。 僕はすぐに請求書を作成し、相手の会社へ送付しました。
問題は、目の前に並ぶ100食の弁当です。 どうしたものかと考えていると、常連さんがふらりと来店し、「あら、新作? 美味しそうね」と興味津々。事情を話すと、「それなら私が何とかするわ」と頼もしい言葉が。
この常連さん、実は町内会長。すぐに友人知人へ連絡してくれ、あっという間に口コミが広がりました。
昼過ぎにはお客さんが次々と来店し、100食は全て完売。むしろ新規客まで増え、この日だけで通常以上の売上に。
「こんな時こそ助け合いよ」と笑顔で帰っていく町内会長さんの背中を見送りながら、胸が熱くなりました。
軽率な裏切りが招いた明暗
一方その頃、同級生は代わりの弁当を求めて右往左往。
100食を即日対応できる店は見つからず、最終的にスーパーやコンビニで寄せ集めたそうです。
そのせいで懇親会は大幅に押し、「弁当の手配もまともにできないのか」と参加者から非難の声。社内評価は急降下し、部下からの不満も爆発したと聞きました。
友情は完全に終わりましたが、代わりに地域の温かさとお客様の信頼を再確認できた出来事でもあります。
この件をきっかけに、町内会や地域イベントからの注文も増え、「あなたのお弁当じゃなきゃダメ」と言ってくれるお客様が確実に増えました。
安さや値引きではなく、本当にお店を大切にしてくれる人に応えるため――。
これからも誠実に、美味しいお弁当を作り続けていきます。
※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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