ボーナス前日、「お前は今日でクビ!」上司から非道な仕打ち(泣)→退社後、上司が顔面蒼白となったワケは?

  • 2025年05月19日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。
実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

中小企業のシステム部門で働いていた僕は、毎日コツコツとエラー修正に取り組んでいました。派手さはなくても、大切な仕事だと思ってやってきたつもりです。

でもある日、ボーナス支給の前日に、上司からあまりにも理不尽な言葉を投げつけられたのです――。

「中卒にボーナスはムダw」…ボーナス前日のクビ宣告

その日も変わらず、僕は地味なデバッグ作業に取り組んでいました。誰かが気づかないようなエラーも、目を凝らして丁寧に見つけていくのが僕のやり方です。

そんな中、突然、上司が近づいてきて言いました。

「お前、今日でクビな。中卒にボーナスとかムダだろw」

冗談かと思いましたが、笑いながら本気でそう告げられ、給料明細を無造作に渡されました。

「え、クビって今言った?」「マジで?ボーナス前に?ひどい……」

同僚たちもざわついていましたが、僕はそれに何も言わず、「わかりました」とだけ答えて席を立ちました。

実は、前々から上司の高圧的な言動には悩んでいて、転職活動を進めていたのです。この言葉をきっかけに、退職を決断しました。

転職先で評価され、初めて知った自分の“強み”

数週間後、無事に転職先が決まり、新しい会社での勤務が始まりました。

初日から、あるプロジェクトでトラブルが発生。原因がわからず、現場は少しピリついていました。

「この辺の仕様、もしかすると旧式のプロトコルが干渉してるかもしれません」

僕がそう伝えて調べてみると、それがまさに原因でした。

「すごい……」「まさか初日でこんな指摘が出来るなんて!」

驚かれる中、僕は戸惑いつつも嬉しさを感じていました。

実は前職でも、趣味で業務支援ツールを作ったり、エラー解析の工夫を重ねたりしていて――。
ホワイトハッカーなんて大げさだけど、自分なりに培ってきた“引き出し”があったんです。

それが今、誰かの役に立てたことで、初めて少しだけ自信が持てました。

僕がいなくなって気づいた“本当の価値”

その後、元同僚から連絡がありました。

「お前が辞めてから、エラーが急増してさ……現場が回らないんだよ」

僕のやっていた地味な作業が、実は大きな支えになっていたようです。

焦った上司は僕の居場所を探し出し、ある日、職場に現れて言いました。

「すまなかった。戻ってきてくれないか……給料は見直すから」

でも僕は、丁重にお断りしました。

今の職場には、学歴や経歴ではなく“人”を見てくれる仲間がいます。
見下されることもなく、できることを尊重してくれる環境です。
だから僕は、前だけを見て、これからも自分の仕事に誇りを持って進んでいきます。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

この記事を書いた人
実話をもとにした、恋愛漫画やスカッとストーリーをお届けします。
ヨムーノ【ときめき分室】

※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

こちらもどうぞ

人気記事ランキング 24時間PV集計
漫画

特集記事

連載記事

こちらもどうぞ