40度の高熱で休暇申請→パワハラ上司に「出社しないとクビ!」と言われ…激怒した妻が容赦ない反撃!

  • 2025年04月23日公開

こんにちは、ヨムーノ編集部【ときめき分室】です。

実話をもとにした、スカッとストーリーをお届けします。

飲食チェーンの本社で働く僕は、ある日、40度の高熱に襲われ、体を起こすこともつらくなりました。欠勤の連絡を入れようと、上司に電話をかけたのですが――返ってきたのは予想外の言葉。

「出社しないとクビだ!」

その会話を隣で聞いていた妻は、上司のあまりに横暴な態度に激怒。事態は思わぬ方向へ展開していきました。

40度の高熱。上司に欠勤を申し出ると……

高熱にうなされながら電話をかけ、事情を説明した僕に、上司はこう言いました。

「病院には行けるのか? なら、少しだけでも顔を出してくれ。心配なんだ」

休ませてくれと伝えた直後だったので、耳を疑いました。

「もちろん無理にとは言わないよ。ただ、先月も休んでただろ? 公平性って大事だよな?」

その言い方は、まるで僕が仮病を使っているかのよう。何も言い返せず黙っていると――

「出社しないなら、クビだからな」

完全に脅しのような言葉を突きつけられました。

上司のパワハラ発言に妻が激怒!実は僕の妻は……

すると突然、隣にいた妻が電話に割って入りました。

「いま、自分が何を言っているのか、理解していますか?」

その瞬間、電話口の向こうがざわつきました。

「えっ……その声は……? なぜ君がそばに……」

実は妻は同じ会社に勤めており、別部署の幹部職。そして社長の娘という立場でもありました。僕たちはつい最近入籍したばかりで、まだ社内には公表していなかったのです。

「私も40度の熱がありますので、出社します。公平性って大事なんですよね?」

その一言に、上司の態度は一変。

「いやいや、それは……来なくていい!」

「では、夫にだけ強要するのは筋が通りませんよね?」

妻の毅然とした指摘に、上司は完全に沈黙しました。

パワハラ上司と決別!新たな夢へ

数日後、体調が回復して出社した僕に、上司は一応の謝罪を口にしました。ですが、僕が休んでいる間に進められていた重要な案件が、何の相談もなく大幅に変更されていたことが発覚。

納得がいかず、妻にも同席してもらい話し合いの場を設けましたが、上司は「もう決まったことだ」と話をはぐらかすばかり。

その夜、妻と話し合った末に出した結論は――退職。

そして、以前から夢だった「自分たちのレストランを持つこと」に踏み出す決意をしました。二人で一から始める、小さな飲食店です。

あの理不尽な一言が、結果的に僕たちの人生を動かすきっかけとなったのです。

その後、妻は社長でもある父親に今回の件を報告。上司のパワハラ気質は社内でも問題視され、正式に処分が検討されたと聞いています。

理不尽に振るわれた力は、いつか自分に返ってくる──。
今、僕たちのレストランは「誰にとっても心地よい場所」であることを目指して、日々営業を続けています。

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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※取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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