「投資やるなら、コレ絶対やめて!」【初心者の落とし穴】NG行動5選【FP監修】

  • 2025年06月18日公開

年24万円も浪費!?「コンビニに3日行かない」だけでお金が勝手に貯まる「意外と簡単!習慣」

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

近ごろ、「投資」というワードをよく耳にしませんか? 

仲良しのパート仲間やママ友が「私、最近、“積立投資”を始めたんだ~」と言うのを聞くとドキッとしますよね。「私も、なんか、投資しなくちゃ!」と焦ったり。

でも、周りの雰囲気に流されて、投資に飛びつくのはNG。大切なお金を、うっかり失うことにもなりかねません。投資初心者さんが、やりがちなNGを5つご紹介します。これ、絶対、やっちゃダメですからね。

【NG①】「生活防衛費」が貯まっていないのに投資に手を出す

生活するには、住居費、水道光熱費、通信費、食費、日用品費……などのお金が必要です。1カ月間、生活するのにかかるお金=月生活費×6か月分のことを、一般的に「生活防衛費」と言います。

投資を始めるのは、生活防衛費を預貯金で貯めてからです。生活に必要なお金を投資に回すと、暴落したときに困ります。そうならないために、生活防衛費が貯まる前に投資に手を出すのはNGです。

【NG②】必要になる時期が決まっているお金を投資で備える

たとえば、子どもの大学進学資金のような必要になる時期が決まっているお金を投資だけで備えるのは、リスキーです(投資と預貯金や学資保険などの組み合わせで備えるのはOK)。

投資には値動きがあります。大学の入学金の納入期限は確定していて、しかも合格がわかってから、1~2週間程度の猶予しかありません。

もし、そのタイミングで株価が下がっていたら? 株を売ったお金では入学金に足りなかったら? 入学金は、決まった金額を期限までに現金で払うものです。株価が戻るまで待ってはくれません。

大学進学資金に限らず、必要になる時期が確定しているお金を、投資だけで備えるのはNGです。

【NG③】いきなりまとまったお金を投資する

「積立投資」という投資の仕方があります。これは、毎月決まった金額で、「投資信託」という金融商品を買う投資の仕方です。預貯金の「積立定期預金」に近いイメージです。投資初心者さんが、トライするなら、まずはこの「積立投資」から。 積立投資でも、もちろん値下がりしますが、少額ずつ投資しているので、ダメージも小さめ。

いきなりまとまったお金を投資すると、それが値下がりしたときのダメージが大きいので、投資に慣れていない人にはNGです。

【NG④】値動きをちょこちょこチェックする

投資に値動きはつきものです。株式は時々刻々、リアルタイムで株価が動きます。また「投資信託」という商品の値段(基準価額)は、1日1回発表されますが、これも毎日、値動きしています。

値動きをちょこちょこチェックして、「上がった」「下がった」とハラハラするのはメンタル的によくないのでNGです。

【NG⑤】“狼狽(ろうばい)売り”する

持っている投資商品や相場全体が急落したときに、パニック状態となり、慌てて売ることを「狼狽(ろうばい)売り」と言います。

昨年8月5日、日経平均株価が急落して世間を騒がせました。こういうときに、投資初心者さんは、慌てて売りがちですが、しばらく待てば株価は戻ることが多いです。リーマンショックの場合でも5年で戻りました。

慌てて売らずに、待てるようにするためにも、投資を始める前に生活防衛費を準備することが大事なのです。

※投資に元本保証はありません。損失のリスクを考えて自己責任のうえで行なってください。

【この記事の監修者:ファイナンシャルプランナー・大久保美伽さん】

大久保美伽さん
元銀行員、大手外資系金融機関勤務歴15年。退職後、2021年マネレボ株式会社設立。真に中立な立場で資産運用と保険、家計の見直しをおこない、お金と時間から自由になり自分らしく生きる女性を増やすべくファイナンシャルプランナーとして独立。多くのお客様の資産運用やライフプランニングの悩みを解決すべく尽力している。老後に3000万円差がつく投資講座主宰。
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ヨムーノ 編集部

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