【直接取材】井原市の自然を満喫!家族連れにオススメな観光スポットをインタビュー

  • 2025年08月14日公開

え、無料でいいの!?【岡山】「ワクワクとまら〜ん!」「思わず没入…」この夏絶対行きたい“激アツ”スポット!家族で1日超満喫!

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

井原市は岡山県の西南部に位置し、豊かな自然を満喫したり芸術・文化を楽しめる観光スポットが数多くあるまちです。美しい星空を楽しめる地域もあり、井原市ならではの魅力を満喫できます。

この記事では、インタビューをもとに井原市の特徴や家族連れにオススメな観光スポットを紹介します。

井原市の家族連れにオススメな観光スポットを紹介

井原市は岡山県の西南部に位置する自然豊かなまちです。四季折々の景色を楽しんだり星空を眺めたりして自然を満喫できる観光スポットが数多くあります。

さらに、芸術や文化に触れられるスポットもあり、さまざまな楽しみ方ができます。親子で楽しめる観光スポットも多く、家族旅行にもぴったりです。

今回は井原市観光協会事務局の草地さんに直接インタビュー!井原市の特徴や家族連れにオススメな観光スポットを伺いました。井原市へのお出かけを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

井原市の特徴

編集部

まずは井原市の特徴を教えてください。

草地さん

井原市は岡山県の西南部に位置し、広島県と隣接している豊かな自然に囲まれた田園都市です!古くからモノ作りが盛んで、海外の有名ブランドでも使用されている高品質な「デニム」をはじめ、「ぶどう」、「明治ごんぼう(ごぼう)」、「豚肉加工品」などの農畜産物が主な特産品となっています。

草地さん

また、本市の北東に位置する「美星町」はその名のとおり美しい星空が満喫できるまちです。2021年11月には、星空版の世界遺産とも呼ばれる「星空保護区®(コミュニティ部門)」にアジアで初めて認定されました。

草地さん

さらに、那須与一や北条早雲など歴史的に名高い武将や雪舟のゆかりの地として、多くの史跡などがあります。木彫界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の作品を収蔵・展示した平櫛田中美術館があり、身近に芸術・文化に親しむことができる環境があります。

井原市の家族連れにオススメな観光スポット

井原市には自然を満喫したり文化に触れたりして井原市の魅力を感じられる観光スポットが盛りだくさんです。続いて、井原市の家族連れにオススメな観光スポットを伺いました!

美星天文台

編集部

井原市の家族連れにオススメな観光スポットを教えてください。

草地さん

美星町の高台にある「美星天文台」がオススメです!口径101cmの望遠鏡を持つ国内有数の公開天文台です。

専門スタッフの丁寧な説明を聞きながら、だれでも気軽に月や惑星、季節の天体をご覧いただけます。また、昼間や悪天候時には、立体映像システム(4D2U)による3D映像を用いた最新の宇宙の紹介をお楽しみいただけます。

美星町では1989年に夜間の人工的な光を抑制するための「光害防止条例」を全国で初めて制定し、夜10時以降の消灯を促すなどの取り組みを続けてきました。しかし、条例制定から30年が過ぎ、防犯灯の上空への光漏れなどの問題が指摘されていました。

そこで、町内全740カ所の防犯灯と野外照明を光が上空に漏れないタイプへ交換したり、自動販売機の夜間の消灯を促したりなどの取り組みで美しい星空を守っています。このような活動が認められ「星空保護区®(コミュニティ部門)」のアジア初認定へ繋がったのです。世界的にも認められた美星町の美しい星空を楽しんでみてください。

また、美星町には「星尾降神伝説」が伝わっています。鎌倉時代に流れ星が空中で3つに割れて落ち、人々はこれを神様の使いと信じて落ちた場所に祠を建てて祀ったという伝説です。その3つの地にあるのが「高星神社」「星尾神社」「明神社」です。ぜひ天文台とあわせて訪れてみてください。

概要
施設名美星天文台
住所〒714-1411 岡山県井原市美星町大倉1723-70
電話番号0866-87-4222
アクセス【車】山陽自動車道「笠岡IC」から約40分
営業時間【火・水曜日】9:30~16:00
【金・土・日・月曜日】昼間:13:45~16:00/夜間:18:00~22:00
定休日毎週木曜日
祝日の翌日
年末年始(12/29~1/3)
料金【昼間・夜間】小学生以上:300円
公式サイトhttps://www.bao.city.ibara.okayama.jp/

平櫛田中美術館

編集部

美しい星空を存分に楽しめるのですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットはあるでしょうか?

草地さん

令和5年4月にリニューアルオープンした「平櫛田中美術館」もオススメです!この美術館では、井原市出身の近代彫刻界の巨匠・平櫛田中(ひらくしでんちゅう)の107歳までの生涯をたどる珠玉の作品を一堂に展示しています。

令和6年2月から展示している22年の歳月をかけ完成させた高さ2mを超える代表作「鏡獅子」も必見です。国立劇場の建て替えに伴い、20年ぶりに故郷・井原市へ里帰りしています。この展示は令和6年2月から約5年半展示する予定です。

また、黒松や桜、もみじ、サツキなど、さまざまな樹木と草花を四季を通して楽しめる「田中苑」も魅力です。とくに、春は桜が見物で、代表的なソメイヨシノやシダレザクラが長い間楽しめます。

桜の後はツツジやサツキへと移り変わり、初夏の新緑、秋には紅葉へと四季折々の変化を見せてくれます。なかでも「楷(かい)」の木は、儒学の祖、孔子の御霊がまつられた中国の孔子廟に植樹したことから学問の木といわれる木です。秋には鮮やかに紅葉するため、ぜひ訪れてみてください。

概要
施設名平櫛田中美術館
住所〒715-0019 岡山県井原市井原町315
電話番号0866-62-8787
アクセス【車】山陽自動車道「笠岡IC」から約20分
営業時間9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日毎週月曜日(祝休日の場合は開館、翌日が振替休日)
年末年始(12/28~1/4)
展示替期間
料金一般:500円
高校生以下、市内在住の65歳以上の方:無料
公式サイトhttps://www.city.ibara.okayama.jp/site/denchu-museum/

井原堤

編集部

平櫛田中の作品と四季折々の自然を楽しめるスポットなのですね!ほかにも芸術や自然を楽しめる家族連れにオススメな観光スポットがあれば教えてください。

草地さん

市内を流れる小田川沿いにある「井原堤」もオススメです!約2,000m、およそ800本におよぶ桜並木が続き、花びらが舞うトンネルをゆっくりと歩きながら穏やかな川のせせらぎと桜の美しさに心を癒される名所です。

とくに、3月下旬から4月初旬にかけての「井原桜まつり」の開催期間中は、夜間ぼんぼりによるライトアップも楽しめます。ぼんぼりの灯が夜の川面に映り込み、人々を夜桜の幻想の世界へと誘います。

また、桜の時期に開催される「いばら桜フェスタ」もオススメです。市内各所で開催されているイベントを回遊しながら楽しむことができる分散型イベントで、各イベントをつなぐシャトルバスも運行されます。なお、イベント内容は予告なく変更する場合があるため、予めご了承ください。

概要
施設名井原堤
住所〒715-0019 岡山県井原市井原町3616
電話番号0866-62-8850
アクセス【車】山陽自動車道「笠岡IC」から約20分
公式サイトhttps://www.ibarakankou.jp/sightseeing-information/park/DB137.html

経ヶ丸グリーンパーク

編集部

桜を楽しみながらのんびりと過ごせそうですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットはあるでしょうか?

草地さん

ファミリー向けの体験型アミューズメントパークとして市内外の人たちに愛されている「経ヶ丸グリーンパーク」もオススメです!小さい子ども向けの「経ヶ丸わくわくドラゴンハウス」や家族連れで楽しめる「経ヶ丸オートキャンプ場」のほか、「ロング滑り台」や「パターゴルフ」などさまざまな施設があり、1日中楽しめます。

「わくわくドラゴンハウス」は経ヶ丸グリーンパーク内にある、3階建ての室内遊戯施設です。館内は冷暖房が完備され、すべり台やボールプール、幼児向けの遊具、絵本やDVDなどを季節や天候を問わず快適に楽しめます。

「オートキャンプ場」は森林浴やバードウォッチング、樹木探索を家族で気軽に楽しめるのが魅力です。バンガローや温水シャワー、コインランドリー、売店、炊事棟、炊事用かまど、水洗トイレなどを備えているほか、全サイトにAC電源が設置されています。レンタル品なども充実しているため、気軽に本格的なキャンプが楽しめます。

概要
施設名経ヶ丸グリーンパーク
住所〒715-0025 岡山県井原市笹賀町1682-1
電話番号0866-67-3511
アクセス【車】山陽自動車道「笠岡IC」から約40分/山陽自動車道「福山東IC」から約40分
公式サイトhttps://kyogamaru.com/

中世夢が原

編集部

家族で本格的なキャンプを楽しめるのですね!ほかにも家族連れにオススメな観光スポットがあれば教えてください。

草地さん

中世の吉備高原の様子を再現したテーマパーク「中世夢が原」もオススメです!鎌倉から室町時代にかけての吉備高原一帯に見られたむらの様子を、絵巻物や発掘資料をもとにした時代考証により再現しています。

園内は実際に当時と同じ工法で家を建てたり、当時使っていた道具や民具を作ったりして、中世の営みをそのままに再現しています。また、藍染めや竹とんぼ作りなど、この場所ならではの体験を楽しめるのも魅力です。

また、備中地方を代表する民俗芸能として全国的にもその名を知られている『備中神楽』に関する展示を行っている「美星吉備高原神楽民俗伝承館」も必見です。備中神楽をできるだけ本来の姿に近い形で後世に伝えていくため、平成2年7月に中世夢が原の入口に整備されました。

館内では昭和初期の神楽面や陣羽織などの衣装をはじめ、本格的な神殿(こうどの)を展示しています。備中地方の熟練した太夫で組織された「備中神楽五十鈴会」や次代を担う若手太夫による「民俗文化財備中神楽伝承研究会」の活動拠点として使われています。

概要
施設名中世夢が原
住所〒714-1406 岡山県井原市美星町三山5007
電話番号0866-87-3914
アクセス【車】山陽自動車道「笠岡IC」から約50分/山陽自動車道「福山東IC」から約40分
営業時間9:30~16:00
定休日毎週木曜日
祝日の翌日
年末年始(12/29~1/3)
料金【通常料金(3~11月)】一般(中学生以上):500円/子ども(小学生):300円
【冬季料金(12〜2月)】一般(中学生以上):300円/子ども(小学生):300円
公式サイトhttps://www.ibara.ne.jp/~ts-yume/

井原市で自然を満喫しよう!

本記事のまとめ

・井原市は豊かな自然に囲まれ、歴史や文化にも触れられるまち
・美しい星空を保護する取り組みを行っており、美星町は「星空保護区®(コミュニティ部門)」にも選ばれている
・星空を眺めたりキャンプをしたりして自然を満喫できる観光スポットが数多くある
・地元ゆかりの芸術家の作品や地域の伝統文化を楽しめる観光スポットもある

井原市は豊かな自然に囲まれ、四季折々の景色を楽しめるまちです。歴史や文化に関する観光スポットも数多くあり、さまざまなかたちで地域の魅力を感じられます。星空版の世界遺産とも呼ばれる「星空保護区®(コミュニティ部門)」に登録されている星空を楽しめるスポットもあり、井原市ならではの自然の魅力を満喫できるのも魅力です。

また、芸術や民俗芸能などに触れられる観光スポットもあり、親子で地域の文化に親しむ旅行を楽しめます。自然や文化などに触れる旅行を家族で楽しみたい方は、ぜひ井原市を訪れてみてください。

※本記事の情報は記事公開当時のものです。営業時間・料金等は変更される可能性があるので、お出かけの際は必ず最新の情報をご確認ください

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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