【漫画】「今日のご飯、任せたぞー!」宿泊先からまさかの“狩り命令”⇒3時間後、帰宅した私を待っていたのは…絶句の展開!

  • 2025年06月28日公開

【英語クイズ】“The Big Apple”の日本語訳は?「え、大きなりんごじゃないの…?」ブーーッ!→正解は…?

こんにちは、ヨムーノライターの佐々木舞です。 実は私、過去にひとりで2年かけて世界一周をした経験があります。

ふと思いつきで世界に飛び立ったものの、英語力ゼロ、旅スキルゼロ、海外旅行経験はハワイと韓国くらい(しかもツアー)だったので、それはもう苦労の連続でした。

さらに持ち前の間の悪さと運の悪さまで加わり、野宿、刃物を持った大乱闘、事故、スリ、強盗、病気、怪我などなど考えられる旅のトラブルはほぼコンプリート。

そして、ついたあだ名は「トラブルトラベラー」。

そんな中、特に珍しいトラブルにあった話にお付き合いください。

優雅な毎日が一変!エチオピアで人生初の「洪水」に遭う

ここはエチオピアの小さな街アワサ。

旅の途中、教えてもらったエステがきっかけで、泥にまみれたバックパッカー生活はしばしお休み。気づけば毎日のようにエステをハシゴする、まるでブルジョアのような旅を楽しんでいました。

※そのきっかけとなったエステとの出会いについては、前回の記事をご覧ください。

【前回のお話】「エステあるよ」に釣られて行ったアフリカ奥地→ヤギと猿の先で見た“衝撃の光景”に絶句...!

この日も高級ホテルのカフェで200円もするコーヒー(普通は20円〜50円)を嗜みながら優雅な時間を過ごす、私。

まさか、この直後、天と地がひっくり返るなんて知るよしもなく……。

突然の豪雨に荷物の危機!

「明日はどのエステに行こうかな〜」なんてムフムフ考えていたら、突然の雨。

雨足はどんどん強くなり、あっという間に前が見えないほどの豪雨に。経験したことがない雨の勢いに恐怖を覚えたほどです。

ふと、泊まっている宿にバッグを、しかも床に置いていることを思い出しました。

私の部屋は1階。中には、洋服や靴などの生活用品に加え、世界各国で買った雑貨、葉書や切手、もらったお手紙などほぼ全ての荷物が入っています。

水没したら死活問題!荷物が心配でいてもたってもいられず、豪雨のなか、びしょ濡れで宿に走ります。

結果……雨が1階の床上まで浸水し、荷物は水没!充電のため電子機器類をテーブルの上に置いていたのは不幸中の幸いでした。

しかし、不幸はここで終わらず……。

洪水により全てのライフラインがストップ!

▲信じられないかもしれませんが、ここは畑だった場所。とにかく街全体が水浸しです。

その後豪雨は洪水となり、まかさの街全体のライフラインが全て止まる事態に!地元の方いわく「こんなこと滅多にない」とのこと。

……旅の神様、もういい加減にしてもらっていいですか?

そこからは宿のスタッフも宿泊客も関係なく、みんなで協力して宿内の水汲みだし作業。宿にはスタッフとお客さん、合わせて25人ほどいました。

▲ガスが使えないので青空クッキング

さらにキッチンも使えないので、食事は外でBBQです。

生まれて初めての電気もガスも水道も使えない環境に苦労はしたものの、助け合ううちに仲間意識が生まれて、なんだかちょっと楽しかったり。

狩りを命ぜられた私。みんなのごはんの運命は!?

そうこうしていると、宿のスタッフから「食料調達」を命じられ、釣りに行くことに(私、お客なのに……笑)。

釣竿を持って宿を出る時にみんなから「今日の晩御飯は頼んだぞー!」と盛大に見送られ、なんだか一家の大黒柱になった気分です。

その辺の棒に糸と針をつけただけの釣竿と、それを握る"釣り初心者"の私。気合いだけは十分、全員のお腹を満たすつもりで川へと向かいます。

……しかし、やる気とは裏腹に3時間粘って1匹も釣れず(当たり前)!!

諦めてトボトボ宿に帰ると、お腹を空かせた宿のスタッフや宿泊客が目をキラキラさせて私に駆け寄ってきます。

みんな「舞!何匹釣れたの!?わくわく」

私「ごめん、ゼロだよ」

客の誰か「魚、楽しみにしていたのに……」

誰かがそう発した瞬間に、蜘蛛の子を散らしたように私の周りから一瞬でみんながいなくなった。

……ちょっと!外国人(笑)!

さすがだぜ。どこまでも素直で正直なリアクション!

日本人なら「いや、でもありがとう」とか「私たちそんなにお腹減ってないから気にしないで」とか、嘘でも言ってくれるトコ!

というか、よく考えたら私もただの客なんですけど!1人で背負う負担でかくない!?

その日は宿周辺になっている野性のマンゴーで空腹を誤魔化しました。うぅ……みんなの視線が痛い。

【おまけ】極限になると人はアホになる?

水道が止まっていてお風呂に入れないので、豪雨を浴びたり、宿の復旧作業を手伝ったりで体も服も泥だらけのままなのが本当に辛かった。

なんとかならないかと考えていたところふと思い浮かんだのが、エステです。

エステなら施術後にシャワーを浴びる仕組みだから「この泥まみれの体を綺麗にできる!なんで思いつかなかったんだ!」と急いで同じ街内にあるエステに向かいました。

そう、私は本当に疲れていたんです。

そして、あろうことか、頑張った自分へのご褒美にオイルマッサージをチョイス。

当然エステのシャワーもこの洪水で止まっていて使えず、オイルでぬるぬる状態で帰宅することになりました。悪化しとるやないかい!

なんで気が付かなかった!私のアホ!

そこからしばらくは、飛んできた葉っぱ、枝、砂、時には鳥の羽や犬の毛が体に張りつきまくって本当に地獄でした。

え?「エステの人はメニュー選びの時に教えてくれなかったのか」って?ここはアフリカですよ。自分の身は自分で守るしかないんです。

自然災害は怖い

これまでの旅でありとあらゆるトラブルに遭いましたが、天災はこれが最初で最後……いや、火山噴火があったか……。また一つ、旅人として強くなりました。もう二度とごめんだけどね!!

イラスト:きびのあやとら

この記事を書いた人
週3回以上100均を巡るwebライター
佐々木舞

週3回以上100均で宝探しをしています。「お得に、だけど我慢しない豊かで快適な暮らし」をモットーに工夫しながら毎日を過ごす元TVリポーターのwebライター。趣味はグルメと海外旅行、特技はコスパ最高アイテムを見つけるコト!そんな私が見つけた素敵なモノをご紹介します♪

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