東京から日帰りOK!大人限定「湯河原惣湯」で癒しの温泉と読書時間を満喫〜!

  • 2025年06月16日公開

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こんにちは。温泉が大好きなヨムーノライターのやまだかほるです。

日常を離れ、自然を感じる空間で静かにお湯につかり、何も考えない時間を過ごすことは至福の喜びですよね。

今回の目的地は、東京から日帰りで行ける「湯河原惣湯」。日帰り温泉ツアーを楽しんできました。

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大人の日帰り温泉施設「湯河原惣湯」

このおしゃれな施設は一体何?神奈川県足柄下郡湯河原町に、いつの間にこんなものが出来てたの?

ウェブサイトの最初の文字が「森、湯、食、本」。1日だけのお休みに求めるものが、全部入っているではないか。

湯河原は、一度伺った時にそのお湯のやわらかさに感動した場所。そしてここは利用人数に制限があるようなので、人の多さに辟易とすることもないようです。

そして中学生以上限定!?今回の目的を考えるとここに行くしかないだろう、とすぐに予約を入れました。

いざ、温泉へ!

新宿から、小田急のはこね23号に乗って1時間と少しで小田原。そこからJR東海道本線に乗り、17分で湯河原へ。

木造のかっこいい駅舎は、隈研吾さんの建築です。

ここから10分程度バスに乗ると、湯河原惣湯へ到着します。

「Books and Retreat」ですって。本と自分を見つめ直したりする時間ですよ。しびれますねー。

いざ、温泉へ!

ちょっとしたハイキングも

と思って歩き始めると、え?これで合ってる?大丈夫?すぐに建物に入るつもりだったけど。

滝とかあるし

せせらぎとかあるし。鳥鳴いてるし。

ハイキング?トレッキング?と若干焦りながら、森の中の通路を登ります。途中には、小さな神社まであるではないか(お参りさせていただきました)。

少し緊張していた気持ちがのんびりし始めて、いつの間にかすっかり遠足&観光気分になっています。

温泉施設に到着!

そして辿り着いた温泉設備のある建物。受付を済ませると、館内着とタオルを受け取ってロッカールームへ。

誰もいらっしゃらなかったので、写真を撮らせていただきました。すっとした室内空間。

洗面台も高級ホテルのよう。

髪や身体を洗いたい場合は、こちらのシャワールームを使うようです。

空間デザインが隅から隅まで洗練されていて、そして清潔。

荷物をロッカーに入れて館内着に着替えたら、タオルとスマホと持ってきた本を館内着が入っていたバッグに入れて、いざ!(何回め?笑)

食事をとるエリアを通って温泉へ向かうのですが、受付で教えてもらった通り、貸切風呂の予約をすることにします。

食事エリアを外から見たところです。

渡り廊下を通ってお湯場へ行きます。

至福の露天風呂

画像提供:湯河原惣湯

温泉内は当然撮影禁止なので、お写真をお借りしました。最高でしょう?あの日の幸せな気持ちを思い出してしまう。

お湯に浸かり上を見上げると、空が見えるのですよ。外は森の一部で、本当に近くまで鳥がやってきます。

湯船はゆるく繋がっていて、一番手前から外に行くごとに少しずつ温度が下がり、好きな温度のお湯を選んで浸かれるようになっています。

聞こえるのは、お湯の水音、木の揺れる音、鳥の声。

やわらかなお湯に浸かっていると、身体はもちろん、頭の真ん中で固まっていた何かが自然にほどけていくのを感じます。

ぬるめのお湯でしばし放心状態。十分に気が済んだら、のぼせる前に一旦上がることにしましょう。身体や髪を洗うミッションがない、というのはいいもんですね。

つるりと服を脱ぎ、かけ湯をしてお湯につかり、タオルでささっと身体を拭いてまたつるりと服を着て移動する気楽さよ。

さて、お次は楽しみにしていたライブラリーに行ってみることにしましょう。

本!本!本!

うおぉぉぉ(心の中の雄叫び)。本好きにはたまらない空間です。

圧巻。さまざまなジャンルの本がたくさん並んでいます。ドキドキが止まりません。

どんな人でも、惹かれるものを見つけることができるのではないか?と思える多岐にわたるセレクション。

階下の食事エリアでは、無料の飲み物がいただけます。コーヒーを手に、あれも気になる、これも読んでみたいと、本を見て回るのも愉しすぎる時間。

誰かがセレクトなさった本棚というのは、おもしろいものですねぇ。

私は、沢村貞子さんの「私の浅草」をチョイス。隅のソファに落ち着き、予約した食事時間までゆっくり読んで過ごしました。

さぁ、ごはんだごはんだ!

あまりにお腹が空いていたので、食べることに集中しすぎ、食事の写真はこれだけしか撮ってませんでした。なんてこった。

※料理は季節によって異なります。上記料理写真はイメージとなります。画像提供:湯河原惣湯

ということで、上記はお借りした写真です。季節によってメニューは変わるそうなのですが、まさにこんな感じのたっぷりとしたお食事をいただきました。

これ全部、食事つきプランの料金に含まれているお料理。ゆっくり順を追って供されるひと皿ひと皿は、細やかで丁寧な仕事を感じ、心も満たされました。

隅から隅まで全部きれいにいただき、お腹もはち切れそうに(2膳以上はあったと思われるごはんが最高すぎて残せなかったの!!)。

そうそう、そしてビールのために、車じゃなくて電車で来たんですよ。

オーダーするとYEBISUの小瓶がやってきて思わずニンマリ。しかも1本めは料金に含まれているという、この喜び。

見えないものを取り戻す

画像提供:湯河原惣湯

そうこうしているうちに、貸切露天風呂の予約時間。少し歩いて“離れ”のような建物に向かいます。

実は貸切風呂って初めてだったのですが、プライバシーが確保された中で自然に囲まれた場所にあるお湯を独占する贅沢は、クセになりますね。たっぷりと堪能させていただきました。

ほてった身体を冷ましながら、ぶらぶら施設内を歩いていると、そこここにゆっくり座れる場所が設けられているのに気付きます。

思うままにのんびりできるよう、考えられているのだなぁ。

お湯に浸かったり、本を読んだり、おいしいものを食べたり飲んだり、たっぷりあったはずの5時間はあっという間に終了です。

伺ったのは2月だったのですが、帰りがけに小雪が降ってきて、ふんわりうれしい気持ちになりました。

自分の中の何かがリセットされて、何かがチャージされて、また明日から頑張る気持ちになれる、そんな1日。

湯河原に、こんな素敵な場所がありましたよ。

首都圏やお近くにお住まいの皆様、日常を離れて静かな時間を過ごしたい時には、ぜひ、ぜひ。


湯河原惣湯

住所: 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上704 (万葉公園内)
設備:温泉 (男女とも2か所)、 サウナ、 ダイニング、 ラウンジ、 ライブラリー
営業時間:平日・日 10:00〜18:00 (最終入館時間16:30)
金土祝 10:00〜20:00 (最終入館時間17:00)
定休日:第2火曜日 食事提供:昼食 オーダー時間 11:30〜13:30
夕食 オーダー時間 17:00〜18:30


※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。

この記事を書いた人
丁寧な暮らしを心掛ける、料理が得意なライター
やまだかほる

効率的な家事とシンプルで心地いい空間作りにこだわり、美味しいものを作り、食べさせてもらうことに情熱を注いでいます。小さなアパレルブランドを長く経営した経歴ゆえ、ファッションと洋服にもこだわりあり。昨年還暦を迎えました。どこまでも楽しく笑って生きていくのだ!

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