【ちょっと待って!】さつまいも、その置き方やめて!!"農林水産省"が警告→理由に「ギクリ」「冬は要注意!」

  • 2025年02月07日公開

農学部出身のヨムーノライター、なべたけいこです。

冬になると食べたくなる甘いものといえば、焼き芋やアップルパイなどの温かいスイーツ。中でも、ホクホクしたサツマイモは冬にピッタリの食材の一つ。

実は、サツマイモは保管や品種の選び方などを少し工夫するだけで、さらに美味しく食べられるんです!

そこで今回は、冬のサツマイモの特徴や寒い時季の家庭での保管方法、おすすめの食べ方についてご紹介します。

サツマイモの特徴

サツマイモの収穫期は9〜12月頃で、収穫直後は甘みが控えめ。収穫後に熟成させて、内部のデンプンを糖に変化させています。

冬場に流通するサツマイモは、この熟成の工程を経て出荷されているものが多いので、甘みが増しホクホクの食感を楽しめるんです!

熟成されているか見極めるポイントは、皮表面の色。紫色が濃いものは、熟成の過程がうまくいっているサインです。

サツマイモの品種について

日本国内では65種類ほどのサツマイモが栽培されており、そのうち家庭で食べられる品種としては、「べにはるか」や「ベニアズマ」、「安納芋」、「シルクスイート」などがあげられます。

「べにはるか」は、家庭で食べられるサツマイモの中でも生産量が多い品種です。甘みが強く、しっとりした食感は焼き芋にぴったり。

もし、ホクホク感の焼き芋がお好みの場合は、「ベニアズマ」を選ぶといいですよ。

「安納芋」は、水分が多くねっとりとした食感と濃厚な甘みがあります。蒸したり焼いたりして食べるのはもちろん、ペーストにしてスイーツに使うことも多い品種です。

最近、人気が高まっている「シルクスイート」は、その名の通りシルクのようななめらかな舌触りが特徴で、炊き込みご飯やお菓子に最適です。

出典:農林水産省「サツマイモの品種について教えてください。」

冬の保存方法に注意!

サツマイモは低温障害が出やすい作物の一つです。農林水産省も警告しているように、9度以下に長期間置くと腐敗する可能性があるので、特に冬場の屋外での保管は避けてください。

最適な保管の温度は、13~14度です。新聞紙などにくるみ、風通しの良い室内の冷暗所に置くと長持ちしますよ。

また、土のついたサツマイモは、水で洗わずそのまま表面を乾燥させるのがおすすめ。というのも、皮表面の水分や傷などから、カビが生えたり腐ったりすることがあるからです。

水で洗ってから保管したい場合は、しっかり乾燥させて、早めに食べるようにしましょう。

出典:農林水産省「サツマイモの貯蔵方法について教えてください。」

おすすめの食べ方と調理法

最も簡単かつ人気のある食べ方は、子どもから大人まで大好きな「焼き芋」。

家庭ではオーブンやトースターなどで、キャンプではたき火でじっくりと加熱すると、甘さを引き出せます。

アルミホイルで包んで焼くときに、ぬれた新聞紙やキッチンペーパーでくるんでからアルミホイルで巻くと、サツマイモの中の水分を失うことなく蒸し焼きにできます。

また「サツマイモご飯」は、研いだお米に角切りにしたサツマイモを加えて炊くだけで作れる簡単メニュー。その際、塩や醤油を少々加えると、サツマイモの甘みが強調されて美味しくなります。

スイーツが好きな方には、スイートポテトやパウンドケーキなどがおすすめ。砂糖を使わずに作れば、サツマイモの自然な甘さを楽しめるお菓子ができます。

調理の際は、ぜひ皮ごと使ってください。紫と黄色の鮮やかな見た目になりますし、捨てる部分がほとんどでないので、無駄なく使い切れます。

冬のサツマイモを美味しく食べよう

甘みやホクホク感が美味しいサツマイモは、冬の食卓にぴったり!熟成によって甘みが増し、食感も豊かになるので、さまざまな調理方法で楽しめます。

また、ちょっとした工夫で、より長く美味しい状態を保てます。この冬は、サツマイモを料理に取り入れて、家族や友人とほっこり温まる時間を過ごしませんか。

この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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