「おひとり様5点まで」飛ぶように売れて即完売!【神奈川の最強ご当地スーパー】“激安じゃない”のに地元民が殺到!

  • 2024年10月17日更新

こんにちは、ヨムーノ編集部です。

オーケー、ロピア、エイビイ、そうてつローゼンなど、県内に拠点を持つスーパーがひしめく激戦区、神奈川県。その中で、「激安路線ではないのに、地元民が連日殺到しているスーパーがある!」と聞きつけて向かったのが、神奈川の人気ご当地スーパー「スズキヤ」。

今回はスズキヤの魅力とおすすめ商品を、スズキヤ逗子駅前店の店長・久保稔さんとスーパーマーケット研究家・菅原佳己(すがわら よしみ)さんのお二人に伺いました!

教えてくれたのは……こちらのお二方!

今回スズキヤを案内してくれたのは、スズキヤ逗子駅前店・店長の久保稔さんとスーパーマーケット研究家の菅原佳己さん。

逗子駅前店・店長の久保稔さん。スズキヤのこだわりや商品一点一点に込められた想いを熱く語ってくださいました。

スーパーマーケット研究家・菅原佳己さん。
執筆やテレビ出演、講演活動をこなしながら、自腹で全国のご当地スーパーを行脚。埋もれた日常食の発掘とその魅力を伝えています。

今回は、毎日文化センター企画の『知ってから行けば何倍も楽しい!全国のスゴいご当地スーパー講座(講師:菅原佳己さん)』に参加してお話を伺いました!

様々な講座が学べる「毎日文化センター」

神奈川のご当地スーパー・スズキヤとは?

スズキヤは逗子、鎌倉、葉山などに11店舗を構える神奈川の老舗ご当地スーパー。 食の感度が高い地元の方々の期待に応えるように、そのラインアップは棚の隅から隅までこだわりいっぱい。他のスーパーでは滅多にお目にかかれないような商品ばかりで、店内を見て回るだけでもワクワクが止まりません。観光客がお土産を買うのにも人気のスポットです。

生鮮食品は地場のものが中心。契約農家から仕入れる野菜や旬のフルーツは、安価ではないものの本当に美味しいものを吟味しているため、どれを買っても間違いない品質。

「バーニャカウダセット」といった、おしゃれな食卓がすぐに用意できそうな提案もスズキヤ逗子駅前店ならでは。

事前予約すれば、フルーツを美しくカット・盛り付けてくれるサービスも。写真はキュートなカエルちゃん。ホームパーティーに用意すれば、子どもが喜びそう!

海が近い土地柄、海鮮は特におすすめ。小坪漁港直送でその日の朝獲れた新鮮な魚介が並びます。

専属の鰻職人が一匹一匹捌いて、丁寧に仕上げた鰻も自慢の逸品。

精肉コーナーには、様々なブランド肉がずらり!

漢方を含むオリジナル飼料で育てた「新生漢方牛」は、旨み成分が黒毛和牛の1.5倍もあるのだとか!赤身でも旨味が強く、融点が低いことから脂っこくないそう。

焼きたてパンコーナーも当然ながらスーパーのレベルを超えているので、必ず立ち寄りたいですね。

あれもこれも良いものが多すぎて、逆に何を買えば……という方に、まずはこれを押さえておくべし!というテッパンの品をピックアップして紹介します。

連日完売の大人気弁当!「鮭と彩り野菜の茶々のり弁」

まずはなんといっても、スズキヤで超人気の商品「鮭と彩り野菜の茶々のり弁」は外せません。

【お弁当・お惣菜大賞2020】のり弁当(定番商品)部門で最優秀賞を受賞した一品で、毎日80食が完売するほどの人気ぶり!おひとり様5パック限りですが、取材日はお昼過ぎには完売していました。

せっかくなので、逗子の浜辺でピクニックしていただきました。 下のご飯がまったく見えないほど、ギュッと盛られたおかずの数々が見た目にも華やかで気分が上がります。一品一品がどれも丁寧に作られていて、じっくりと噛み締めたいお弁当です。おかずの下にある海苔は、小さくカットしてあるなど、食べやすさも考慮された心遣いが嬉しいですね。

そしてある程度食べ進めたら、付属のお吸い物とお湯をかけてお茶漬けにしていただく、という楽しいアイデアが!最後のお茶漬け用に鮭を少し残しておくのをお忘れなく。

店長さんが推す!おすすめ商品5選

続いて店長さんに「これだけは絶対に食べてもらいたい!」おすすめを教えてもらいました。全てスズキヤのオリジナル商品です。

ブイヤベース

魚介と一緒に煮込めば、あっという間に絶品のブイヤベースが完成するというスープの素。 売り場にはこのスープにぴったりのエビや貝などの具材がパックになった、ブイヤベースセットも販売しています。常連さんにはお馴染みの名品で、スズキヤの常連でもある石原良純さんもこちらのブイヤベースのファンなんだとか。

〆にご飯を入れて雑炊にしたり、卵を入れて洋風茶碗蒸しにするのもおすすめです。

逗子・葉山カレー

スズキヤのオリジナル商品の多くには、「ヤッホーおじさん」と呼ばれるマークがついています。 こちらのレトルトカレーにもヤッホーおじさんを発見。

ピーナッツペーストなどでコクを引き出し、まろやかな中にもスパイシーさを感じるビーフカレーです。

その他にもキーマやハヤシ、葉山牛など様々な種類があり、お土産にも人気です。

さつまいもバター

オリジナルのジャム類も人気商品。毎年少しずつリニューアルしているそうで、特に今年の「国産さつまいもバター」はとっても美味しくできたんだそう!

食パンに塗ってからトーストすると、まるでスイートポテトを食べているような至福の味わい……。一瓶あっという間になくなりますよ。

フォアグラときのこの春巻き

無国籍料理店「食彩堂」監修の「フォアグラときのこの春巻」。おひとり様2本まで。

春巻き1本486円という金額は、庶民には衝撃の価格ですが……これもまたびっくりするほど売れているんです!一度食べてみるとその理由が分かりますよ。

フォアグラと3種のキノコの濃厚で香り豊かな味わいに春巻きのパリパリとした食感が層をなして、これまで食べてきた春巻きとは全く違う食べ物なんです。春巻きに、こんなポテンシャルがあったのか!と感動すること間違いなしの一品です。

焼き菓子

スーパーのレジ側といえば、ついで買いしたくなるお菓子などが並びますが、スズキヤの場合はこんな本格的な焼き菓子が売られていました。

さては逗子で有名なパティスリーのものでは……と伺ってみると、なんとスズキヤのパートさんが作ったものなんだとか。もちろん専門的な知識を習得した上で、専門の厨房で商品として作ったものですが、見た目といい味といいパーフェクトな焼き菓子たち。こんなの作れるって普通じゃないですよね。スズキヤのパートさんのレベルが超人すぎます……。

菅原佳己さんが絶賛!おすすめ商品3選

オリジナル商品以外にも、スズキヤには各地の美味しいものが数多く並びます。その中から、日本全国各地のスーパーを巡るスーパーマーケット研究家の菅原佳己さんおすすめの品を教えていただきました。

手作り油揚げ

▲左:久在屋の「手作り油揚げ」、右:栃木屋の「玉ねぎがんも」

スズキヤの大豆製品コーナーはかなりの充実度。中でも注目なのが、京都の久在屋の「手作り油揚げ」。職人が一枚一枚丁寧に低温でゆっくりのばして高温でカラッと揚げた油揚げで、なんと長さ28㎝もあるビッグサイズ。

甘く煮てうどんのトッピングにしたり、お味噌汁の具に入れたり、シンプルにこんがり焼いて生姜醤油でいただいたり、どう食べても本当に美味しい!もう一枚買ってくればよかった……と後悔してしまうような名品です。

また、栃木屋の豆腐やがんもどきもファンが多いそう。

ゆずたま

菅原さんが自信を持っておすすめしたい!と教えてくれたのは、高知屋の「ゆずたま」。こちらはなんと、食べるとゆずがフワッと香る生卵なんです!飼料にゆずの皮を加えることで、卵の臭みが少なく、生でも美味しい卵になっているのだとか。

ぜひとも卵かけご飯にして召し上がってみてください。醤油ではなくお塩を少々振れば、ゆずが香る新感覚のTKGがいただけますよ。

もも太郎

こちらは、新潟県民なら知らない人はいない!?新潟のご当地アイス「もも太郎(6本入り)」。

名前は「もも太郎」だけど味は「いちご味」、おまけに「りんご果汁」入りという、なんともトリッキーなアイスです。

昭和初期に新潟のお祭りの出店や駄菓子屋で親しまれていた、桃型の氷菓子がルーツにあるとのこと。

かき氷を食べているようなザクザク食感と、さっぱりした後味が特徴です。

※こちらの商品は新潟フェアを開催した際に、数量限定で販売されていたもの(現在は取り扱いを終了、再入荷の予定はありません)。

神奈川のご当地スーパー「スズキヤ」に行ってみて!

▲まだまだ名品が……!

地物の良質な生鮮食品からこだわりのオリジナル商品、全国各地の名品まで、美味しく良質なグルメがとことん詰まったスーパー「スズキヤ」。

普段は激安スーパーをハシゴするド庶民である筆者も、見たことのない美味しいグルメの連続に心躍りました。特に「フォアグラときのこの春巻き」と久在屋の「手作り油揚げ」は、その翌週にもう一度買いに行ってしまうほどの虜に……。少々お高くても買いたい、本当に本当に美味しいのです。

逗子方面にお出かけの際は、ぜひスズキヤを訪れてみてくださいね。

スズキヤ公式ページ

取材協力:毎日文化センター主催『全国のスゴいご当地スーパー講座』
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。

スーパーマーケット研究家・菅原佳己さんの新刊が発売中!

【書籍情報】
タイトル:日本ご当地おかず大全
著者:菅原佳己
発売元:辰巳出版
価格:1,650円(税込)

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この記事を書いた人
ヨムーノ 編集部

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