冬至はかぼちゃとゆず湯で健康に!
- 2021年03月22日更新
冬至と言えばかぼちゃとゆず湯が有名ですよね。でもなぜこの2つが冬至とセットで登場するのでしょうか。実はきちんとした理由があるんです。あなたは冬至について説明できますか?
「冬至」とは?
冬至とは、北半球において太陽の位置が最も低くなる日です。すなわち日照時間が最も短くなる日、言い換えれば夜が一番長くなる日でもあります。1年の内で太陽が最も高くなる夏至と日照時間を比べると、東京では約4時間40分も差があります。比べてみるとびっくりですよね。日本や中国では冬至のことを一陽来復とも言います。一陽来復は中国の易経に出てくる言葉の1つです。これは太陽の力が一番弱まるこの日を境に、衰えていた太陽の力が再び勢いを増してくるということから転じて、冬至を境に運が上昇するという意味です。昔の人は今よりも太陽の恩恵を肌で感じていたので、このように考えたのではないでしょうか。良くないことが続いている人も、この考えを元に冬至が来たら気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。そういうきっかけを与えてくれる日でもあります。
なぜかぼちゃとゆず湯?
冬至といえばかぼちゃとゆず湯と言われていますが、何故だかご存知ですか?冬至の日には「ん」のつく食べ物を食べると「運」が呼び込めると言われています。かぼちゃを漢字で書くと南瓜。なんきんと読みます。そう、かぼちゃは「ん」のつく食べ物なのです。また栄養面でもかぼちゃはビタミンやカロチンが豊富で、緑黄色野菜の少ない冬に免疫力をあげるのにぴったりなのです。では、ゆず湯の方はどうでしょう。こちらはゆずで融通(ゆうずう)がきく、冬至=湯治のように、語呂合わせが由来だという説もあります。また、ゆずは実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますように、という思いもこめられています。他にもゆずには血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防する効果もありますから、寒い冬を元気に乗り切るための先人の方々の知恵ともいえるでしょう。
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